アイスマンのレビュー・感想・評価

ドニーイェン扮する明国ホーインは、 転落事故を起こしたトラックから400年の時を経て蘇った。
まあ香港映画らしいと言うか訳が分からんと言うか脈絡が無いから呆気にとられるね。よく観るとなかなか面白そうなのに現代のコメディ調がもったいないね。とは言っても免疫が出来たら面白くなってきたよ。何故ホーインはこの時代に来たのか。そして続編があるような終わり方だったね。

ハイウェイを走行中のトラックが事故を起こす。積んでいたカプセルの中から現れたのは…
キャプテン・アメリカもびっくり！
冷凍状態から目覚めた400年前の明朝時代の戦士だった…！

超人実験も受けてないのに何故冷凍状態で現代まで生き永らえていたのかとか、何故大昔の人が冷凍カプセルの中に保存されていたのかとか、細かい事お構いナシ！
ワイヤーアクションで空を舞い、あっという間に現代風に順応。
彼を狙う敵もスパゲッティ・チキンカレーに舌鼓し、エロ本に興奮。
起きて早々の大放尿等しく、ツッコミやトンデモが溢れ出る！

思ってた以上におバカコメディ色が濃い。
でもずっとそうではなく、終盤はそれなりにシリアスに。
ドニー・イェンのアクションは言うまでもなく。
橋の上で繰り広げられるソード・アクション、馬乗アクションとつるべ打ち！
濡れ衣を着せられ、氷の中に閉じ込められた戦士の闘いの行方は…!?

そしたら、次回へ続く！的な。
そういや、何年か前に続編公開されてたような…。
ま、いずれ。
如何にも香港/中国製作らしい武侠ファンタジー・アクション。

でも見終わってやはり一番印象に残ったのは…
“世界のもの”である日本の○○女優！

明の時代、謀反の罪で犯罪者にされた主人公と追いかけた人達が雪崩に巻き込まれて生きたまま冷凍人間になり、400年後の現代香港に甦ると言う御話。

どっかで観た2人が出ているなと思ったら、以前観た「カンフー・ジャングル」に出ていたドニー・イェンとワン・パオチャンが共演。

カンフー・ジャングルには苦い思い出がありましたので最初は期待薄でしたが、、、。

主人公ドニー・イェンのカンフーに頼り切らない内容と、本筋ストーリーに頼り切らない脚本。
ちょっとお下品なシーンもあるものの、中々面白いアクションあり。（最近で言えばカンフー・ヨガは超えてます。）

最後は調子に乗って人間が超人化してますがw

私は香港アクション映画として楽しめたので満足です。
ジャケ写真に騙された映画です。

ストーリーの奇抜さも、中国の歴史の長さから非常にユニークに感じます。

殺陣の凄さはやはり中国ならではと感心させられ、十分に楽しめました。

展開も飽きることなく見応えあり、終始楽しめます。
残念なのは、これが続編に続くんだろうな的な終わり方。モヤモヤ感が残ります。 続編あったらまた見たいですね。（笑）

最後に 蒼井そらさんが中国でメチャメチャ人気があるのがよく分かりました。
「蒼井そらは世界のもの」だそうです。（笑）