劇場公開日 2016年11月12日

  • 予告編を見る

「中々良かった」ミュージアム chaocomspaceさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5中々良かった

2018年1月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

妻夫木聡演じる悪役が、中々怖かった。
ただ、彼の創作活動に漂うのは、悦ではなく悲しみにも感じた。
自分を見つけて欲しい、大事にしてほしい・・・
そういう欲求を根元にあって、そこに自己愛を後でくっつけたと思う。
逆に
小栗旬が演じる主役は、愛をどう大切にしてよいかわからない。
だからこそ仕事の中に生きがいを探すから
家族との溝がぽっかり空く。
そういう点では、悪役の根底に家族の愛を欲していて
その中で、主人公に、家族への愛に目覚めてほしい
という
願望も、悪役にはあったのかもしれない。
しかしながら
それを目の前で見ていくと、求めていた筈が、嫉妬にも変わりかねない
この精神性の危うさが、とても面白かったです

コメントする
たかぴんち