劇場公開日 2016年7月16日

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「応援上映で鑑賞がたぶん正解」HiGH&LOW THE MOVIE pepperleeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0応援上映で鑑賞がたぶん正解

2016年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

興奮

応援上映で鑑賞してきました。結論から言うと「応援上映がこの作品を楽しく見る秘訣」です。以下説明を。

この映画はいわゆる「ワル」の組織同士が、しのぎを削る地域に
レジェンドが現れた…という内容なのですが
とにかく「ワル」の描き方が単純…というか「どこかで見た感」満載です。

不良のたまり場のような昭和な学校から、マッドマックス的な世紀末世界、やくざ者の映画で見たあれとか、ストリート系の映画でよくあるチームっぽいノリ、昭和っぽい走り屋などなど、すべてちぐはぐなのですが「お約束なヤツ」満載。中にいるメンバーもキャラクターが立っているようなので、見た目は楽しいです。
私は「こういうのが好きなんだね」と、微笑ましく観られたのですが、説明も何もないので「説明がないとわけわからない」という人も、きっと多いのでは。

そして、お話はもっとわかりにくいです。
かつてのワル仲間だった琥珀がどうしてすべてを潰そうとするのか…なんとなく、ぼやっとした説明っぽいものもあるのですが、そこも雰囲気でごまかされます。

そういう「説明不足」「お約束」「キャラは立っている」という映画なので、それを補足するのが「応援上映」でした。
「琥珀さん、なんでそこで●●なの?」「今ここで説明して!」、村を焼かれた窪田に「何かしゃべって!」
…といった応援(突っ込み)をすることで、足りない部分を補完し、笑いに転じます。

作品としては、ある意味天然で無邪気なので、そういった応援が楽しめるのかもしれません。
DVDが出た際には、近しい仲間と突っ込みを入れながら見るのがお勧めかと思います。

pepperlee