ねぼけ

劇場公開日:

ねぼけ

解説

うだつの上がらない落語家と、彼を献身的に支える恋人の愛と葛藤を描いた群像劇。ろくに稼ぎもなく、落語と向き合えずに酒や女に逃げる自堕落な日々を送る落語家・三語郎。ささやかな幸せを願う恋人の真海との気持ちはすれ違うばかりで、2人はわだかまりを抱えたまま、結婚に踏み切れずにいた。師匠の点雲も三語郎にしっかりしてほしい一心で叱咤するが、そんな師匠の言葉からも逃げた三語郎は弟分である小万亀の彼女に手を出す始末。自身が引き起こした失態の数々に苛立つ三語郎は、真海に取り返しのつかない言葉を吐き、ショックを受けた真海は三語郎の前から姿を消す。真海を失った三語郎はようやく、彼女のかけがえのなさに気付き、彼女の故郷へと向かう。三語郎役を「北区つかこうへい劇団」などで活躍した友部康志、真海役を村上真希、師匠の仙栄亭点雲役を入船亭扇遊がそれぞれ演じる。監督は写真家などで活躍する壱岐紀仁。

2015年製作/111分/日本
配給:映画「ねぼけ」製作委員会
劇場公開日:2016年12月17日

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(C)壱岐紀仁/映画「ねぼけ」製作委員会

映画レビュー

3.0芸と生活の不思議な絡み

2017年1月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

落語を追い求めて転落し、落語を追い求めて救われる。誰もが持ってる人としての弱さ。辛いし苦しいし、だからこそ面白いのです。
目の前の人を大事にして、目の前の幸せをしっかり感じることが大事。

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こばりん

4.5人間臭い

2017年1月4日
iPhoneアプリから投稿

落語映画とは少し違うと思いました。
自分にとって一番大切な人、事は何かというのを、落語を通して気づかせてくれる映画です。
わたしは落語ファンなので、この映画を見に行きましたが、自分のダメダメなところ、どうしていいかわからないもどかしいところ、弱いところ、自分でもわかっているのに見ようとせずにしているところ。
わかってはいるんだけど、修正できないんだよね。

落語の世界は師弟関係がきっちりとあるので、表現しやすかったのかもしれない。
師匠が、言葉ではなく高座でそれを教えてくれる。
なんとも暖かく幸せな事だと思う。
その高座のシーンでは、男女関係なく、職業も年齢も何も関係なく、泣けない人はいないんじゃないかな。
自然と涙が溢れてきて、何か自分の弱いところを、露わにされるような。

入船亭扇遊師匠の演技なのか?高座はいつもこんな感じに受け止められるけど、ここまで自分の弱さを気づかせてくれることってなかなかなかったなあ。
主人公のダメダメぷりは半端ないけど、このシーンですべて救われたなあ。

ほんとにいい映画。
たくさんの人に見ていただきたい映画です。

配給会社つかなくてクラウドファンディングで作った映画だそうです。

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ta

3.0泣ける?

2016年12月27日
Androidアプリから投稿

確かに泣きました、、、駄目すぎる噺家、支えるお嫁さん、見守る師匠、全てが出来すぎな設定ながら「夫婦愛」「師弟愛」の普遍性を語ろうとする監督の努力に涙(T_T)

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usachu

4.5泣ける落語(映画)

2016年12月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

人間的にダメな落語家が落語題目「替り目」を通して成長していく作品。こんな男でも支えてくれる女性がいて彼女との愛の成長と深さを見せられる。終盤は館内すすり泣きが聞こえ(私も泣いてた)る急展開。もっと色んな劇場で上映して貰いたい作品

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Yoshida

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