劇場公開日 2014年10月11日

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「いろんな愛が詰まった、クロエファン必見の映画」イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所 スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0いろんな愛が詰まった、クロエファン必見の映画

2016年4月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

萌える

メインとなったラブストーリーに関しては、ティーン向けの王道を行くような展開で特別新味はありませんでしたが、それ以外の部分はなかなか見応えがあって、特に主人公・ミアが幽体離脱状態で回想シーンを織り交ぜながら推移していく展開は、思わず涙するシーンもあったりで、物凄く感情移入させられました。
自分だったらどうするか、そんなことを考えながら見ていたら、胸が張り裂けそうな思いで一杯になっちゃいましたね。

またミアの家族がホントいい人達ばかりでしたから、尚更心揺さぶられるんですよ。
父親がロックバンドを辞めた理由なんて、特にグッと来ました!
ちょっとお節介で娘への干渉度も多い両親でしたけど、これぞザ・幸せな家族って感じで、一家4人が揃ってるシーンはとてもほっこり・・・だけに、ミアの置かれた状況が辛すぎて、見ていて胸が苦しくなりました。
そんな中で、出番は少ないけどピンポイントで優しい言葉を語りかけてくるステイシー・キーチが演じたお祖父ちゃんがホントいい味出していたし、思わず泣けたなぁ・・・。

しかし昏睡状態に陥った時って、実際はどんな感覚なんでしょうかねぇ。
まさか劇中のような状態ではないと思いますが、まあ何にしても、辛い状況でも生きるも死ぬも自分で選択することが出来るのなら、そこまで迷わなくてもいいような(苦笑)
待っていてくれる人達が、こんなにもいる訳ですからね。
親友も最高の親友でしたしね、恋人もいいけど、実際こんな親友がいたら頑張って生きていけると思うなぁ。
演じたリアナ・リベラトは風貌から全てにおいて良い意味で二番手キャラが似合うね。

それにしても、クロエちゃんもこんなにキスシーンの多い(いくらなんでも多すぎなような)映画に出るお年頃になったんですね。
考えてみれば、等身大の女性を演じるのは初めてに近いような?
ある意味クロエファン必見の映画と言えるでしょう。
相手役のジェイミー・ブラックリーが、学校一のイケメン(でしたっけ?)には見えなかったのは、少々難点でしたけど(いい男ではあったけど)
まあ何にしても、いろんな愛が詰まった、いい作品だったと思いましたよ。

スペランカー