劇場公開日 2016年1月2日

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「タイトルの意味を痛感。全く新しいホラー映画。」私はゴースト 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0タイトルの意味を痛感。全く新しいホラー映画。

2016年1月8日
PCから投稿

悲しい

怖い

難しい

【賛否両論チェック】
賛:霊媒による除霊を幽霊の側から描いているのが、非常に新鮮。意外性のある展開にも惹かれる。
否:描写はかなり単調で、途中で飽きてしまいそう。終わり方にも賛否は必至。

 超常現象が起きて、霊媒師がその謎に挑む・・・といった作品は結構ありますが、今回の主役は幽霊の方。自分が死んでいることに気づいていない幽霊に、まずは自身が死んでいることを自覚させ、そしてその壮絶な最期に迫っていく様子が、静かな中にも鬼気迫るものを感じさせます。
 ただ、やはりどうしても同じシーンの繰り返しが多く、特に冒頭はかなり退屈しそうです。逆に後半は、かなり突拍子もない世界観になっていくので、賛否や好き嫌いはハッキリ分かれそうな印象です。
 「私はゴースト」というタイトルの意味を、作品全体を通して痛感させられる、そんな作品です。

映画コーディネーター・門倉カド