劇場公開日 2016年6月25日

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「私も貴方も二重生活」二重生活 uniさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0私も貴方も二重生活

2018年2月24日
iPhoneアプリから投稿

尾行。

終始、なんだか妙などきどき感。
危険な事をしてみたい…という誰しも人間ならもっているであろうそういう気持ちをくすぐられた感に追われずっと観ていた。

秘密って…
人間は自分の逃げ道、癒しとして必ず持って生きていくものなのかもしれないと思った。

表向きの自分、本当の自分

他人に自分を知ってもらいたい欲と同時に、
自分って実はこんな部分があるんよ…
という、スリル感

人間という生き物が、そういう二面性を持たずには生きられないのかも…と思わせられるような。

石坂の不倫、珠の尾行、教授の妻代行(教授に関しては、秘密にしていたかは分からないが…)
それぞれ表向きではない自分の生活に快感を覚えていたように思える。

人間は、少なくとも自分は、
自分ではない、誰かの手を借りずに自分を構成していけるなんてことはあり得ない。

本を読んだり、映画を見たり、誰かとコミュニケーションをとったり…
そこから様々な影響を受け、咀嚼し、自分のものにしていく。

珠にとって、そういう自分と向き合うための手段が、尾行だったのかもしれない。

いくらそういうそういう”手段”を、分かろうとしたって、”人間”を知ろうとしたって、奥の底まで分かるなんて不可能なんだよって。そう言ったらそれまでなんだけど。

それでもやっぱり、
自分をなんとか知って、それでいて相手を観察し、繊細に自分の足で歩く卓也。周囲の取り巻き(珠からの影響)には揺るがず自分の目標に邁進出来ていた卓也は強いし優しさがあるし、ああやって見ていてくれる人は必ず居ることを忘れないようにしたいと思った。

人はみんな、二重生活をしているのかも?

uni