フューリーのレビュー・感想・評価
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大変に残念な話である。白旗を挙げよ!ドイツ兵。そして、日本人。
頭の中を空っぽにして見るべし。
アメリカ軍は勝ったので、死んだ者はこの映画の台詞にあるように『お前は英雄だ』になる。しかし、累々とドイツ兵の死体が周りにある。彼らにも家族もあったろうし、途中の街にいた残留兵士は女、子供も混じっていた。たから、この最後の戦闘が始まる前に『SSの部隊だ!』と言っている。つまり、殺戮の肯定を意図的に台詞で語っていると思う。
さて、盛んに軍曹が言っていた言葉は『こいつ等、なかなか降伏しない』である。『戦争はまだまだ終わらない。まだ、たくさん人は死ぬ。』と。
アメリカ軍はこのあとも、ドイツが降伏しても、まだまだ、たくさんの人を殺してしまう事になる。勿論、降伏しない大日本帝國が悪いのだが。つくづく、白旗をドイツと一緒に挙げて貰いたかった。残念な事だ。
なぜタンクの下で
見逃されたのか?SSの隊員が何故?ノーマンのように初めて戦場に出たわけでもないだろうに。
ただ、最後に車に乗せられたノーマンが外を見る顔ははじめに配属部隊を探していた時とは大いに変わっている。
数日の時の流れなのに。そこは見どころの一つかな
軍曹は、隊員の死に精神的にやられているシーンが初めに出てきて、隊員の前ではそれを見せなかった、
という描写があった。
この後新兵が補充されるが、こいつが独兵を見ても撃たないため、小隊長がやられてしまう。
その後も機銃を撃つことが出来ずにいる。パニックにもなっている。
戦車の乗員は5名なので、働かない兵がいては困るので、人殺しをさせたのだろう。
でも明らかな戦争犯罪行為。その後軍曹も参ったような表情だったが、戦犯である。このあたりはそのあと
死んじゃったからふれないのかな?
十字路を守る戦車が1台となりしかも走行不能なまま、敵SS部隊に対峙するのはあまりにも無謀。
米国合理主義はここでは登場しない。いかにも日本的な?使命感?
トラビスが言ってたように森に逃げてやり過ごすのがセオリーなのでは?
卵とタバコをあげても結局戦争犯罪の一つをまた犯している。
午後ロードの録画なので、カットの場面があるのだろうけど、日本軍の行為を非難する国がこの映画を見たら
なんと騒ぐのだろう。米国だから何も言わないのかな。
アクションは良いのだけれども。戦闘シーンも見どころの一つ。
午後ロード録画視聴にて
映画鑑賞する人成りによる
戦争映画は我々一般人が一兵士として戦争に巻き込まれたらと考えて観てみたい、圧倒的な物量の連合軍とソ連軍に東西からドイツ国内に侵入をゆるした状況で、急がねばならないとするならば、それは米ソ指導部の戦後戦略と利権争い、それぞれの軍内部の出世争いだけのことで、もし兵士の損耗を最小限に、作戦の効果を最大限に発揮する優秀な野戦司令官、指揮官であるならば当然そんなことは理解して、なお、後続の補給部隊を待って前線の兵士の休息とローテイションをするでしょう、兵站の延びきった突出部を自ら生み出せば、いくら敗戦寸前のドイツ軍でも包囲殲滅される危険性があります、この映画に登場する、米独、双方の野戦司令官、指揮官は、それぞれの国家、戦争指導者のいいなりで、共に無能で、部下を無駄死させます、そう、召集された我々一般人兵士がです、悲しいかな戦争は、本質的に一方的に敵を包囲虐殺するのが目的です、この映画製作者が、国家、戦争指導者、軍の野戦司令官、指揮官の無能ぶりを描いて、実際に主要交戦国、勝敗に拘わらず全ての国に無能ぶりを発揮して兵士を無駄死にさせていることがあり、反戦を訴えているなら?制作意図は、そうではないだろうけど。ウクライナでも、クリントン政権が世界3位の核保有国だったウクライナから核分散を恐れて、プーチンロシアに核を?NATOはロシアの仮想敵国を止めず、旧ソ連衛星国に加盟国を増やしてプーチンの国防意識を刺激、ウクライナ侵攻を誘引、ロシア軍の侵攻作戦、政権転覆の失敗と多大な損害、ウクライナ防衛善戦と反転攻勢の失敗、ロシア、ウクライナ双方、対戦対人地雷、ドローンで命を、手足を失う兵士、正しいか否かではなく、悪い教本として。
英雄 ・・・ではないんだ
第二次世界大戦末期のドイツ。
米軍のカリスマ的存在のコリアー軍曹( ブラッド・ピット )率いる戦車部隊に、新兵の二等兵ノーマン( ローガン・ラーマン )が着任する。若きノーマンか人を殺める事は出来ないと苦悩する姿が痛ましい。
マイケル・ペーニャ、映画「 ワールド・トレード・センター 」でもニコラス・ケイジの部下として熱演されていましたが、本作でも人情派として出演。
一時的に制圧した地でのロマンス。ロシアの司令官が侵攻したウクライナで、交際相手のいる32才の女性を連行し、頭から袋を被せ暴行。今尚苦しみ続けているとの読売新聞朝刊の記事を思い出した。若い二人の姿はとても美し買ったが、夢物語だと感じた。
その後アップになったロマンスの相手エマ( アリシア・フォン・リットベルク )の表情が忘れられない。
互いに無線で交信しながら戦車で進軍する緊迫したシーンに息を呑む。
ラストシーンに見せたノーマンの表情が切ない。
テレ東を録画にて鑑賞 (吹替版)
本作の評価は、公開8年後の2022年2月24日を境にして劇的に変わりました
フューリー
理想は平和だが
歴史は残酷だ
本作は2014年の公開
米国ではその年の10月17日に公開されました
そして本作の評価は、その8年後の2022年2月24日を境にして劇的に変わりました
本作はこれまでこんな救いのない戦争の映画なんか有り得ない!とめちゃくちゃにけなされてきました
しかし、ウクライナ侵攻を目の当たりにして、私達はこれが戦争の現実であることを知ってしまったのです
誇張もなく、矮小もなく、戦争になれば否応なくこの世界に投げ込まれてしまうのです
本作の方が正しかったのです
私達の方が平和ボケだったのです
本作の公開された2014年は何があった年でしょうか?
即答できないようなら、まだ平和ボケです
2014年3月17日、ウクライナのクリミヤ半島がロシアに武力で併合されたのです
そのときは世界中が平和ボケでした
その意味を深く理解出来ていなかったのです
いつの間にやら、それが当たり前のことになり、それが今のウクライナ戦争になってしまったのです
フュリーとは憤怒とか激怒とか
そういう意味だそうです
私達は憤怒もしなければ、激怒もしなかったのです
だからウクライナに大戦争を呼び寄せてしまったのです
本作はなぜフュリーという題名なのでしょうか?
なぜ主人公の戦車にその名前が付けられているのでしょうか?
本作は2014年の時点で、世界中に対して「もっとフュリーしろ!」と大声叫んでいたのです
たった1本の映画で、大戦争が迫る世界の行く末の十字路に立ちふさがろうとしたのです
結局、平和ボケの私達はフュリーを見捨ててしまったのです
こうして味方の援軍はなく、敵兵力は多くしかも恐るべき重戦車タイガーが押し寄せてきたのです
本作ではフュリーは撃破され、乗員も1名だけが辛うじて生き残ったものの、大勢の味方部隊を守りきったのです
今なら、本作の主張していること
言わんとしたこと
それを読み取る事ができるはずです
もっと真剣に怒れ!
理不尽な武力による現状の変更に、激怒するのだ
平和が一番大事
ヘラヘラと笑顔を交わした
あるいは、見てみぬ振りをした
いや無理やり強引な理屈で自分自身をだましたのだ
その結果がこれだ
フュリーで描がかれた通りの世界
ようこそ現実の世界へ!
平和ボケから目が覚めましたか?
本作は過去からこう私達にメッセージを送ってきているのです
今こそ、本作を見直すべきです
蛇足
軍事マニアです
だからタイガー重戦車との戦車戦は手に汗握りました
ウクライナ戦争の現実の映像との比較でどれだけ本作の描写や表現が優れているか分かると思います
重箱の隅をつつくような仕様の違いを挙げつらう不毛さで本作を評価しては駄目だと思います
結末に異議あり!
戦車による戦闘をここまでリアルに描いた映画は、初めて観ました。
また、戦争の不条理を、ギリギリ許せる範囲で描いてあり、結局、敵にも味方にも、悪い人間はいないんだという無常観と、極限状況においても、人間は恋に落ちるし、略奪するし、仲間に対する尊敬や情で行動する生き物なのだと思いました。
なかでも、ブラピが演じたドンは、人間臭く、善人でもなく、それでいて自らの信条を譲らない複雑なキャラクターを上手に表現しています。
本当に、結末だけ。それだけがこの映画でいただけないところでした。
人間の不連続性を戦争というまさにうってつけの題材によりくっきりと描...
人間の不連続性を戦争というまさにうってつけの題材によりくっきりと描き出している。
現実は不条理である、というよりも元々因果なんて無いんだよ、と言ってる様でもある。
キリスト教のリテラシーがもっとあれば聖書の引用が響くんだろうか?なんかくやしい。
フ○ッキン•ウォー
これが戦争なんだよ!ってセリフ
戦争の残酷さを教えてくれる映画。
それは、人が死ぬ悲惨さだけではない。
人の感情や愛をもろくも壊していく。それが、見ていて辛い。
僕は左翼的な「平和、平和」はちがうと思っている。
本当に心の底から平和を願うからこそ、然るべき国防力や外交政策、安全保障がいると思っている。
戦争反対だけでは、平和は訪れない。
世界から憎しみが無くなりますように。
壮絶!戦車の大砲と兵士の銃の嵐!
新兵に銃を撃たせる残忍さ、敵兵以外の女性まで瓦礫の下敷きになり亡くなっている場面
これが戦争だ!!
とブラット・ピットが兵士に呼びかけるシーン、無念を抱えながら戦い抜く兵士
息を引き取った兵士に静かに布をかける所作
戦争の凄まじい状況が描かれた
リアリティーある作品でした。
人間の本能的な部分も見ることができました。
ドイツ製戦車の迫力と強度、ブラッド・ピット隊長率いる戦車部隊壊滅の戦争の過酷さ
デビッド・エアー 監督による2014年製作(135分)のアメリカ映画。
原題:Fury、配給:KADOKAWA
こういう軍隊ものでの、舞隊内での対立、共感、和解、一体感の形成という展開は、米国映画は本当にうまいなあと、本映画でも改めて感心させられた。
戦車部隊長のドン・コリアン(ブラッド・ピット)のキャラクターも魅力的。戦争で闘い続け生き残るためにはとても頼りになるが、ナチスを徹底的に憎み、人道主義者とは正反対で、巻き添え的な市民殺人は平気で、敵兵が白旗を挙げても尚殺したがる狂気じみた性格設定が、何よりも戦争ものらしくてgoodと感じた。途中で、髭を剃って身綺麗となるのも、スター俳優らしく効果的で、製作に直接関わっているだけあるかも。
そしてやはり戦車、何台かのM4シャーマン中戦車のみならず、ドイツのティーガーI重戦車の登場が何とも嬉しい。英国の博物館から持ち出したとも聞くが、子供ながらカッコ良くて夢中になって作って確かマブチモーターで動かしたプラモデルのキングタイガー(ティーガーII)戦車を思い出した。映画の中でも、前方からの圧倒的な強度が描かれていて大満足。
タイプライター打ちであったという若者ローガン・ラーマンが、戦争の極限的状況の中で容赦無い射撃家として変化していくのも秀逸。若いドイツ娘の家で楽譜を見つけてピアノ曲( Max Reger 1873-1916が作曲のMaria Wiegenliedマリアの子守唄)を弾くのが、生まれ育ちの良さを想像させて上手い。美しいドイツ娘アリシア・フォン・リットベルクはピアノに合わせて歌を唄い、ベッドインとなる。その彼女が、あっさりと航空機爆撃で死んでしまうのが、戦争の酷さを饒舌に語っていた。
最後、隊長も含め部隊員全滅の中、戦車の中から下へ抜け出し、自身に土も被せ、上手く隠れただ1人ローガン・ラーマン生き残るラストも、米国戦争映画お得意の英雄的な活躍というよりは、戦争というものの無意味さや過酷さ、壮絶さを印象に残し、好感を覚えた。
監督デビッド・エアー、製作デビッド・エアー 、ビル・ブロック、 イーサン・スミス ジョン・レッシャー、製作総指揮ブラッド・ピット 、サーシャ・シャピロ 、アントン・レッシン、 アレックス・オット、 ベンジャミン・ワイスブレン。
脚本デビッド・エアー、撮影ロマン・バシャノフ、美術アンドリュー・メンジース、衣装
オーウェン・ソーントン、編集ドディ・ドーン、音楽スティーブン・プライス。
出演
ブラッド・ピットドン・コリアー(ウォーダディー)、シャイア・ラブーフボイド・スワン(バイブル)、ローガン・ラーマンノーマン・エリソン、マイケル・ペーニャトリニ・ガルシア(ゴルド)、ジョン・バーンサルグレイディ・トラビス(クーンアス)、ジェイソン・アイザックスワゴナー大尉、スコット・イーストウッドマイルス軍曹、アナマリア・マリンカイルマ、アリシア・フォン・リットベルクエマ、ジム・パラック、ケビン・バンス、ゼイビア・サミュエル。
悲しいけど、これって…
個人的な考えですが、当時の戦車で、最も走攻守のバランスが良かったのは、ソ連のT34だと思います。慌ててドイツがティーガーを開発したのは、T34のせいらしいです。そのティーガーですが、もう目の前に敵がいるので、走は不要。攻と守に特化した機体。ガンダムならビグザムですね。で、大西洋を越えてやって来るアメリカのM4シャーマンは、輸送の都合上、どうしても重くできない。ただ圧倒的物量で大量生産されました。ガンダムならジムですね。ビグザムとジムが戦えば、結果は見えますよね。(細かいこと言うと、シャーマンの車体に、イギリス製の85ミリ砲を無理矢理載せたファイヤーフライが、虎退治をしていたそうですが、それはまた、別のお話と云うことで。)
味方が吹っ飛ばされているうちに、間合いを詰める。至近弾で討つ。理屈では分かりますけど、それを映像化されると、こうなるんですね。ガンダムとは、ずいぶん違うなぁ。次にティーガーと出くわしたら、最初に吹っ飛ばされるのは、誰かな?。
実車のティーガー使ったそうです。それだけで観る価値ありなのですが、最近、違うこと思うようになりました。
…この戦争はもう終わる。壊れた戦車なんかほっといて、帰ろうぜ。
…ここが俺の家だ。
心身共に、余すところ無く戦争馴れしたダディ。生き残った代償に、何かを葬り去った自分がいる。戦争は終わる。帰ることができる。何処に帰る?。常軌を逸した俺達の、何処に帰る場所がある?。
海の向こうで、アカの手先のファシ野郎に奪われた大地を奪還すべく、大号令が発せられるようです。ウォーダディ、出番ですよ。此度の戦で何人のダディが現れるか、そして彼らの戻るべき処は、何処なのか、戦争は終わるとしても、戦後に終わりはあるのか、改めてご考慮願いたく存じます。皆様の想い、宇宙を染めてゆくように…。
悲しいけど、これって……。
ヒタヒタと反戦
戦車戦をこれだけ徹底的に描いた戦争映画は珍しいですね。
声高に説教くさく反戦を訴えるのではなく、極限の閉鎖性を持つ戦車の戦いを執拗に描くことで戦争の悲惨さを感じさせるような趣向で作られています。
しかしブラピ選手はキレたクレイジー野郎を演じると天下一品です。
松本零士の戦場マンガシリーズ
戦場になじみすぎ、戦場でしか生きられなくなった男たちの物語
彼らは戦場で生き残って来たが故に戦場に順応しすぎて、もう一般社会に戻れない。
中盤の食事のシーンにそれが表れている。
第二次大戦も終結が近づき、戦争の終わりが見えた時、彼らが戦後を考えなければならない時、自分たちはもはや普通の生活を送ることができない体になってしまっていることに気づいて愕然とする。
彼らは戦場でしか生きられないのだ。
ブラピがかっこ良くないだけでガッカリしてしまった。
どんな役でもどんなストーリーでもブラピはカッコいい、僕はそれが定説だと思っている。
なのにこの作品のブラピはカッコよくない。なんか見た目も雰囲気も汚くてどういう訳かオーラも感じない。
僕の戦車戦のイメージは潜水艦映画に似てるけど(箱の中に籠って敵との緊迫した心理戦)、潜水艦よりアクティブで豪快なんだけど、この映画は戦車長であるブラピに焦点を当てていて、ちょっとヒューマンドラマ風。
そのブラピがあまりカッコよく無いのでなんだかメインがなんなのかボヤけている感じがする。
最後も隊員を道連れにして負け戦に挑むあたり、それまでのストーリーとのリンクが弱くて感情移入出来なくて、全体を通して残念な作品の印象を受けた。
戦争オタクにでもならないと、やってけなかった!
戦車の話し・・・と一言で言ってもいい位、戦車が活躍します。
戦車vs戦車・・・そんな映画です。
現在進行形で世界中が憂慮しているロシアのウクライナ侵攻。
この戦争でもロシアが戦車を非常に重用しているのが分かります。
そしてウクライナのドローンや手持ち式の携帯式防空ミサイルで戦車攻撃する。
など2022年の戦争は破壊力が半端ない。
この映画はもっと古い時代・第二次世界大戦のドイツとアメリカの戦いです。
2014年(アメリカ/イギリス)監督:デヴィッド・エアー。主演;ブラッド・ピット。
殺し合いを面白かったと手放しに言うのも気が引けますが、中々良く出来た戦争映画だと
思いました。
『戦車=フューリーと言う名』に文字通り命懸けで戦って散った兵士たちの物語り。
第二次世界大戦も末期の末期。
1945年4月。
ウォーダディ(ブラッド・ピット)率いる戦車小隊がドイツの田舎町で孤立して
最後のたった一台となった戦車・フューリーが、最後の時を迎えるまでを描いています。
戦車は俺の家・・・そう言うドン(ブラピ)
まるで戦争中毒の小隊長。
急遽、ドンの戦車小隊に補強された新人兵ノーマン。
タイピストだった彼がまさか戦車から砲撃したり、ドイツ兵を殺したり・・・
ヘマばかりしてたノーマンがドンを尊敬するようになり、一人前の砲撃手になる過程や、
ドイツの民家で美しいドイツ娘エマと心を通わすエピソードも可愛い・・・
と、思ってたらエマの住む家屋が砲撃されてエマは敢えなく死んでしまいます。
フューリーがたったひとつの生き残り、戦車小隊になった時。
ドイツのSS小隊・300名ほどが、行進して来ます。
戦車を捨てて「逃げよう」と思ったフューリーの乗組兵たち。
でもドンは「沈没する船の船長」のように、死を覚悟して戦い抜くと宣言。
仲間たちも従うことに・・・
無線は壊れるしで、援軍も頼めないのです。
死を覚悟の戦い。
戦車砲、すべての小火器、手榴弾・・弾丸の切れたときが、全ての終わり。
ダンを先頭に仲間たちは死力をつくしました。
本当に戦車(本物のティーガー=戦車を使って撮影)が主役の映画です。
もう1ヶ月もすればナチスドイツは降伏したのに。
死んで行く兵士たちに、複雑な気持ちになりましたが、
戦争の虚しさがドーンと迫って来る異色の戦争映画でした。
心重くなる
第二次世界大戦のナチスドイツとアメリカの戦いを描いた映画です。
全体的にリアルな描写が多く、本当に心が重くなります。たった一つの命を掛けて、ここまで戦わないといけないのか…非戦闘員、捕虜を平気で殺す…これが戦争の現実なんだなと思わされた。負けない限りは国際法なんて機能しないのだろうなと思いました。
映画としては戦車戦が詳細に描かれており見応えがありました。
辛い描写が多いですが見る価値があると思いました。
戦争をするということが描かれていたと思う。 戦争の残酷さ、心とは真...
戦争をするということが描かれていたと思う。
戦争の残酷さ、心とは真逆の行為をするという辛さ、そして狂気、悲惨さ。
ストーリーが進むにつれてそれぞれの本当の人間性が見えてきてラストの先頭シーンは切ない。
こういった現実が本当にあったことだったのだと思うと胸が痛くなる。
しっかりと伝わってくるものがあって良い作品でした。
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