「中途半端なファンには、かえって受け入れられない作品」スター・ウォーズ 最後のジェダイ こばようさんの映画レビュー(ネタバレ)

スター・ウォーズ 最後のジェダイ

劇場公開日 2017年12月15日
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中途半端なファンには、かえって受け入れられない作品 ネタバレ

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「こんなのはスターウォーズじゃない」という批評も見かけるが、そう批判する人は、スターウォーズの「実写映画」しか観ていない、中途半端なファンなのではないかと思う。スピンオフCGアニメシリーズ『クローンウォーズ』や『反乱者たち』を見ているファンであれば、むしろすんなり受け入れられるはずだ。

例えば、ルークがフォースを使って、自らのビジョンをカイロ・レンに見せ、レジスタンスを逃すシーン。確かにこれは今までの実写映画では描かれなかったが、『反乱者たち』シーズン1の10話『ジェダイへの道』、シーズン2の18話『忍び寄る闇』では、「生存中の」ヨーダが、遠隔地にいるジェダイ見習いエズラ・ブリッジャーに、自らのビジョンを見せ、教えを与えている。だから、ルークも同じ事が出来たとしてもおかしくはない。

「どうして訓練も受けていないレイがそんなに強いんだ」という批判もあるが、『反乱者たち』の主人公エズラや、『クローンウォーズ』のアサージ・ヴェントレスも、師匠からの教えを受けていない時点で、フォースの力を発揮している。レイのフォースの強さは特別だが、描写はそれほど特別ではない。(ライトセーバーのセンスあり過ぎだろ笑とは確かに思うが…)

このように、『最後のジェダイ』の描写は今までの実写映画になかったものが多いが、「スターウォーズ世界」の中では、そこまで特異ではない。

ここで、スターウォーズのスピンオフについて少し解説したい。今まで莫大な数のスピンオフ作品が作られたスターウォーズだが、ディズニーがスターウォーズの権利を買収した時、その莫大なスピンオフを整理し、「正史(公式設定)」と「レジェンズ」に分けた。今でこそ「正史」に含まれる書籍・コミックも増えたが、2014年当時の「正史」は実写映画ep1~6とCGアニメ『クローンウォーズ』だけだった。ディズニーはこの7作品を基礎に、新たなスターウォーズ世界を作り始めた、という事になる。こう考えると、公式設定の基礎として、『クローンウォーズ』が他の実写映画と並んで極めて重要、という事になる。

ところが、『クローンウォーズ』には、スノークなんかちっぽけに見えるようなびっくりするキャラクターが多数登場する。死者を蘇らせるナイトシスターの「魔女」、真っ二つに切り裂かれたのに復活するダースモール、ライトセーバーで切りつけられても体に傷1つ付かない「フォースの化身、ザ・ワンズ」、霊体化し不思議な世界に住むフォースの女官たち。

これが「公式設定」である事を考えると、レイアが宇宙空間から船に戻ったり、ヨーダが雷を呼び寄せたり、それくらい良いんじゃない?楽しもうよという気になってくる。だって、体真っ二つにされたダースモール復活できるんだよ?笑と。

さて、兎にも角にも私は『最後のジェダイ』、十分楽しめたのだが、スピンオフの「正史」を追うとより一層楽しめるのでおすすめしたい。

特に『クローンウォーズ』『反乱者たち』はよく出来ている。160話近くあるので、全て見るのは辛いが、"clone wars,rebels, episodes worth watching”などと検索すると、重要なエピソードだけ教えてくれるので、それだけ見れば十分だ。是非

こばよう
さん / 2018年1月13日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  笑える 楽しい 知的
  • 鑑賞方法:映画館
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