バイオレンスは派手でない方がリアルだ。
悪い奴しか出てこない。
どこの国にもこんな犯罪の巣窟のような街があるんだろうけど、作り手はどうやってこんな世界のことを調べるんだろうか…と、この手の映画を観ると思う。
本当にリアルかどうかはその世界を知らないので分からないが、凄まじいリアリズムを感じる。
映画の終わりは、物語の終わりになっていない。さて、この先マイケルはどうするのか?
横取りしすぎた末路 
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投資計画,アルバニア人,元相棒と監察官、全て1人で結果的に対応していたのが仇になった。そして群れを離れてしまった。
嵌めようとした奴らをなんとか去なしたのに離れた群れののハイエナが…
ハイエナは群れて動く生き物で、群れていないと勝てない生き物。一匹でライオンの狩った餌を横取りは出来ない。
最後の決断はどちらになったんでしょう。元相棒の非理性的な行動を非難していただけに気になるところ。
悪い奴ら
ロンドンの麻薬特捜班は賄賂や横取りなどやりたい放題で私腹を肥やしていた。
警察組織も目に余り、監察官を送りこんで証拠を探し始める。
更に新興のギャングが勢力を伸ばし始め、現場は混乱していく。
とんでもなく悪い奴らばかりなので、見ていて楽しくない。
ドラマ性に重点を置く渋い作品。
派手なドンパチや残酷描写だらけかと思いきやストーリーがしっかり描かれ悪い筈の主人公に正義感を感じるが周囲がクソだらけでマシに見えてるだけの正にハイエナ。
主人公以外のキャラもしっかり描かれ派手な見せ場にアクションも無いが飽きる事無く興味心を持続させる演出が光る。
汚職刑事ネタは幾つもあるがドラマ演出に力を入れて描く本作はラストの丸投げ感も含めて渋い映画に仕上がっている。
汚職まみれ
ただの汚れた警官じゃなく、仕事は出来、やることはやる主人公、むしろ他のやつらの方が酷いのね。
どんどん厄介に巻き込まれ追い詰められて行く様子にハラハラドキドキ…テンポ良く入り込み易いなかなかなサスペンス。
ただ、終わり方がドキドキはするけど幅が広過ぎて…みる側に委ね過ぎ。