マネー・ショート 華麗なる大逆転のレビュー・感想・評価
全307件中、101~120件目を表示
難しい
俳優の演技は素晴らしかったが、専門用語の羅列で状況が分かりにくい。そもそも金融マンのカタルシスは共感しづらいな。登場人物の仕事以外の日常はあえて排除したのかもしれないけど、人物がわかりにくい。
四人の役者の巧さ
とにかく難しく全く興味の無い用語が引っ切り無しに飛び交い字幕を追うので精一杯。
映像に演出がテンポ良く飽きずに観れるし役者四人の存在感に演技の巧さが素晴らしく興味の持続が保たれた理由だろう。
何百万人が家も職も失ったって今現在の状況を知りたくなってしまう。
知識があった方が楽しめるのは間違いないし無知な自分に喝!
最後に愕然…リーマンショックの裏で
サブプライムローンの欠陥を見出しそれを元に利益を得る。そんな人たちが居たというのをこの映画で知りました。
楽しい映画ではないです。むしろ悲しくなる。
何するにしても初めの一歩を踏み出す自信を大事にしたい。
サブプライムローン問題の話
馬鹿と無知が崩壊する話。
悲しくなりました。
でも、途中までは楽しかったです。
馬鹿な銀行員が、僕達を食い物にしていた銀行員を騙す事がができて。
でも最後は悲しくなりました。
僕達は食い物にすらされないカスでした。
銀行員はバカで詐欺師
90%何やってるか分からなかった。
だけどつまらないわけではなく集中して見れたのは演出の妙だの思う。
これでただの会話劇だったら、途中でやめてたと思う。
音楽やカメラ目線の問いかけやスピード感に助けられた。
だけどアホな僕にはちんぷんかんぷん。
そしてアホな奴は良い話に飛びつき騙され痛い目に遭うと言う事。
無審査ローンは僕でも疑うけどな…
華麗ではない、ヒーローでもない、これが現実
よく洋画の邦題は議論の的になります。僕はあまり口出さないようにしてますが、これに関しては少し表現が違うのではと感じました。
銀行員や資本家の現実がまざまざと描かれていました。それは別にかっこよくはなく、むしろ煙にまかれる感じのする世界です。
そこに加えてリーマンショック。この悲劇を出し抜き大儲けを画策した実話の話なのですが、華麗ではない。この主人公たちも世界を出し抜き巨万の富を得たとはいえ、ヒーローでもない。この描かれた現実には心やられます。すごく突きつけられる作品でした。
邦題がおかしい。
誰かが書いてましたけど、邦題がおかしいというか、不謹慎。
内容は要するに、リーマンショックを予見したファンドが
いくつかあったよという話。それでその人たちは逆張りして儲けたけど、大っぴらに喜べないし、本当は虚しい事なんだよという事。
俳優の熱い演技で、形になってましたけど、メチャクチャ面白い訳では無く、これ、人によっては全く響かないストーリーでしょうね。
専門用語が多過ぎるし…。
ブラピはチョイ役で出てましたけど、別に彼で無くても良い役柄。
音楽や映画に関わる様々な年代の象徴的写真、映像がよく知っていて、少し懐かしくも楽しめた。
船が沈むぞ。救命胴衣を着よう
映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」
(アダム・マッケイ監督)から。
タイトルの「ショート」は「住宅市場で空売り」を指している。
それくらいはわかったが、あとは経済に疎い私としては、
実話とわかっていても、あまりに専門用語が多くて、
作品を楽しむというよりも「リーマンショックが起きた背景」を
映画仕立てで学習した感じが強く残った。
作品中に突然のように表示される、有名人の言葉は、
監督の言いたいことを、短いフレーズで表わしているようだ。
「厄介なことは知らないことじゃない。
知らないのに知ってると思い込むことだ。マーク・トウェイン」
「真実は詩に似ている。ほとんどの人が嫌いだ。
ワシントンのバーで耳にした言葉」
「誰もが心の奥底では世の終末の到来を待ち受けているものだ。
『1Q84』村上春樹」
そして、経済の仕組みをこう呟く。
「給料は横ばいで、家は高騰。家は財産ではなく、借金だ」
だから「船が沈むぞ。救命胴衣を着よう」と叫んだのかもしれない。
この素早い「判断力」と「行動力」が、彼らを精巧に導いた、
そう言っても過言ではないだろう。
最後に気にかかるフレーズをメモした。
「彼は今でも一つの商品に絞り込んで、小さな投資を続けている。
それは『水』だ」
その「水」が、どう世界の経済に影響を与えているのか、
じっくり眺めていきたいと思う。
経済用語が理解できず、上っ面をなぞってただけで面白さ無し。そこらへ...
経済用語が理解できず、上っ面をなぞってただけで面白さ無し。そこらへんがクリアーできれば、実話だし楽しめるんだろうけど、そもそもリーマンショックもあんまりわかってないんだった。
ただ言えるのはこの邦題は間違えでしょ。
頭の中がショート
そもそも株などお金の動きにさっぱりな自分にこの映画の面白さが分かる訳が無い。
勿論、テンポのいい語り口で身構えそうな題材を社会派エンターテイメントに仕上げた手腕は見事。
コメディの監督、アダム・マッケイにこんな才能があったとは!
何より、クリスチャン・ベール、スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピットら豪華実力派のアンサンブルが魅力。(オスカーにノミネートされたベールよりカレルの方こそ秀逸だった)
来る未曾有の金融危機を一早く察知し、ウォール街を出し抜いた異端の男たちの“マネー・サバイバル”を描いていた事はざっくばらんに一応分かった。
…でも、それが具体的に何だったのか、まるでピンと来ず。
日本人にアメリカの金融業界を見せたって…。
銀行マンとか証券マンとかお金に携わっている分かる人には分かるかもしれないけど、分からない人には全く分からん!
なので採点はあくまで、作風や演出、特に演技に対してのみ。
アカデミー作品賞ノミネート、脚色賞受賞、その他多くの賞を受賞。
お墨付き通りの秀作なのであろう。
だから、作品は素晴らしい。
悪いのは、頭の悪い自分…。
だけど恥ずかしながら正直に述べてみました。
(こういうの分かる人ってスゲェなぁ…)
レンタル開始されたらもう一度見直します。
スティーブン・スピルバーグ監督の「リンカーン」を鑑賞した時にも思いましたが、
何であれ最低限の知識というものは必要なんだと改めて思わされました。
正しい知識を持って観るからこそ、その面白さ奥深さを理解できる。
そして自分はきちんとした知識を持ち合わせていなかったので、
この作品を十分に楽しめていないと言えます。
リーマンショックについてもおぼろげな事しか知らない人間だったので、
そもそものスタートラインにも立ててないのが恥ずかしい。
さておき。
自分のような知識がない人間でも、
ある程度楽しめる……否、衝撃を受ける内容でしたので、
知識がある前提で考えると、
4点分の濃い内容になっているのではと考えています。
一つ、自分でも言えることがあるとすれば、
「華麗なる大逆転」という邦題はタイトル詐欺です。
華麗なところなんて何一つない。
金融危機を予測し訴え続けても「そんなことおこるはずがない」と、
碌に考えもしない周りが聞く耳を持たなかっただけです。
決して誰にも何も告げず、自分たちだけ大儲けをしようと動いてわけではないですし、
誰かを出し抜こうともしていません。……していなかったはずです。確か。
周りから信用されない事に、
「ショート」をするのを成す術無くただ待つしかない状況に苦悩しながら、
自分たちが崩壊に巻き込まれないよう取引をしていたのは事実ですがそれだけです。
まるで何か画策しているかのようなタイトルと予告は、明らかに恣意的な解釈です。
敗戦前夜
リスクを巨大化させれば、自然災害リスクと同様の扱いになり、個人の責任ではなく、社会で、国家で、税金で補填することになる。それが人為的な結果にも関わらず。
外資系証券マンは今でもクールな勝ち組イメージか?畏怖や羨望のまなざしを与えるべき者か?完全な敗戦を迎えたのはナチ同様だが、彼らは過去を清算させられたか?公職追放は行われたか?社会は価値観を変えることができたか?
それがなされぬまま、儲けたもの勝ち、逃げたもん勝ちの風潮が残った現代への憤りのように思えた。
全307件中、101~120件目を表示