劇場公開日 2015年8月8日

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日本のいちばん長い日のレビュー・感想・評価

全225件中、141~160件目を表示

4.0予備知識なく見ました

2015年8月20日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

戦争について何の知識もない者ですが、気になって映画館に足を運びました。

戦争映画と言うと、最前線の生死をかけた残酷な戦い、あるいは一人の人生ドラマとして見る機会はありましたが、こうした終戦の時の国の動きを具体的に見たのは初めてでした。
政府ではどのような議論がなされ、天皇は何を考えていたのか、ただそれを知るために、見る価値のある映画だと思います。

強く感じたのは、やはり戦争は政治なんだということです。始めるにも終わるにも、安全な場所での机上の議論及び手続き、限られた人の思惑がある。そう考えると、なんだか一国民として恐ろしくなります。

仮に天皇の聖断なく、2000万の特攻によりこの戦いに日本が勝ったとして、日本は何か得られたのか。そのために失った貴重で優秀な人材は国力の低下には繋がらないのか。

今の日本の復興は、聖断による敗戦あってのものかもしれません。平和に感謝します。

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myosotis

3.0お勉強させて頂きました

2015年8月20日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

太平洋戦争中の日本軍の映画は、約1年半ぶり
これは、歴史勉強映画ではなくサスペンス映画だ!と特集で宣伝されているのを、見終えた後に気付いたのですが、
反して個人的には、サスペンスというより歴史ドキュメンタリーのように感じるほどエンタメを排し、リアリティ、臨場感溢れる作品でした。
ポツダム宣言受諾という歴史的決断の背景にあった、日本を背負い指揮する人々の一挙手一投足、熱い想い
教科書の中でしか知り得なかったことが、少しづつ立体的にこの時代の事をイメージ出来た気がします。
ドンパチを期待する人の期待には添えない作品ですが、邦画らしい人々の感情・心情表現を重んじた素晴らしい作品でした。

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絶滅危惧種

3.0わからなかった

2015年8月20日
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鑑賞方法:映画館

何が何だかよくわからなかった。しかし、ポツダム宣言受諾されるまでにいろんなことがあったんだなぁ。って歴史の勉強になりました。

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ハチミツ&クローバー

3.5なかなか

2015年8月20日
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鑑賞方法:映画館

歴史観や戦争の是非、あの時代の人々の生き方は別にして

俳優陣が頑張ってるなあと感じました。

個人的には

戸田恵梨香が出ていて嬉しかったです。

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西国くん

3.5忠のありよう

2015年8月20日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

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ko_iti

3.0若い将校陣が映画を壊している

2015年8月19日
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鑑賞方法:映画館

知的

 私は「歴史」映画が苦手だ。歴史を知らないから、描かれていることについていけない。軍人が出てくるのも苦手だ。軍服をきているから、ひとの区別がつかない。今回のように出てくるのが「日本軍」だけだと、なおのこと区別がつかない。海軍と陸軍は制服が違うから区別がつくが、登場するのはもっぱら陸軍。役所広司以外は、だれがだれだかわからない。
 昭和天皇というのは、ほんとうにこの映画に描かれているような立派なひとだったのかどうか、よくわからない。天皇に関して、ひとつ感心したのは、「天皇陛下ばんざい」という戦争映画に特有の「声」がなかったこと。ここに、もしかすると原田眞人監督の深い「意図」があるかもしれない。私は原田の作品を熱心に見ているわけではないので、この点ははっきりとはわからないが、見終わって、ほおおおっと思った。途中で「陛下」だったか「天皇」だったかという「ことば」が発せられるたびに軍人たちがすっと背筋をのばす。その時の制服のこすれる音を再現しているくらいだから、きっと「天皇陛下ばんざい」という「声」だけは出すまいと意識しているのだろう。
 そういうことと関係があると思うのだが、この映画は「ことば」にこだわっている。「ことば」にこだわっている部分をていねいに描いている。天皇が「動物学」と「畜産学」の違いを言ったり、「さざえ」の「比喩」を叱ったり、さらには宮内庁の職員が文書館へ「行く」と言うか「戻る」と言うかで工夫するところなど、なかなかおもしろい。こういうこだわりが、ポツダム宣言をどう訳するか、あるいは最後の天皇の終戦宣言(?)の文言を調整するところにしっかり結びついている。また、切腹した役所広司に向かって、妻がせつせつと次男が戦死したときの状況を「ことば」で再現するところにつながっていく。「どんどん行け」という父親の「ことば」を次男が引き継いでいたというところなど、なかなかおもしろい。
 ただし、このおもしろさは、やっぱり「小説」(文学)のものであって、映画そのもののおもしろさとは違うなあ。小説(原作)の方がおもしろいだろうなあ、と感じさせる映画である。
 何が足りないか、何が映画として問題かというと、この映画の隠れた主役(?)であるクーデターをもくろむ陸軍将校たちに「肉体の緊迫感」がなこと。これが映画を壊している。観客を(私を、と言い換えた方がいいのかもしれないが)引き込む「熱狂」がない。どうしてもクーデターを起こし、最後まで戦いたいという狂気のようなものが伝わってこない。「俺はクーデターを起こそうとする人間を演じているんだな」くらいの意識しか見え来ない。これでは、クーデター以前に失敗している。脚本を読んで(歴史を知っていて)、クーデターはどうせ失敗するとわかって演じている。おもしろくないなあ。「歴史」では失敗するのだけれど、映画なのだからもしかしたら成功するのでは、と思わせないと映画とは言えないなあ。
 戦後70年。私たちはほんとうに戦争から遠いところに生きているんだなあ、と将校たちの演技をみながら思った。人を殺すことがどういうことなのか、「肉体」で思い出せる人間(役者)は日本にはいないのだ。(体験したことのある役者はもちろんいないだろうが、「体験」を聞いて「肉体」を反応させたことのある役者がいないのだ。若者がいないのだ。)
 で。
 脱線するのだけれど、映画から離れて、安倍のもくろむ「戦争法案」のことを思う。そんなものを成立させても、若者は戦争で人殺しを簡単にできるわけではない。人を殺すためには、人を殺す訓練をしないといけない。人を殺すというのは、まず自分の中にある「人間への共感」を殺すこと、自分の人間性を殺すことなのだから、これは難しい。戦場から帰ってきた兵士が精神破綻を引き起し、日常社会にもどれないという例をさまざまに聞くが、そういう問題をどう解決するかまで含めて「戦争法案」は考えないといけないのだが、安倍は、どうせ自分は戦場に行くわけではないと思っているからなのだろう、そんなことは考えていないね。戦争がはじまれば軍需産業がもうかり、そうなれば軍事産業から「政治献金」が入ってくる、政治献金が入ってくれば安倍(自民党)政権がつづくという「アベノミクス」効果しか頭にないね。
 テーマを「ことば」にもどすと……。
 人間の「肉体」は「ことば」そのものと一体になって動いている。ことばがしっかりしていないと「肉体」を正しく動かすことはできない。野党の質問に、きちんと向き合い答えられない安倍の「ことば」の先にあるものは、無意味な戦争と無意味な戦死だけである。不正直なことばしか言わない安倍に戦争に行けと言われて、そのとき誰が「安倍、ばんざい」と言って死ぬだろうか。命令されたって、誰一人、そんなことはしないだろう。そんなことも思った。

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panchan

4.5ご聖断の重さ

2015年8月19日
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ちょうどNHK「カラーで見る太平洋戦争」を見て、生々しい映像で衝撃を受け、今の平和が大変な時代の犠牲の上に成り立っているかと、映画と合わせて知ることが出来て本当に良かったと思います。これは1人でも多くの人に観て欲しい。映画館はやはり年配の方が多かったのですが、エンドロール後、拍手が起こりました。

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icebergnao

3.0ポツダム宣言の新たなる真実(^_-)

2015年8月19日
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終戦のポツダム宣言の新たなる真実が
わかる映画です!内容が内容なだけに重い感は仕方ないところ日本人として知っておくべき事を忠実に
事細かく描かれてます(^_-)日本史好きな方は必見かと(^.^)

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Manabu Sato

2.5コレは…どう触って良いのか…

なんともコメントがし難い一本。

あの日あの時を描いた、半伝記というか半ドキュメントとして捉えても良いのかもしれない。

ならばいっそ、再現ありの6時間ドキュメント番組でより深く知りたいし。
かといって抑え目の演技・演出の描き出す当時の世相は、映画として見逃すにはもったいない。

「時代」とはなんだったのか?

そんなことを強く考えさせられた点で。
やはり「終戦のエンペラー」と並べて観ておく事を強くお勧めしたい作品。

戦後70年。
いよいよ「この時期になるとやたら戦争戦争ウザイ」というようなつぶやきを、放送にのせた高校生が現れたと聞いた。

個人の政治・信条(なんて事を考え無くなっている事が問題なのかもしれないけれど)を問うなんて事は、今の時代にはそぐわないけれど。
どんな考えでも、自分という存在の中の流れとして、自国でかつて何があったのかを知るのは大切だと思う。

そうした視点で「過去の善悪」では無く、観て考えさせられるこの作品(ベテラン勢が見事!)は。
無条件に安易な反戦モノや空虚な愛国モノには無い、永遠にゼロにならない意味があるのでは無いか…

と、映画から離れた事を考えるので。
冒頭になる訳であります。

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ

3.5日常の平和があたりまえだと思ってはならない

2015年8月18日
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鑑賞方法:映画館

日本のいちばん長い日を観た。
もし昭和天皇とその時の内閣が戦争を終わらせようとしなければ……
もし陸軍主導で一億総玉砕で本土決戦に持ち込んでいたら……
映画を見終わって、平和な日常に戻って阿南陸軍大臣の言葉を思い出した……「日本は亡びることはない、日本人は勤勉な国民だ、必ず復興する」
映画は終戦の年の4月の鈴木内閣の組閣から8月15日の玉音放送までを描いている。前半は収拾のつかない閣議と御前会議、後半は青年将校のクーデターそして玉音放送まで。

昭和天皇の言葉が印象的だ。「私の名によって始められた戦争を、私自身の言葉で収拾できるならありがたく思う」

子供のころは、戦後30年もはや戦後ではない…という言葉があった。
いま戦後70年、日常の平和な生活があたりまえのことだと思ってはならないと感じた。

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hello

2.0実に日本的な分かりやすいドラマ

2015年8月18日
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レビューを見るとある程度の予備知識がないとストーリーを追えないとの意見が多かったが、そうでもない。前半部と後半部に分かれてもなく、陸軍内部のクーデター計画遂行に向けて、その場の葛藤がよく出てました。改めて感じた事は、
1 天皇陛下はやはり、スーパースターなん だ。統帥権の総攬者であったし、今も日本国において絶対的な力があると思う。あの一言で、歴史が変わる、まさに黄門様ののこの印籠が目に入らぬか的な凄さです。
2 そして、国体の護持という概念、これは今日も生き続けている気がしました。諸外国、中国や韓国が拘るのも、結局、戦前と今は国体において変わってないじゃという事だろうと。
3 原田監督も書いてますが、これは実に家族のドラマ。マクロ的な題材を、家族の中に落とし込み、違和感があまり無いのは、実に日本的だと思いました。
4 この当たりからアメリカによる占領政策が日本の現代史のまるでブラックボックス。やはり、自決せず、生きて対米軍、対GHQをやっていれば、今の様にアメリカにこれほどまでに、なめられたマネはされなかったのでは。死んではいけない。
歴史家は、もうそろそろ、このあたりから、占領期に本当は何があったのかを、検証し、公にする責務があるのでは。
そういう意味では、二番煎じだが、今日的なタイミングで、こういう映画を公開する意味があると思う。
5 私が部分的なセリフだけど、一番、面白いなと、思ったのは、東条英機が陛下に奏上する時、サザエに日本を例えた所。殻がなければ、本体は生きられないと東条英機が言おうとすると、陛下は、トルーマンやスターリンは、サザエの中身も外側にも興味なく、サザエごと捨てるはずと、言われた所。国体とは、まさにサザエの殻の部分なんだと、そこがやはり、大事なんだ、東条英機的には。これは、集団や全体と個人との関係性の事で、この東条英機的な国体の概念は、今もキッチリ引き継がれていると思う。

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アツサミー

2.0昭和版と比較すると。。。

2015年8月18日
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平成版「日本のいちばん長い日」は昭和版と比較してしまうと。。。。。
となります。
タイトルを工夫して欲しかった。です。

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Nogutan

4.0見応えある重厚な演技、青年将校の狂気

2015年8月18日
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怖い

知的

難しい

2015/08/17、TOHOシネマズららぽーと横浜で鑑賞。
戦争は始めるのは簡単で終わらせるのは難しいとは聞きますが、本当にそうですね。特に陸軍はメンツや国体にこだわり、最後まで本土決戦で勝つつもりでいたのだから恐ろしい。
また、若い兵士というと戦争の犠牲者というイメージがあるが、この映画に出てくる青年将校たちはまだ少年と言ってもいいくらい若いのに国民総玉砕してでも日本民族の誇りを守るべきとか言っていて、更に狂気が増している。若い将校を演じていた俳優さんたちもみな精悍で、いまどきの若者に見えないくらい鬼気迫る演技をしていたと思います。
モックンの天皇だけは浮いてたかなあ、なんか若いんだよね。もう少し線の細い人のほうが良かったかも。

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月野沙漠

2.5昭和天皇の印象変える

2015年8月17日
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日本は歴史を伝えようと言ってる割には隠されてる部分が多い、結構残虐な歴史をもってる、45年程前のオリジナルはもっと過激だ。綺麗事にしてしまった感があるように感じたか。
元木の天皇はふっとした言葉など、昭和天皇を偲ばせるいい演技だ。

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モナチン

4.0愛国心とは何か

2015年8月17日
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今日、会社帰りに観てきました。
日本近代史、戦後史に興味があるので、それなりに理解し観賞できました。
本当の愛国心とは何かを、充分表現していました。重厚で、素晴らしい映画でした。
戦争を終わらせるのは容易でなかったですが、あのタイミングでなければもっと大変なことになったと思います。

終戦間近、米軍機の編隊が機銃掃射で列車や輸送船、民間人を攻撃する映像を見たことがあります…映画には、まさにそのようなシーンもありました。もしあの時戦争が終わってなければ、米軍による上陸作戦で私の故郷は蹂躙されていただろうと思います。

先日、NHK ドキュメンタリー「"終戦" 知られざる7日間」を観たのですが
玉音放送後も国内外で徹底抗戦を訴える部隊が多く、鎮圧に時間がかかったとありました。
自由主義に触れる機会の少なかった軍人たちは皇国史観に考えを頼るしかなかったのでしょうか。
畑中健二少佐の決起にしても、国を思う気持ちがあったとはいえ、自己陶酔にしか見えません。本当の愛国心とは違うように思います。
原作を読んでいないので、近いうちに読もうと思います。

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113/cocoro

4.0神国日本を守るための戦い

2015年8月17日
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大東亜戦争とは何のための戦いだったのか?
まさしく天皇によるご聖断がなされ、終戦を決断し、あの玉音放送が流れるまでの状況が、物凄い臨場感をもって伝わってきました。

日本軍は、規律正しい立派な組織だったのだと
感じましたし、大東亜戦争は、
神国日本を守るため、国民を守る為の聖戦だったと思いました。
日本は戦争に負けましたが、結果的にアジア諸国、アフリカを欧米諸国の植民地支配から開放した功績は大きいと思います。

元首であられる天皇陛下の日本、国民を想うお姿は
尊く、深く感じ入るものがありました。

この映画を観てあらためて、日本人としての誇りを感じましたし、これから更に日本が繁栄し、世界に誇れる国になるように、日本の若者にも日本人としての誇りを持ってほしいと強く思いました。

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ramram

3.5阿南を中心にした日本のいちばん長い日

2015年8月17日
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ピニョン

4.5若者が知るべきこと

2015年8月17日
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鑑賞方法:映画館

私は戦後生まれで、岡本監督の同名映画を観たことがなく、この映画に描かれた出来事についても、ほとんど知らなかった。
この映画で、軍部の暴走や、他国からの攻撃の状況を観て、やはり戦争は絶対にしてはいけないと、改めて思った。戦争を経験していないたくさんの若者が観るべき映画だと思う。
戦争を始めるのは簡単だが、終わらせるのは難しい、というのがとてもよく分かった。自己を主張するひたむきさだけではなく、たくさんの人の、思慮深さや、自己犠牲、誠実さ、勇気、覚悟が必要だった。それがあったから、今日の平和があるのだと思うと、今の若い人が、当時のことをもっと知らなければいけないと思った。
勝つと信じることと、実際に勝つこととは、全く違う。政治は、正確な情報に基づく、客観的で理論的な判断をしなければならないと思う。
この映画を観ると、難しくてわからなかった部分もあるので、パンフレットは読み応えがある。ただ、映画は、登場人物が多すぎて、誰が誰だったか分からないところがあった。
しかし、この映画の主要な登場人物は、それぞれ個性があり魅力的で、自然で、惹きつけられた。鈴木首相は、あまり表情を変えないのに、機嫌の良し悪しが伝わってくるようで、たくさんの経験をしてきた懐の大きさや、飄々としていてユーモアもある感じが、魅力的だった。
阿南大臣は、実直さから部下に慕われ、家族を大切にする姿や、板挟みになり、死を覚悟しながら苦悩する姿などが、人柄を現していた。
迫水氏は、すごく若々しく見え、知性と未来が感じられた。
畑中少佐は、若いエネルギーがあった。
鈴木首相と阿南大臣の家族が出てくることで、政治の背景にある大切な生活の姿を感じた。

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由由

2.5息子が四国へ2泊3日の遠征合宿へと向かったお盆休み最終日に、奥さん...

2015年8月17日
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鑑賞方法:映画館

息子が四国へ2泊3日の遠征合宿へと向かったお盆休み最終日に、奥さんと2人で見に行った。
昭和天皇と時の首相-鈴木貫太郎、そして陸軍大臣-阿南惟幾の3人を中心に、終戦までの数日を描いた徹頭徹尾の政治劇で、派手な戦闘シーンや国民目線の描写は皆無。
にも関わらず最後まで集中して観れたのは、名優の演技ゆえか。
国体護持、神州不滅、七生報国、そんな言葉の応酬のなか、ポツダム宣言受諾と終戦への道筋に苦慮する当時の日本の姿を、戦後70年の今見ておくことは意味のあることに思えた。
最近公開された玉音放送の原盤や、昭和天皇が聖断を下されたという御文庫付属庫などが、物語の重要なアイテムやロケーションとなっていたことも興味深かった。

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じょんそん

3.5敗戦経緯を知らない人には観て欲しい映画の一つ

2015年8月17日
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鑑賞方法:映画館

知的

あまり観たいとは思っていなかったけれど、図書館で原作者・半藤一利の「日本の一番長い夏」(文藝春秋、2007)を読んでから鈴木貫太郎を始めとして登場人物がどのように描かれているか興味が湧き、映画館に行きました。重厚かつ本格的な史実に基づいた大人の映画になっていました。ただ、2時間半の映画枠に内容が沢山詰め込まれているため、半藤さんなどの大戦始末記の概略を予め少しでも知っていないと、登場人物が多いので、ストーリーフォローが容易ではないと思われました。現在の立憲民主制に至った最大の歴史的事件として、すべての日本人が知り、そして考えるべき歴史であると思います。

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chakurobee