劇場公開日 2015年1月24日

  • 予告編を見る

「時間を感じさせない、野球を超えた野球映画。」KANO 1931海の向こうの甲子園 t.k1955さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0時間を感じさせない、野球を超えた野球映画。

2015年1月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

KANOを見てきました。台湾からの帰途飛行機の中で見たのですが、3時間の映画で途中で終わってしまったのです。1月24日日本公開が始まるというので楽しみにしていました。映画館に行って映画を見るのも久しぶりでしたが、3時間、時間をまったく忘れました。いい映画です。土浦のサンシャインというところで見たのですが日曜日午後にもかかわらず観客は10数人と寂しかったのが残念です。多くの人に見てほしい映画です。
その中で背景に関する知識がないと理解できないのが八田與一氏(演じたのは大沢たかお氏)の登場する場面なのかなと思いました。八田氏の功績の部分が、台湾の人たちには理解できて、日本人には理解できないというのが興味深いとともに、いかに台湾の人々にとって氏の功績が大きなものであるか、(あるいはそれを伝えていかなければならない功績と考えているか)を理解できたように思います。
映画が終わってトイレで若いお父さんが八田氏のことを息子にレクチャーしているのがうれしかったです。
(八田與一氏は当時東洋一の水利事業、烏山頭ダムの建設を指揮した技術者。ダムの水は、乾季と雨季があり不毛の地とされていた台南地方を豊かな大穀倉地帯に変えた。香川県ほどの土地が灌漑され、その水は3日かかって海に到達したという。)

t.k1955