劇場公開日 2016年4月1日

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「若い世代から子育てを終えた方まで楽しめる」あやしい彼女 ダンペーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5若い世代から子育てを終えた方まで楽しめる

2017年7月16日
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まず倍賞美津子さんのグチグチおばあちゃんがほんとにいそうな位リアル!
若返った後の役の、多部ちゃんもいい配役だったと思う。
もともと日本的な美人なのでゴリゴリの昭和服を着ても似合うし、回想中の庶民服・貧乏服もとてもハマっていたと思う。

そしてコメディー展開ではじまったストーリーだが内容がとても濃く感動してしまった。

いつも母の苦労話を聞かされてウザったく感じつつも、どこかで母の自由を奪いながら好きな道に進めるように育ててもらったという罪悪感もあり素直になれない聡美。
戦後の厳しい時代を生きたかっちゃんもやりたいことをやる!と意気込んで見たもののやりたいこともなく、思い返せば結局は望む・望まないに関わらず生きる為に、娘の為に必死で生きたこの人生が何よりも大切な物だったと再確認させられる。
所々歌われる昭和歌謡曲もやはり長く聴かれる魅力があるのが解り、自然に溶け込んでくる。

ただ1つ悪かった訳ではないのだが、最後のオリジナル曲。
散々素敵で有名な昭和歌謡曲を聞かされた後だとやはり物足りなく感じるものがあった(まあ肩を並べる程の曲ってのもムチャなのだが)

全体的に流れやテンポもよく、難しい話でもないためとても楽しく、笑って、泣けるいい映画だったと思う。

ダンペー