劇場公開日 2017年1月27日

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「既視感のある映像美」ドクター・ストレンジ クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0既視感のある映像美

2018年1月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

興奮

アベンジャーズに参加することは、この映画の前にアニメのアベンジャーズに既にドクターが居たというネタバレを観ていたから(泣)
にしても、マーベル作品でアベンジャーズに参加しないヒーローはいない。次はブラックパンサーという地味なメンツまで映画化という、バーリトゥードゥ(なんでもあり)の世界。

カンバーバッチのヒーローは、アイアンマンのダウニーJrに近いものを感じた。金持ちで傲慢なのと、彼女がハッキリしてない所は共通してる。絶望からの復活のためネパールの高僧を訪れたときは、アイアンマン2で民家にもぐりこんだ時を思いだした。

そういったプロットはヒーローもののあるあるだが、序盤のつかみの映像から、「すごいけど何か観たことある」感が、現在とは別の次元で街の風景が歪んでいき、カーペットを巻くようにローリングしたり、縦横逆転したり、折りたたまれていったりといった、背景の圧倒観が印象的。これ、「インセプション」で観た事あるヤツや!あれ好きやったなー、と思いだしたのは、このサイトのレビューを観てからw
でも言われてみればそうそう、「インセプション」は難解な話もそうだがディカプリオの脳内映像の複雑さが印象強い。

映像美と分かり易いプロットと、捻りのある笑い(ウォンが一人で聞いてたビヨンセにイイネ!)を加えて、ラストは少しご都合良過ぎだが巧いことまとめた優等生なエンタメ作品。アベンジャーズファンなら尚のこと嬉しいスタッフロール後のあの人。

わざわざアベンジャーズに出さなくても、普通に次回作は観たい作品でした。

クリストフ