縁 The Bride of Izumoのレビュー・感想・評価
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【八百万の神集う出雲大社をメイン舞台に、様々な人の”縁”を描いた作品。クリストファー・ドイルによる出雲大社や出雲の自然は美しく、哀しき“縁”を乗り越え、幸せな”縁”を掴む主人公が魅力的である。】
■結婚式を控えた真紀の祖母・あきゑが亡くなる。
遺品の中に白無垢と婚姻届を見つけた真紀(佐々木希)は、夫の欄に書かれた「秋国宗一」を捜すことに。
出雲の蜆漁師・充の協力を得て秋国の捜索を続ける中で、東京にいる真紀の婚約者・和典(平岡祐太)は真紀と秋国を繋ぐ手紙を発見する。
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
・今作は、佐々木希さん演じる真紀が、母が一緒になる事を望んだ「秋国宗一」との”縁”を、母と幼き真紀の事を案じて、売れない絵師であった「秋国宗一」との結婚を祖母が認めず、且つ「秋国宗一」も、それに抗う事が出来なかった事実が徐々に明らかになる。
・そして、全てを知った真紀は全てを吹っ切り、恋人和典と出雲大社で婚礼の義に臨むのである。
ー ”二礼四拍手一礼” 出雲大社ならではの美しき、参拝様式である。-
<今作は、出雲大社の全面協力の下に描かれる美しい歴史ある建屋や自然の風景を見事に切り取った世界的カメラマン、クリストファー・ドイルによる映像美による所はが大きいと思われる作品でもある。>
今話題やん💦希やん‼️フジモンやん🧨
結婚を控えていた真紀が亡くなった祖母の遺品の中から大量の婚姻届の封筒を見つけ出し、その男性側に書かれていた「秋国宗一」を探しに出雲へ向かう。
結婚間近だと言うのに彼氏には幸薄そうなそぶり、出雲ではいつ浮気と言われても仕方ない行動の佐々木希。
佐々木希級美人にびっくりしない相手役の大森充。
出雲市民は縁結びに躍起。
躍起とはいえ、人気居酒屋の主人にフジモン、、、
異性と縁があるんだか、ないんだか今の芸能界を考えると何故か複雑😅
淡々と秋国探しと出雲観光。
出雲PRの方が強かった💦
まあ、出雲には一度は行って観たい。ただそれだけ。
出雲にまた行ってみなくなった。
縁結びの国、出雲は一度旅したことがありますがとても素敵なところでした。
この映画は出雲のPR映画といった感じですがこういう映画があってもいいですね。神聖やる出雲の祭りや儀式、美しい出雲の景色の映像、温かい出雲の人々を観てまた行ってみたくなりました。
しじみ漁師にとっては失恋か。
縁(2016)
映像と音楽の美しい映画だった。出雲大社周辺が舞台。実際に結婚する直前の佐々木希の美しい花嫁姿も添える。尋ね人の案内役の野性的な地元の男(井坂俊哉)にとっては、既に婚約者(平岡祐太)のいる女性を案内したのは失恋だったのだろうか。婚約者から奪うような内容でなくて良かったと思うが、日本全体が結婚難なのかも知れないが、それでも比較して都会よりも地方の結婚難という隠された意図もあったのだろうか。縁結びの地に於いても。
縁
はっきり言って、出雲観光PR映画の域は出てない。
もはやストーリーが蛇足なレベルだったし、出演者の演技も良くはなかった。
ただし逆に言うと出雲PR映画としては最高級とも言える。
クリストファー・ドイルの青、藍を基調とした映像美はキレキレだったし、佐々木希が出雲の街で過ごしたというだけでも価値はある。
いっぺんストーリーを無くして、ドイル×佐々木希で映像だけの作品を撮り直しても良いレベル。
それだけで十分。
102
佐野史郎の出雲弁に笑った
県内で先行上映を観に行きました。
出雲や松江の風景に、佐々木希が立っている、それだけで島根県民は嬉しかったです笑
県外の方々にはちょっとつまらないかもしれません。
出雲弁の指導が中途半端。佐野史郎は完璧でした笑
ストーリーはあまり面白くないといったのが正直なところ。イマイチでした。
出雲独特の天気が悪いところもばっちり写っていましたね。佐々木希に強風…笑
仕方ないですが、もう少し出雲で時間を掛けて撮影されたらよかったのでは。
でも出雲大社の厳かな雰囲気など景色が綺麗に撮影されているところには感動しました。
新しい日本映画、全て美しい。
佐々木希、出雲大社の美しさ。
山陰の神秘的な風景、映画的なトーンが作品全体を支配している。
特に何も起こらない。が、何かは起こっていて、映画は進む。
最近の邦画に馴れている若い方は、難しいかなぁ。こんな映画がもっと増えれば。懐かしくも、新しい日本映画を観た気分。
佐々木希はお飾りのお人形。
ここのレヴューの前半がずいぶんいいが、どこがいいのか。
全体に暗い。テンポがのろい。
ミステリーっぽい作りにしているが、粗い。婚姻届けを全部持ってくる意味がわかんないし、人探しの格好じゃないし。
参道の真ん中歩くし柏手二回してるし。あとでどちらも訂正はしているが、あれを見た時点でこの映画にダメ出ししてしまった。
地方ロケの映画が物足りないわけではない。例えば島根なら、『渾身』などは映像の美しさ、残すべき伝統、そして人と人のつながりなど、素敵な映画だった。
そのクオリティを期待してはいけなかった。
(ちなみに、本日2/13の鑑賞だったが、上映後のイベントは不参加。)
単調な観光映画
テーマは良いのだがテンポが遅く展開がない結局父は見つからず!相手が別れた父親で未練がましくストーカー行為をしてただけ?!父親なら実名は知ってただろうし 初めから赤の他人ではなく親類に聞けばいいだけの話 佐々木 佐野など一部の名の知れた方以外はエキストラみたいな素人ばかり 観光目的だけの宣伝映画?!
心に沁みます。
派手さはないけれど、ぐっと心に響いて、あたたかい余韻が残ります。
出雲の神々しく美しい風景の中で、ふと立ち止まって、手繰り寄せる縁。
ディテールにまでこだわりを感じさせる映像に、冒頭から引き込まれます。
上手く言葉にできませんが、確実に自分の中にあたたかな感情を残した作品。観ることができて良かった。
出雲大社に行ったような気分に
出雲には行ったことがありませんが、まるで自分が行ったような気分を味わえました。映像が綺麗で少し暗い部分もありますが、映画の全体の穏やかな雰囲気が素敵でした。
前半はどうなるのか分からないまま見ていましたが、途中から謎解き要素も加わり伏線もあり引き込まれました。
穏やかな気分になりたい時、雑踏に疲れた時に観ると、映像とストーリーに癒されます。
駄作!
結構映画レビューで好評だったので見たんだけど、ありゃサクラだな…。観光ご当地映画にはよくあるんだけどさ。こんな映画に5点満点とかつけてる人って信じらんねーよ…。どう考えてもまとまってないでしょ。
まぁ映像はキレイだよ。でもちょっと暗い。音楽も無駄に大げさ。何より、何の話なのかがさっぱり分からん。アイドルとかいるの?大人の事情もいい加減にしろよ。逆効果だってことに気づこうよ、スポンサー!日本映画をダメにしてるのはアナタたちだよ。クリエイターの好きにやらせてやればもうちょいマシだったんじゃないかね。
充の存在もすげー中途半端。真紀と充が出会ったその結果こそが展開的には肝だったはずなのに、投げっぱなし。完成度が低過ぎるだろー。プロデューサー、きちんと仕事してね。
佐々木希は下手なりに頑張ってた。が、毎回思うのは声が残念なんだよねー。これ以上は伸び代なさそう。ルックスでカバー出来る年齢でも無くなって来たから、これから本格的に「女優」のキャリアを積んでいくのであればちょっとキツい感じは否めない。
ただ、衣装はアリエナイ。一応常識人の設定なのに、祖母のゆかりの知らん人を訪ねるのにあんな生脚を出して行く女がいるかよ…。佐々木希を綺麗に撮りたいのは分かるけどさ、TPO弁えた服を選べよなー。スタイリストがクソ過ぎて世界観ぶち壊し。結局スタッフも二流なんだよねー、この映画って。
ま、一番は結婚に不安がある女の話なのか、祖母のルーツ探しの話なのか、どっちに比重を置いてるのか分からんのが最大の問題かな。佐々木希のルックスが無ければ1~2点。褒めるところが特に無い駄作。Yahooのレビューを当てにすると痛い目を見るよ。
伝統と現代と一日一歩
描きたい事を丁寧にそれでも説明は最低限で、皆の中に抱えるものにそっと寄り添ってゆく作品。所々で「え?」と思うと、後でキチンと回収してくれるのが気持ち良かったです。縁は求めるにあらず、歩み行動する中で培われていくものなのだなぁ、なんて考えてみたりしました。
人に会いたくなる
「縁」というタイトルがピッタリはまる、人との繋がり、家族、友達、周りの方々に支えられながらまた自分も誰かの役に立っていることを考えられる映画です。
最近会えていない友達に連絡してみます\(^-^)/
映画好きと旅行好きの方は必見です。
一言で言えば映像がとてもキレイな映画でした。
出雲の景色、出雲大社ってこんなにステキなところだったんだー、と思わず佐々木希さんと一緒に出雲を回っている錯覚に陥りました。
俳優陣も演技派で構成され、映画に没頭し易かったです。
出雲を題材にした映画、出ていた場所に行ってみたくなりました。
スピード感のある映画ではないですが、心が洗われる絆を感じさせる映画だと思います。
人同士の演技を大切にしていると感じた
縁というものをテーマにしているだけあって、人同士の関係性を自然と捉えることができた。無理のない演技演出に、違和感なくストーリーを最後まで受け入れることができた。ラストもさりげないながらも、大きな感動を作り出せていて、ストーリーやシナリオなどは非常に優れていたように思う。
映像に美しさを感じたものの、あまりにも全体的に暗すぎると感じた。単純にもっと光を与えた方が良かったのでは?暗さを基調としていることは何となく伝わってくるが、単に見づらさを感じてしまったので、残念に思う。
展開的に終始平坦な作品であるため、非常に長い印象を受ける。やや退屈であるというところは否めないのではなかろうか。
いぶし銀のような良い作品だった
撮影監督のクリストファー・ドイルといえば映画通の私としては「恋する惑星」の映像が(トニー・レオンの名演技とともに)鮮烈な印象として残っている。あの映像は、まさに「香港」だった。
今回は「まさにこれは出雲だ」という映像を見せてくれた。
脚本もなかなか良い。謎の人物の消息を追いかけるというのがストーリーの中核であり(おおげさかもしれないが)謎解きとサスペンスの要素もある。
また出雲に住む人々の郷土への思い、今に息づく信仰心、伝統文化の継承とは何か、親子とは何か、夫婦の絆とは、過疎化に抵抗する地方びとの意地など、多くの要素をさりげなく詰め込んだ作品であり、生きてきた自分の人生の意味も振りかえさせるような、しみじみと考えさせてくれるストーリーとなっている。
出雲大社の位置づけも、現代は島根地方以外ではほとんど学校で教わらないであろうが、神話をもとにさりげなく解説されている。(出雲大社の神様は「大国主神(おおくにぬしのかみ)」ということくらいは島根出身でなくても知ってほしいものだ)
「出雲の国ゆずり」の神話は日本の古代を象徴する実に深く美しい話であると思っている。猜疑心の強い現代人はこの物語に国を明け渡した怨念を見る。しかし私は神々に守られ神話に生きた古代の日本人の美しい心情、神々となって郷土を守りたいという深い信仰心を感じてやまない。
神事と芸能が一体化した神楽も力強く美しい。
この映画で以前の名作「おくりびと」を思い出した。物言わぬ親子の再会。だが「おくりびと」よりも良い余韻が残った作品であった。物言わぬ者どうしでも心で会話する。その深い余韻を感じた。
また映画のタイトルとなった「縁(えにし)」。主人公の飯塚真紀は出雲大社のお守りを職場の同僚にお土産として手渡す。このお守りと一緒に渡されたのは、人との出会いを大切に受け止めようという「縁」の気持ちではなかったかと、ふと思った。
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