たまゆら 卒業写真 第4部 朝 あしたのレビュー・感想・評価
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本当にこれで卒業です
始終ほっこりのこのシリーズでしたが、それも今回で完結。
ローライ35Sと卒業式にはちょっと目頭があつくなりました。
もちろんテーマのあの曲も…
旅立ちをむかえる主人公ぽって達にはエールを送りたいですね。
卒業証書とイラストをもらえました
お父さんの話とお父さんに背中を押してもらう話でした。
まわりの人たちが、おだやかで、
個人的に、自分が誰かに接するときも、おだやかでありたいと思いました。
横浜ブルク13では一律料金1300円でした。
あと卒業証書とイラストをもらえました。
やさしく、そしてあたたかい
卒業写真、第四部。シリーズ通しての最終話となる本作。キャッチコピーは「いつか想い出になっていく、だけど消えたりしないよ、ずっとずっとね。」シリーズ一作目のOVAのキャッチコピーに「ずっと」を重ねただけのコピー。これがこの物語のすべて。
前作のラストシーン、憧憬の路で親友の胸にすがって気持ちを吐露したシーンから、静かに物語は始まります。隠し騙してきた気持ちに気付いた楓は歩き出します。もう躊躇することなく自分の気持ちに前向きに・・・周りの家族友人知人も応援してくれ、友人達と共にそれぞれの進む道を歩き出します。
今回、意図的に弟をほとんど映さないようにしているのは母親とのつながり、気持ちの共有を描きたかった故だろう。丁寧に楓の心と母親珠恵の心を描いていきます。シリーズ通してほとんど描かれなかった母親の父親を亡くした娘への気持ちが描かれています。CVの緒方恵美さんの落ち着いた優しい声が、母親の揺れる気持ちを丁寧に紡ぎます。このシーンはちょっと油断してたトコロにカットインされるので思わず涙腺が刺激されてしまいました。それをフォローする祖母(CV松尾佳子)の優しい声にまた涙します。
そしてゆっくりと丁寧に高校最後の冬から春へが淡々と描かれていきます。おそらく意識的に泣くシーンを排除して作られているように感じました。事実、鑑賞一回目はほとんど涙が出ませんでした。二回目はシーンがわかっているので泣いたシーンがかなりありましたが・・・
朝日山から竹原を見下ろすシーンでのともちゃんの台詞に、みんなが抱いている漠然とした不安にいきなり向き合わされ狼狽しますが、さよみお姉ちゃんの優しい一言で救われます。
ラスト、卒業式のシーンから上京、新生活へは怒濤のように、でもあくまで丁寧に描かれます。
観終わったあと、ものすごくやさしくてあったかい気持ちに包み込まれます。これで尺、一時間無いとはとても信じられない。ものすごく丁寧に作られた作品です。
たまゆらーとしての願いはスピンオフや続編は一切作らないで欲しい。この作品はこれでおしまいにして欲しい。と、思った。
これで最後なんですね
たまゆらのキャラクター達とは、これでお別れになるんですね。
毎回癒される内容で、大好きな作品でした。
今後このような作品に出会えたら嬉しいです。
後は、スピンオフで、かなえ先輩の物語を作ってくれないかな・・・無理かな?(^_^;)。
実に「癒し作品」らしい終わり方
OVAから5年以上続いてたシリーズが遂に最終章。今回も波乱っぽさが無く。終わり方も淡々...なんだけどな、実はコレが「たまゆら」の真骨頂なんじゃないかね。
OVAからずっと観てきたこのシリーズ。キャラの設定とか、作画の物足りなさやら、劇場版への強行など、色々ブツクサ言ってきたけど、最初から最後までずっと観てきて本当に良かったと思う。
友から友への繋がりの大切さ。田舎町の周りの人達の懐の深さ。そして、自然の大切さ...など、我々日本人が大切にしなきゃいけない全てが揃っているから。
またいつか「たまゆら」みたいなアニメに出会えるといいな。
作品愛に満ち溢れた完結編
ざっくり言ってしまえば広島県竹原市の風景と女子高生達の日々を描いた日常系青春群像劇。
作品の特徴としては、特に盛り上がったり展開の波なんかはないけど、落ち着いた水面って感じでまったりと観れます。
話が暖かく優しくて特に完結編最後の第4部は終始涙腺崩壊しっぱなしでした。
佐藤順一監督と制作スタッフさんの作る世界観と人に向けられる気持ちが本当優しくて作品から愛情が溢れてくるのが伝わってきます。
この作品のキャラクターを担当されていて昨年永眠された松来未祐さんへのメッセージも作品の中に込められていたり、完結にふさわしい良作でした。
この作品にであえて良かったです。
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