リップヴァンウィンクルの花嫁

ALLTIME BEST

劇場公開日:

リップヴァンウィンクルの花嫁

解説

岩井俊二監督が、長編実写の日本映画としては「花とアリス」以来12年ぶりに手がけた監督作。「小さいおうち」で第64回ベルリン国際映画祭の銀熊賞を受賞した黒木華を主演に迎え、綾野剛、Coccoらが共演する。SNSで知り合った鉄也と結婚することになった派遣教員の皆川七海は、親族が少ないため「なんでも屋」の安室に結婚式の代理出席を依頼して式を挙げる。しかし、新婚早々に鉄也が浮気し、義母から逆に浮気の罪をかぶせられた七海は家を追い出されてしまう。そんな七海に、安室が月給100万円という好条件の住み込みのメイドの仕事を紹介する。そこで知り合った破天荒なメイド仲間の里中真白と意気投合した七海だったが、真白は体調がすぐれず日に日に痩せていく。そんなある日、真白はウェディングドレスを買いたいと言い出す。

2016年製作/180分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2016年3月26日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第40回 日本アカデミー賞(2017年)

ノミネート

優秀主演女優賞 黒木華
詳細情報を表示

インタビュー

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4

(C)RVWフィルムパートナーズ

映画レビュー

4.0なんとも言えない文学

2023年10月31日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
ハンバーグ

4.0好みが分かれる

2023年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
こまめぞう

4.0主人公に降りかかる嘘と毒と病は一生続く

2023年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

美しい映像だが、物語には嘘と毒と病が蔓延している。教師いじめという毒に始まり、安室の嘘、マザコンの病……。それと相反して主人公七海は最初から最後まで純粋無垢である。言われたこと、目の前で起きていることをそのまま信じる純粋無垢であると同時に、感情が控えめで全てにおいて受動的、想像力が無く流されやすくもある。中学教師になれる程度の学力と常識を持ち合わせているにも関わらず、とりあえず流れついたホテルの値段が高いのか安いのかさえも調べることなく日々なんとなくそこにいる。こういう人が負のループにハマるんだろうなというのをとても自然に描いている。
負のループは真白との出会いで断ち切られ、楽しい日々が訪れる。奇しくも真白との出会いは安室によってもたらされる。安室は不思議の国の案内人のようだ。そこにいる七海はそれまでとは違い活き活きとしている。しかしそこには自然界の毒と病が存在する。自然界の毒と病によって楽しい日々を奪われた七海は初めて大声を上げて泣き叫ぶ。
ラスト、何かが大きく変わるわけではない。人の本質はあまり変わるものではないので、七海はこれからもなんとなく地味に日々を過ごし、安室に適度に生かされ搾取され続けていくのだろう。友達なんで、という言葉に乗せられて。(友達のいない人間は友達という言葉に乗せられやすい。)
岩井俊仁監督の作品を初めて観たが、じわじわ沁みてくる痛みや病をまとった世界観を美しい映像で見せてくるずるい監督だと思った。(好き)

コメントする (0件)
共感した! 0件)
上田

4.0期待以上

2023年1月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

序盤から惹き込まれあっという間の3時間だった。
怪しさMaxの綾野剛に思考が振り回されっぱなしで、「?」の連続。
終盤のまさかの展開は笑ってしまうくらい衝撃的。
岩井俊二作品は苦手だと思っていたが、いい意味で期待を裏切られた作品。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
tomotomo
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

他のユーザーは「リップヴァンウィンクルの花嫁」以外にこんな作品をCheck-inしています。