劇場公開日 2016年6月25日

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「役者は素晴らしい」日本で一番悪い奴ら ナンデさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5役者は素晴らしい

2018年1月4日
iPhoneアプリから投稿

ストーリー構成の問題か、演出の問題か、
とにかく小ストーリーをひたすら羅列して主人公の経歴の紹介をただ消化してる、という印象。
ストーリーとストーリーの間にあまり関連性がなくブツブツ切れる感じと、何より細かいリアリティで気になるところがちょいちょい垣間見えてしまい気になって作品に入り込めない。
あまりにも札幌の時代考証と地理関係がお粗末。
一つ一つのストーリーは退屈ではない。
凶悪の白石監督の演出は良かっただけに、今回は製作委員会かプロデューサーが余計なことをしたのか、予算やスケジュールの問題か?
役者は皆さん素晴らしいパフォーマンスで、特に綾野剛はここまでできるのかと驚かされ、一気に若手俳優陣の中でもトップレベルの層に食い込んできたのでは、と思ったほど。
ストーリーそのものは、原作が好きか嫌いか次第なので何とも言えないが、とにかく映画という作品としては昇華されきっていないものだった。役者が素晴らしすぎただけに、惜しい。

ナンデ