アバウト・レイ 16歳の決断

劇場公開日:

アバウト・レイ 16歳の決断

解説

トランスジェンダーの主人公をエル・ファニングが演じ、ナオミ・ワッツ、スーザン・サランドンらの豪華キャスト共演で家族との絆や葛藤を描いたヒューマンドラマ。ある日、身も心も男性として生きたいと告白し、そのためにホルモン治療を受けたいという16歳のレイ。突然のことに動揺を隠しきれない母マギーは、不安を打ち消すかのように近所に住む青年と一夜を共にする。一方、すでにレズビアンであることをカミングアウトし、パートナーと暮らしている祖母ドリーは、レイの決断を密かに応援していた。努力を重ね、少しずつ自分らしく生きていくレイを見て意を決したマギーは、ホルモン治療の同意書にサインをもらうため、レイの父親である元夫に会いに行く。

2015年製作/92分/G/アメリカ
原題:3 Generations
配給:ファントム・フィルム
劇場公開日:2018年2月3日

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映画レビュー

3.5観る者をふんわりと包み込む触感に魅力がある

2018年2月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

公開を延期し、再編集が行われたという本作。具体的にどこがどう変わったのかは不明だが、原題がAbout Rayから3 generationsへ変更されていることを考えると、主人公をレイに特化せず、母親や祖母といった女性たちにも視野を広げてしっかりと「家族」や「世代」を描きたかった思いが伝わってくる。なるほど、レイの人生は一人だけのものではない。レイの一大事は、家族にとっても一大事。様々な思いはあったとしても、最終的には誰もが「レイの幸せのためなら」と一丸となっていく過程が温かい。

ステレオタイプに陥らぬよう、似たような体験をした人たちから話を聞いた上で脚本執筆に活かしたとの事。かといって重くはならず、観る者をふんわりと包み込む触感に魅力がある。そしてすべての源泉にあるのは、やはりエル・ファニングのフレッシュさ。芸達者なワッツとサランドンの起用。女優たちの底力を存分に見せつけられる一作だ。

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牛津厚信

3.5重いテーマを明るく描く

2024年4月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

「リトル・ミス・サンシャイン」の製作陣ということで期待満々で鑑賞。
大人の苦労と子供の苦労があいまって、ジェットコースターストーリーチックに展開していく。誰もが迷いながらも全力で生きていて、その姿がとても切なくとても愛らしく映る。
本作は正直期待以上だったとは言えないものの、しっかりと心に残る作品だ。

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いけい

5.0先ずは女性主体の社会制度を作るべきだ。

2024年2月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.0エルの表情がすごくいい

2023年11月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

エル・ファニングは大体の出演作品の中で美少女として扱われているが、今までそんなにカワイイとは思っていなかった。それが何の皮肉か、髪を短くし女の体で男の心を持つトランスジェンダー役の本作ではとてもカワイイと思った。
もちろん、どことなく男に見えなくもない以上に頑張って男らしさを作っているのだけれどね。
年齢のわりに陰鬱で湿ったような役柄が多かったせいか、本作での明るい笑顔や若者らしいハツラツさが可愛くみせたのかもしれない。かなり良い表情をみせる好演だった。

内容の方は、三世代の女性の生き方と家族のあり方についてを重そうなテーマに反して明るめで笑いもある感じに仕上げているヒューマンドラマだ。
同性愛者でもトランスジェンダーでも親子であることは変わらない。家族なのは変わらない。そんな、当たり前と言えば当たり前で、特別なようで特別なことなどない家族を、軋んで歪んで壊れそうな雰囲気だけ出して温かさで包んだ。

真ん中世代のナオミ・ワッツ演じる母親がメインの主人公だと思うけど、この人は性的にノーマルでシングルマザーということくらいしか特徴がない。しかし、レイの父親のこととか色々と複雑なこともあって一番苦悩している。ちょっと抱え込みすぎだよね。
もちろん三人それぞれに悩みや問題を抱えているけれど、肩の力を抜いて悩んでいることは本当に悩みなのか考えてみたり、笑顔あふれる家族の団欒に出くわせば、案外なにも悩みなんかないのかもよ?。親子なんだから当然のように愛しているのさ。
愛情あふれる良作でした。

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