エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方

劇場公開日:

エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方

解説

コメディアン、女優、脚本家、プロデューサーなど幅広く活躍するエイミー・シューマーが主演、「40歳の童貞男」「ブライズメイズ 史上最悪のウエディングプラン」のジャド・アパトー監督がメガホンをとったラブコメディ。母親を捨て離婚した父親に「一夫一婦は悪だ」と幼い頃から教えられたエイミー。父の影響から恋愛ができず、男性とは一夜限りと割り切って、奔放な日々を送っていたエイミーは、仕事で知り合ったスポーツ外科医のアーロンとの出会いから、自らの恋愛観や人生を見つめ直す決心するが、これまでの自分が邪魔をして、アーロンとの関係にも亀裂ができてしまう。自分を変えることを諦めかけていたエイミーは、ある行動に出る。エイミー・シューマーは、主人公エイミー役を演じるほか、製作、脚本を担当。「ルーム」でアカデミー賞を受賞したブリー・ラーソン、「フィクサー」のティルダ・スウィントンら実力派キャストが脇を固める。

2015年製作/125分/R15+/アメリカ
原題:Trainwreck
配給:インターフィルム
劇場公開日:2017年3月4日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第73回 ゴールデングローブ賞(2016年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) エイミー・シューマー
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映画レビュー

3.5下世話だけど沁み入る部分も多く、思わぬ拾い物をした気分

2017年3月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

ジャド・アパトーといえばハリウッドでの認知度とは抜群ながら日本では監督作が未公開になることも多く、未だ代表作が『40歳の童貞男』といった具合である。そんな彼が、今をときめくエイミー・シューマーと強力タッグを組んで放つのが『Trainwreck』(原題)。「大混乱」、「しっちゃかめっちゃか」といった意味だが、大混乱が巻き起こるのは物語ではなく、むしろヒロインの胸中だ。これまで実践してきた「誰とでも寝る。深追いはしない」という生き方が根底から突き崩された時、ひとりの男を愛することで彼女の内面はどんどん変化を遂げていく。

フィクションではあっても主演のエイミーは同じエイミーという名のヒロインを演じ、実話ではないが赤裸々な自分をぶちまけようとする意欲が伝わってくる。また、彼女の独壇場かと思いきや、アパトー作品らしく下世話なのになぜか胸を打つ場面もあるし、何よりも豪華な脇役たちが楽しい。思いがけない拾いものをした気持ちになれる良作だ。

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牛津厚信

4.0好みが分かれる ラブコメ上級者向きの逸品

2021年10月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

『アイ・フィール・プリティ』で、ちょっとユニークな視点で勘違い美人を好演したエイミー・シューマー。彼女の長編映画デビュー作品にして、一部で高い評価を受けたラブ・コメディ。

1998年の『セックス・アンド・ザ・シティ』を発展させたようなストーリーは、赤裸々に表現されたSEX描写と、歯に衣着せぬセリフで彩られ、R15指定になっているが、エロさは感じない。なぜなら、女性の視点でSEXを描いてあるからだ。例えば、彼女がどんなふうにアソコを舐めてほしいかを、まるで料理のレシピを指示するように言われても、それで欲情する男はいないだろう。まあ、性癖は様々なので、断言はできないが。家族そろってリビングで鑑賞するような映画ではない。

男と長続きしないが、相手には不自由しない雑誌編集者。普通なら美人で均整の取れたボディの人気女優がキャスティングされるところだろう。映画会社の重役は、客入りが悪そうな、実績のない、美人でもないエイミーの企画にゴーサインを出すとは思えないから。例えばエマ・ストーンとか、アン・ハサウェイあたりを起用して、どっかで見たことのあるラブ・コメディに仕上がっているはずだ。

この映画のいちばんの特徴は、主人公がたいした美人でもなく、欠点だらけに見える等身大の女性を、まさに自分の身の回りにいるような存在感のエイミーがリアルに演じていることだ。日本だと柳原可奈子さん、フォーリンラブ・バービーさんあたりが近いポジションだろうと思うが、残念ながら彼女たちがこの役を演じたとしても誰もそんな映画見たくないだろう。エイミーには言葉ではうまく表せない不思議な魅力があり、多くの男性がその魅力にハマる。

そしてもうひとつの売り物が、豪華脇役スターたち。というより、現役の(当時)NBAの人気選手レブロン・ジェームズを本人役で起用し、彼の日常をごく自然に描いてある点にも興味を惹かれる。友人と食事をしても割り勘で、「僕は金持ちだけど、引退したらただの黒人だ。誰からも相手にされなくなる。MCハマーになりたくはない。」なんてセリフを、脚本段階でどうしていたのか。脚本を書いたのもエイミー・シューマーだけに詳しく知りたくなった。

外科医でエイミーの恋人役を好演するビル・ヘイダーも芸達者で、そこそこバスケが上手そうに見える。ところがレブロン・ジェームズには全く歯が立たず、子ども扱いだ。(当たり前か)

妹役のブリー・ラーソンはご存じキャプテン・マーベルで大ブレイク。『ルーム』でオスカーを獲得した後だけに、主役じゃないこの映画に出演したのは、おそらくエイミーの存在抜きにはあり得ないだろう。

ほかにも、劇中劇映画「DOG WALKER」に主演するダニエル・ラドクリフとマリサ・トメイとか、名前だけ連呼されるマーク・ウォルバーグ野郎とか、腰を痛めた本人役のマシュー・ブロデリック、WWEの人気レスラー、、、本当に書ききれないほどにカメオ出演の嵐。いや、それぞれがカメオの領域をはるかに超える力の入れようで、この人たちのスケジュールをよく合わせたな、と思える豪華な顔ぶれ。それでいて、内容はごく平凡なコメディなのだから、職人気質の監督と、エイミーの人徳なのだろうなと個人的には納得した。

早く、『アイ・フィール・プリティ』の次の作品が見たいものだ。この映画でも不美人が魅力的に振舞う映画だっただけに、きっと多くの女性から共感を得たのだろう。

2019.12.16

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うそつきカモメ

3.5小ネタの連打に魅了される

2020年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

どういう経緯か分からないのだが、マシューブロデリックが出た時点で、
もうガッツポーズをとってしまった。
おそらく本国ではおなじみであろう解説者が、
「久しぶりの名演技」と言うくだりは、
ブロデリックの現状が窺い知れる自虐ネタなのだろう。
日本なら、徳光さんが野村宏伸をからかうような感じだろうか。
決してないだろうけど。(野村さんすみません)
Aロッドの話題に苦虫を潰す妹の旦那とその仲間や、
ティルダ・スウィントンのぶっ飛んだ編集長ぶりなど、
日本人には分かるようで分かりにくいニュアンスを含んだギャグは多いが、
それなりに楽しめるウェルメイドなコメディだった。
プロデューサー兼主演のエイミー・シューマーは、今回初めて知ったが、
とてもセンスのあるコメディエンヌでありクリエーターだ。
クライマックスのダンスの中途半端なやれてる感がよかった。

蛇足だが、日本のお笑いの女性がやるとイタイ感じになるところを、
カラッと笑わせて嫌味にしないセンスは、
友近とかゆりやんとか3時のヒロインとかは学んでほしい。
笑ってやらなくちゃいけないのかなあと、
観ているこっちが気まずくなるんだよなあ…。

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Masa_king01

5.0最高😃⤴️⤴️

2019年10月17日
Androidアプリから投稿

やっぱり映画はこうじゃなくちゃね。面白くてしんみりして、また面白くて、こういう笑いが一番いい!

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