オスロ、8月31日

解説

「トーキョーノーザンライツフェスティバル2015」(2015年1月31日~2月13日/ユーロスペース&アップリンク)にて上映。

2011年製作/96分/ノルウェー
原題:Oslo, 31. august

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映画レビュー

3.0プールの水

2023年8月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

麻薬中毒の施設に入りながら残り二週間、順調に更生の道を歩んでいるようでこれからの将来に希望が見出せないでいる主人公、だからこその自殺願望か、家族や友人も見放さないでいる、そんな彼の外出する一日が淡々と描かれ、予定は面接と妹に会う為、再会した友人と場面は変わりながらの会話が長丁場、参加したパーティーから出会った男女との夜遊び、羽目を外しながら過ごしている一日の中で主人公の表情が晴れやかになる事はなく、繋がらない電話の女性に執着しながら、欲に負けたからなのか?死に急ぐ選択を回避しながら、彼が選んだ救われないような結末、でも人生は続いてしまう、死ねないのもやめられないのも同じようで、無様だろうが生きるしかない。

優しい目線で描いているようで冷たく突き放している演出描写がヨアキム・トリアー監督作の中でもシンプルに思える本作、どういった立場でも順調に送れる人生を不満だらけで生きながら順調な生活が送れる為に苦悩する会話が印象的に。

JAIHOにて鑑賞。

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万年 東一
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