劇場公開日 2015年3月14日

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「ごった煮ミュージカル」イントゥ・ザ・ウッズ フリントさんの映画レビュー(感想・評価)

ごった煮ミュージカル

2017年2月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

赤頭巾ちゃんとジャックとラプンツェルとシンデレラとパン屋が巨人を倒す話

前知識なしで鑑賞

最初からのミュージカルでノリノリなのだが、会話シーンがほとんど無い、全部歌ってしまうのでストーリーの理解も感情移入もできなかった。

色んな童話を一つの作品にまとめているのだが、駆け足過ぎるし一つ一つの物語が薄い。
主人公夫婦もいい奴なのか悪い奴なのかわからない。お人よしだが流されやすいしいい面が少ないように感じた。
魔女も悪に徹していないし、巨人もどちらかと言うと被害者のように思う。

結局悪者はだれだったのだろうか。

主人公達が一番悪い気もする、自分たちの幸せのために盗みや嘘、裏切りなど平気でするので、困っていても応援したくならない。
もしかしたら作者はおとぎ話の現実を描きたかったのかも知れないが、ディズニー作品なのだからもっと王道に皆が幸せになる夢のある話にしてほしかった。

ジョニー・デップが狼役で出ているのだが、出番があまりに短いので正直出す必要無かったと思う。ジョニーは出るだけでファンタジー要素が増すし見飽きた演技なので嬉しくもなんともない。

出てくるキャラクターも見覚えは有るものの脇役だし、主人公はパン屋だし見ていて楽しくない。

終盤で責任転換し合うのだがまったくもって醜い争いだった、最後はいい感じにまとめているもののいつものディズニー作品のようなハッピーエンドではないので、鑑賞後もモヤモヤしてしまった。

全編通して軽い雰囲気だし歌ばっかりだし、話が強引だしで全くいい所が無かった。
唯一いい点は、衣装とエミリー・ブラントがかわいかった位だと思う。

劇中セリフより

特になし

フリント