先生と迷い猫

劇場公開日:

先生と迷い猫

解説

埼玉県の岩槻で実際にあった地域猫捜索の模様を記したノンフィクション「迷子のミーちゃん 地域猫と商店街再生の物語」(木附千晶著)を原案に、オリジナルキャラクターやストーリーを加えて映画化。「太陽」以来9年ぶりに映画主演を務めるイッセー尾形が、主人公となる頑固な元校長先生に扮した。校長職を定年退職し、妻に先立たれて一人暮らしをする森衣恭一。堅物で偏屈なことから近所でも浮いた存在で、訪ねてくるのは亡き妻がかわいがっていた野良猫のミイだけ。追い払おうとする森衣をよそに、ミイは毎日妻の仏壇の前に座っていた。そんなある日、ミイが姿を見せなくなり、気になって探し始めた始めた森衣は、同じようにミイを探す人々がいることを知り、その交流のなかで「いなくなってからでは伝えられない気持ち」に気付く。、「60歳のラブレター」「神様のカルテ」の深川栄洋監督がメガホンをとり、染谷将太、北乃きい、岸本加世子らが共演。

2015年製作/107分/G/日本
配給:クロックワークス
劇場公開日:2015年10月10日

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(C)2015「先生と迷い猫」製作委員会

映画レビュー

2.0君がそこにいるはずなのに、いないなんて。

2022年3月13日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

単純

寝られる

そんな元校長先生の心の叫びが伝わってきて、胸がギュッと締め付けられました。

それぞれの名優の演技は見応えあります。さりげないのに、その人柄をぱっと表現する。

特に出色は、坂本すみ江さん。
 あんな僅かな出番なのに、認知症の表情を的確に表現する。しかも、お元気な頃はどんなおばあちゃんだったかも想像出来てしまう。孫の「ばあちゃん、ご飯おいしいか?」の台詞、思い付きにぐっとくるのも、あのばあちゃんの表情あればこそ。
 『アリスのままで』で、ムーアさんが評価されていたけど、(『アリスのままで』を観ていないから、比較は妥当ではないかもしれないけど)、日本にだってこんなに素晴らしい女優がいらっしゃるじゃないか、と思ってしまいました。

イッセー尾形氏の、大仰すぎる演技の中の繊細な表情も、じっくり堪能したくなります。
 (この尾形氏の演技にふき出さずに、いつもの演技をする滝氏、嶋田氏、竹山氏、染谷氏達がすごい)
 ラスト、小学生に手を振り払われた尾形氏の表情、妻と猫を思い出す元校長先生で締めて、余韻を残す。ここだけでもすごい映画を観た気分になります。

染谷君は、この映画の頃、立て続けに出演なさっていたけれどふり幅の広い役者さんですね。

他の方々はいつもの安定感。心地よく決めて下さる。

役者を観るだけでもいいかな。

ただ、物語としてはねぇ。途中で空中分解している感じ。途中までは良かったんだけどね。
「え?ここで終わるの?」
 上記の尾形氏の演技は心に響き、余韻を残すのだけれど、気になる少年・少女の顛末とか、これからが今までのふりの回収の話になるのかなと、身を乗り出したところでいきなりエンドロール。
 なんか放り出されたようで、もやもや感が…。

とはいえ、
嶋田さんが演じている工場の経営者の言葉には耳を傾けるべきではないかと思いました。

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とみいじょん

1.0少年がカッターで猫を傷つけることを暗喩するシーンが凄惨

2021年9月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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藤本隆

5.0

2021年8月11日
iPhoneアプリから投稿

野良猫を通して人と人が結びつく。楽しめました。

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alextm

3.0イッセー尾形。

2020年8月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

迷い猫と老人の物語。
ある日。猫がやってきた。
人懐こくて妻の仏前に座る。独り暮らしの生活に変化をもたらすことに。。。

猫が好きではなかった主人公だが、毎日来ていた猫がある日、突然来なくなり探すことになる。
そこから町中を歩いて猫と繋がりのある人達と出会い仲良くなる。猫をきっかけとして。

人は心のどこかで繋がりを求めている。
猫が出ているだけで心が和みます。

イッセー尾形の独特の演技がおもしろい。

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しろくろぱんだ
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