劇場公開日 2014年9月20日

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「明治移行期の侍の心情を描いた貴重な映画!!」柘榴坂の仇討 アンジェロさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0明治移行期の侍の心情を描いた貴重な映画!!

2017年2月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

雪が降ったので観ました。コメディではない本格時代劇は大変珍しく、また明治に移行するという(一癖ある)動乱期を描き、楽しく観る事が出来ましたが、最後は性善説に則ってハートフルにまとまり過ぎて少し寂しいです。街中で助太刀が次々と名乗りを挙げるシーンで泣きました。外国人勢力に立ち向かった旧来のお侍さんは「不平士族」とされ粛清され、度々の八百長戦争を経て、現代日本は日銀株主の外国人に支配されています。政治家や官僚は日々不正蓄財に励み、「原発」という名の核兵器製造工場が爆発して国土が穢れても誰も責任を取らず、首相は国富を流出させ続け、あらゆる会社が若者から搾り尽くす荒んだ国になってしまいました。本作は日本が失ったものを政治色無しにただ丁寧に描いており、心が少し温かくなりました。

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