劇場公開日 2016年10月29日

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「前作の知識は必須。命を懸けた三者三様の極限の心理戦!!」デスノート Light up the NEW world 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0前作の知識は必須。命を懸けた三者三様の極限の心理戦!!

2016年11月14日
PCから投稿

悲しい

怖い

難しい

【賛否両論チェック】
賛:ノートを駆使し、命懸けの壮絶な戦いに挑む3人の若者達それぞれの姿が、非常にスリリングに描かれていくのに、思わずハラハラさせられる。前作のオマージュシーンや、懐かしいエピソードが登場するのも印象的。
否:人間の命を軽んじる描写の数々には、当然ながら賛否は避けられない。前作の知識もあった方がイイ。

 前作の知識は、やはりあった方が楽しめそうです。前2作のオマージュシーンも数多く登場しますので、是非チェックしてからの鑑賞をオススメします。
 理不尽に人間の命を奪う死神のノート。そのノートを巡って繰り広げられる、文字通り命を懸けた極限の心理戦は、本作でも健在です。“命を軽視”という批判は勿論あるかとは思いますが、ノートのルールを駆使し、相手の裏をかいていく戦いには、観ていて手に汗握ること請け合いです。
 そして今回は、三島・竜崎・紫苑と、ノートに関わる三者三様の人間ドラマがあるのも、興味深いポイントの1つです。ラストで明らかになる真相にも、またハラハラさせられます。
 前作よりは、ややこじんまりとしている感じなので、どうしても比べてしまいそうなところではありますが、是非1つのサスペンス映画としてご覧になってみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド