劇場公開日 2016年5月21日

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海よりもまだ深くのレビュー・感想・評価

全227件中、41~60件目を表示

3.5単純な日常をドラマチックに

2020年2月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

是枝裕和監督らしいなぁと感じる優しく温かくも鋭い作品。何気ない日常をリアルに描きながら、そこに生きる人と活きるメッセージを存在させる。

樹木希林という大女優を観るだけでも価値がある。
その彼女から溢れ出るセリフがいちいち突き刺さる。

「幸せは何かを諦めないと手にできないもの」
「なりたいものになれたかより、そういう気持ちを持って生きているかどうかが大切」

そしてタイトルのセリフが効果的に彩る。

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もの語りたがり屋

4.0卒業式

2020年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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Bluetom2020

4.0私もなれなかった。だから、おもしろい

2019年12月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

なりたい大人になれなかった人へ向けてのストーリー。なので、主人公は底辺ギリギリのぱっとしない中年男。犯罪を犯す訳でもないので、そういった意味での映画映えもない。でも、この男を主人公に据える映画って貴重だなと思いました。現実にはたくさん存在してるはずなのに、何かいないような気がする人たち。完全に自分とは違うと言えなくて同族嫌悪から来るのかな。

この映画は何も起こらない、だから何も変わらない。
でも、胸に刺さるセリフがたくさんあって、余韻が残りました。

私もなりたい大人になれなかったひとり。と言うより「なりたい大人」の想像力が乏しかった。
自分の親を見てここは親と同じようになりたい、ここはなりたくないという視点しかなくて、自分の欠点や長所に目を向けて努力することを知らなかった。

「私の人生どこで間違っちゃったんだろう」も間違いの終点に着いてから出てくるセリフだなとしみじみ。
途中だと分からないんですよね。残念な事になぜか。
そこが、なりない大人になれた人となれなかった人の境目なのかもしれないなと思いました。

希林さん演じる淑子の住む団地、すごく懐かしさを感じました。昔は同じ所に同じような人が集まって似たような生活を送ってたのにね、今の若い人たちはどこに行ってしまったんだろう。

淑子が「海よりも深く人を愛した事がない」と言っていて、それは子供も含めてよね…だとしたら、淑子にはっきりそう言ってもらえて嬉しかった。
それに続く「深く愛した事がないからこそ、生きていける」もそうかもしれないな、と。
深く愛するって人によって定義が違うとは思いますが、愛の深さを測ってそれに捉われたら生きていけないのは確か。

希林さんの仕草ってただの自然な仕草じゃなくて、親近感のある自然な仕草だなと思います。母親や祖母を思い出す仕草。
実家に帰ったような安心感があるからこそ、淑子のセリフは私に向けて言われたように感じました。

この映画を観て、ほっとしたり十数年後の未来が怖くなったり、夫婦の難しさを感じました。
ある程度、歳を重ねたら考えすぎてはいけない。
自分の手に収まる中で幸せに生きることを考えないと。理想のなれてたかもしれない自分を作り出して、あるはずだった未来なんて考えてたらだめだなと思いました。

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りりまる

2.5自分が定義するメディア作品の外にある

2019年12月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ドラマって見せ場を強調したり、いらないところをカットしたり、時には時間軸をこんがらがせたりするの思うんですが、そこんとこ上手くやる作品が名作だと思うんですが…。

そんな概念を敢えてやっていないので、酷評することもできません。

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ジンクス

3.0序盤は良かったけど。

2019年12月3日
PCから投稿

なんか中盤から中だるみ…。

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宮西瀬名

2.5ひどい、、、残念、、、映画じゃなく

2019年11月11日
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鑑賞方法:VOD

普通の家庭や家族ってこんなものなのかな〜
おばあちゃんとおばあちゃんが好きな孫
この二人が一番まとも

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mamagamasako

2.5落ち着いて考えればおかしな所が多い

2019年10月28日
iPhoneアプリから投稿

幸せ

結局何が言いたかったんだろ
てか、離婚した相手の実家に行くってそもそも現実的に考えれば無いでしょ...

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みち

4.0共感出来る

2019年10月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

泣ける

知的

幸せ

大きな出来事はないけれど、よくあるような日常が、後から振り返ると大きな出来事なのかもしれない

こんなに登場人物に共感出来る映画はなかなかない

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Daiki Sugiyama

4.0あるあるながら深い

2019年10月22日
iPhoneアプリから投稿

不器用な主人公の生き様のようなものを日常から表現している映画で、大きな展開はないものの、引き込まれるのは是枝作品ならでは。
時々、共感してクスリとしまう、主人公のふるまいがアクセントになりました。

タイトルの意味を毎度考えられます。

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ひでぼー

3.0哀愁漂う作品

2019年10月20日
Androidアプリから投稿

団地暮らし、晩夏、手作りカルピスアイス。私には全く経験ない事なのに、なぜか哀愁が漂っていて切なく感じました。
理想の自分になれなくて、お金もなくて、ギャンブルで散財、元妻には未練たらたら。どうしようもない阿部寛ですが、そのキャラクターや息子との接し方を見ていると憎めない。
樹木希林さんの演技はとってもリアルだと思いました。すごく、本物っぽい。

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夏

3.5感慨深いんだけど意味は分からない。 でも響いてくるものはある。 是...

2019年10月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

感慨深いんだけど意味は分からない。
でも響いてくるものはある。
是枝監督の映画は少し難しいな。
どこにメッセージがあるのかとか、明確なオチがあるわけじゃないから自分で見つけないといけない。
自分で見つけた所でそれは正しい解釈なのかは監督にしか分からない。

一箇所思ったのはラストの宝くじを拾うシーン。
拾いに行く阿部と息子にどうせ当たらないという真木。
阿部は真木に必ず300円、つまり1枚は当たると言う。
それを聞き真木も拾うのを手伝う。
きっと阿部が宝くじを夢だと言ったからじゃないのかな。
そして「家族皆で夢を拾う」という表現かとも思った。
家族に戻れたらそれが一番いい。
でも阿部には向いてないし前に進むと決めた。
それでも希望は捨て切れていないというか。
皆がそれぞれの夢を思い拾っていたんだと思う。

電車で宝くじを全てあげたシーン。
あれは阿部が父の思いを知り成長した姿でもあり、夢を諦めた姿でもあるんじゃないかと感じた。
是枝監督の映画は響いてくるものは確かにあるけどそれを表現するのが難しい。

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かぼはる

4.0身につまされる

2019年10月16日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

男はバカなのよ。それでいいじゃん、もう。

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ROKUx

0.5よくこんなものが映画と言えるな

2019年10月15日
PCから投稿

作家崩れの探偵が高校生と中年女の密会を撮って高校生を恐喝するのが主人公の阿部寛。
こんなん見せて楽しいか。
観ても楽しめないです。

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アサシンⅡ

3.5別れてしまった夫婦とその家族の日常の話。 樹木希林の存在感てほんと...

2019年10月14日
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別れてしまった夫婦とその家族の日常の話。
樹木希林の存在感てほんとにすごい!

全てがうまくいかなくても、途切れることはなく続いていく幸せもあるんじゃないかって言われているような映画。

おもしろかったです。

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tomo

4.0ほっこりじんわり

2019年10月12日
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みんなの演技最高

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みなせ

4.5人間ドラマ。

2019年9月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

人間ドラマ。

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てかる

4.0台風の夜に

2019年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

幸せ

ストーリー的に盛り上がりというか、
起伏があるわけじゃないんだけど、なんとなく見入ってしまう感じ。
インスタントコーヒーの蓋に指で開けたみたいな穴があったり、
電子レンジをばたんと閉めると棚がグラグラ揺れたり、
しょうもない普通の日常の描写に細かい「あるある」が多くて、
演出も美術も丁寧に作り込んである印象だった。

テーマとしては「人の成長」とか「チャレンジする大切さ」とか
あるいは「穏やかだけど確かな愛」だとか
家族の姿を通して、本当にいろんなものを見せてくれる監督だとしみじみ。
「海街diary」「万引き家族」に続いて3作目の鑑賞。
ちょっと是枝ワールドにはまりそうな自分に気づいた。

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mar

5.0是枝監督×主演・阿部寛が描く家族映画第2弾

2019年6月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

幸せ

台風の日に集まった元家族の夜が印象に残りました。中でも父(阿部寛)と息子の公園での遊具ん中での会話が共感しました。
それを見ていると、家族とはこういうものだなと思います。

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HIDE Your Eyes

4.5【様々な家族の姿を描き出す是枝監督の揺るぎないポリシー】

2019年5月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

幸せ

 是枝裕和監督が拘る、ライフワークとしているテーマをベースに製作した見応えのある作品。

 樹木希林さん演じる母とうだつの上がらない”元作家”の息子(阿部寛)と別れた妻(真木よう子)の日常の遣り取り。

 監督が今作で拘った”団地”を舞台にして、”家族”の物語が紡ぎ出されていく。

 大きな出来事が起こる訳でもないのに、ついつい、魅入られる作品を作り続ける監督の力量には脱帽するばかりである。

<2016年5月21日 劇場にて鑑賞>

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NOBU

3.5日本式の愛

2019年4月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

どこにでもいる愛情表現が苦手な典型的な親子。だけど親を心配したり息子の受賞を喜んだり、それが「愛情」なんですよね。西洋の「LOVE」とはやっぱりニュアンスが違うんだよなあ。それは、日本に生まれ住んでいないと分からないかも。そんな日本式の「愛」を描いた様に感じました。

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ミカ