劇場公開日 2017年4月1日

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「バットマン&ファミリー」レゴバットマン ザ・ムービー 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0バットマン&ファミリー

2017年8月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

とかくシリアスでダークなイメージのバットマンにコミカルは似合わない…?
いやいや!
作品の出来は別にせよ往年のTVドラマ版バットマンは明るくポップな作風だったし、何より本作だったら大歓迎!

「LEGOムービー」に登場した俺様なバットマンを主役にしたスピンオフ。
今宵もジョーカーの野望からゴッサムを救ったバットマン。
「ありがとう、バットマン!」「愛してるわ、バットマン!」
皆に称賛されて、そのままパーティーの勢いで家へ。
広い屋敷兼ケイブにポッツ~ン…。
出迎えてくれるのは、コンピュータのピューちゃん。アルフレッドは屋敷の何処か。
電子レンジがチンと鳴るまでジッと見つめ、ロブスターを食べるカリッという音が静かに響く。
トム・クルーズ映画を見ながら爆笑。
亡き両親の家族写真を見ると寂しさが…。
元々心にトラウマを抱えた闇のヒーロー。広~い家に戻ればそうなるわな。
そのくせ、パーティーの招待状が来ると、「やだやだやだやだ」。
本当は寂しがり屋なのに、強がりな超かまってちゃん。
面倒臭ぇ…。

そんなバットマンの日常が突然破られる。
バットマンに憧れる少年、後のロビンとなるディックをひょんな事から引き取るハメに。
この小僧、超天然で、超ハイテンションで、超マイペースで、超明るい前向き性格で、バットマンはうんざり…。
また、ゴードン市警本部長を引き継いで、その娘バーバラが就任。
ちょっと魅了されるバットマンだが、そのエリートな彼女、バットマン抜きの犯罪一掃計画を発案。
バットマン、ショック!
え? 俺、無用なの…?
さらに、ジョーカーが自首。
ますますバットマンの立場が…。
しかし!ジョーカーは恐るべき計画を企てていた…!

ジョーカー率いるバットマンズ・ヴィラン。
実写版だったら超豪華スター共演レベル。
ジョーカーが目を付けた新たな悪の軍団。
これ、レゴだから可能であって、実写だったらスゲー次元レベル!
自分こそバットマンの宿敵だと思っていたジョーカー。ところが、バットマンに言われたある一言にプッツンと言うか、ショック!
実は二人とも、似た者同士。

レゴだからこそ出来るユニークな表現がやはり楽しい。
ノリノリでテンポのいい展開、なかなか魅力的なアクション、ラストのゴッサムの危機を救う方法も…いや、方法は、レゴならでは!
パロディもいっぱい。
「BvS」、「ダークナイト」シリーズ、ジョエル・シュマッチャー版、ティム・バートン版、TVドラマ版、果ては白黒時代の連続活劇版のネタまでぶっこんできて、そのオマージュ精神に感心。
開幕早々のロゴいじりにいきなり爆笑。って言うか、DCに貢献したのはアナタだけじゃないでしょ!(笑)
時々音楽も「ダークナイト」を彷彿させて愉快だったけど、さすがにこれはハンス・ジマーじゃなかった(>_<)

レゴによるハチャメチャCGアニメだが、意外とドラマがしっかりしててびっくり。
バットマンの孤独、本当は温もりを感じたい仲間や家族の存在。
それこそ、「BvS」やジョエル・シュマッチャー版なんかより優れていた。
レゴ映画と言うより、実は意外と秀逸なバットマン映画であった。

近大