劇場公開日 2014年11月15日

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紙の月のレビュー・感想・評価

全245件中、141~160件目を表示

5.0紙の月…ねぇ

2015年6月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

幸せ

まだまだ1回観た程度じゃ、キャスト達の言葉の意味や動きの意味は理解し足らないところはあるだろう。しかし、人がつながるのに外見的な魅力があるとかないとかではないのではないか?特に大人は!わたしが求めるものを持っている人がいた、その人と偶然出会った。そこまでなら、普通の恋愛映画に有りがちなもの。だけど、この作品の魅力は、そんな有りがちが、イキ過ぎてしまった事、そして何より現実に起こるか起こらないか紙一重の物語というのが、この作品の本当の見所なのかな。
でも…すごく単純なところでいうと、女というのは…とても複雑だ。

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カナメスト

3.0

2015年6月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

これだけの横領を働いて海外逃亡出来るものなのか?
いけないこと、止めなければ行けないことと分かってるのに止められない、
人間って絶対そういう弱いところある。

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上みちる

3.5最後のオチがー、、イマイチ。

2015年6月11日
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ありそうでなさそうで、でもやっぱり真面目銀行員にありそうな話!しかし宮沢りえがエロジジイの孫の若い男に惹かれた動機が薄すぎ!何処が良かったんだw ただでさえ嫌な顧客の孫で更にストーカーされて、旦那はいい人だし。大島優子いい味出してた、悪さしそうとかけしかけといてちゃっかり不倫辞めて地元で結婚^^

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EMI

3.0金が怖いのではない。金の背後にある人間のあらゆる情念が怖いのだ

2015年6月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

怖い

興奮

生活に窮することのないちょっとアッパー気味の中流家庭の主婦(主人公:宮沢りえ)が、ひょんなことから年下の彼氏が出来き、彼氏のために出来心で横領をしてしまう。
横領をした主人公は彼氏との甘い幻想をキープするために横領を繰り返し堕ちていく。
いや、堕ちていくというよりタガが外れていくが正解だろう。
タガが外れてどんどん自身の欲求に対してフリーになっていくのだ。
単純に金を使うことでの快感、意見を言ってこなかった半生を解放するかのごとく正直になり、やりたいことをやる様はどこか清々しい。

その甘い「真の」生活を保つためにも彼女は横領を重ねていく。
それが終わってしまうことが運命づけられた虚構の生活だとしても。
虚構の原資を稼ぐための横領を重ねていく様は、緊迫しすぎて息が苦しくなりそうなくらいの宮沢りえの演技はさすがとしか言いようがない。
横領をかましたあとの小走りをする彼女を見ているとこっちがソワソワしちゃう。

また脇を固める、お局の小林聡美の自身を律っしまくり、歩くマニュアル人間特有の者が持つ空気や大島優子の容量のいい可愛いい後輩感も素晴らしかった。
銀行に勤めたことないが、「いるよね〜こういう人」と言いたくなる実在感。
また年下の彼氏役の池松壮亮の甘え上手なペラい男の演技も素晴らしかった。多分無垢な彼が緊迫したシーンのオアシス的箸休めになっていた。

主人公はある意味、「与えるため=隣人愛」のために金を使ったわけで、悪ではない。だからこそ怖い。正義の反対が悪ではなく、誰かの良かれとしたことも違う方向から見ると犯罪という形の社会悪になるのだ。
そんな情念を載っけさせてしまう金というものは罪深いですなぁ。

と全体的にはよかったんだが、最後いる???ラストの蛇足感には不満です。

まあエンディング曲がヴェルヴェットアンダーグラウンドだったので許すけどさ。

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cani tsuyo

0.5全く…

2015年6月7日
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全く共感できないし、
全てが唐突すぎる…
ラストも嫌い

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Rinko

2.5うらやましい

2015年6月5日
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あの大学生うらやましすぎる。

内容はまあまあ良かった。
演技も見応えあった。

しかしオチがイマイチ。
全力疾走 笑

あといらないシーンを
削れば良かったかも

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映写機おじさん

3.5説明が足りない?

2015年6月4日
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くんくん

4.5人間、“ありがち”な貪欲

2015年6月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

知的

角田光代のベストセラー小説を「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督が映画化。
「桐島~」同様、多くの国内映画賞を受賞した話題作。

年下の青年との不倫に溺れ、巨額の横領を繰り返す女性銀行員の顛末。
ハッキリ言って、愚かな女の話である。
甘い時間はいつまでも続く訳なく、横領していた事も遂に発覚し…。
人生破滅の道へまっしぐら…という“ありがちな”展開だが、ただそれだけには収まらない。
人間些細な事で誘惑に負ける。
一度堕ちてしまったら中毒のようにエスカレートしていく。
それが悪いと分かってても、感覚が麻痺してもう止められない。
何故、彼女のような真面目で正義感ある人が?
少女時代のエピソードがキー。
“受けるより、与える方が幸せ”
どうやらその言葉を履き違えてしまったようだ。
履き違えた“真面目”“正義感”の意思は固い。
が、心の何処かでぶち破りたいと思っている。破滅を望む自分がいる…。
吉田大八の演出は、一見ヒロインの心情を肯定しているようで、冷たく見放している。
緊張感や、人生の歯車が狂っていく様も巧みだ。

“美しき横領犯”を宮沢りえが熱演。
ちらほら「老けた」「美貌が衰えた」と囁かれているが、かえってそれが、人生に疲れた主婦の生々しさ、艶かしさを滲み出している。
倦怠期の夫との冴えない地味な主婦の顔、不倫の恋を満喫する輝く女の顔…その演じ分けも見事。

不倫相手の池松壮亮に疑問の声も挙がってるようだが、もし演じていたのが福士蒼汰だったらどうだろう。願望を描いたファンタジーになっていた筈。
結局、こういうだらしなく、何処にでも居そうな相手と深みにハマる。
その返、池松壮亮は巧い。

大島優子は映画オリジナルキャラ。
一つ一つの言動がヒロインを堕落の道へ誘惑する。
意図的なのか故意なのか曖昧に、大島優子が絶妙な小悪魔的魅力。

キャストでとりわけ存在感を放つのが、小林聡美。
勤続25年のベテラン事務員で、銀行の局的存在。
不正や小さなミスも見逃さない“絶対正義”の象徴で、それ故上司からも扱いに困られている。
ヒロインの不審にいち早く気付き、真っ向から対立する。
クライマックスのヒロインとの価値観のぶつかり合いは、本作最大のハイライト。
助演の鑑!

人間、お金ナシには生きていけないが、またお金が人間を狂わす。
お金なんて言ってみれば、ただの紙切れ。その紙切れの為に、犯罪に手を染め、他者の命をも殺める。
一体お金って何なのか。
それでもお金は欲しい。正直な気持ち。
「ほんの少しのお金」…チャップリンの名言は心に染みるが、なかなかそうはいかない。
人間の欲は何処までも貪欲。

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近大

3.0うーん。あの青年に何の魅力があったのか?

2015年6月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

萌える

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tomo55

2.5感想

2015年5月14日
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鑑賞方法:映画館

萌える

とんでもない金額を手に入れると思いましたが、そうでも無かった。意外に、呆気ないので、期待外れです。
りえさんが綺麗なので、まあ、良いかヽ( ̄▽ ̄)ノ

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xexoss

3.5紙切れ1枚から人生が変わる

2015年4月22日
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鑑賞方法:映画館

と、思わせて、パッとしない生活を送る主人公が、年下の男性と不倫に走ることから人生が変わります。
横領も、男のためです。
恋って怖いですね。夫を裏切るなんて、いけないことですね。
でも、主人公と同じような人生を送っている方は、一度は考えたことがあるのでは?
やっちゃイケナイことを等身大で実行していく姿は、背徳感に溢れ、とてもおぞましかったです。

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はものゆびき

3.0すごい重い内容だった。最後どう終わるのかと思ったらまさかの逃亡でび...

2015年4月13日
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MIKU

3.5実際に無くはない話であるところが、ハラハラして面白い。お金って人を...

2015年4月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

実際に無くはない話であるところが、ハラハラして面白い。お金って人を変わらせるんだなって改めて思わせる映画だった。

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あさごん

4.0すごい

2015年3月13日
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いつこ

4.0こーゆー重めで、青みがかった映画好き! 年下にハマる人、年上に甘え...

2015年3月4日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

こーゆー重めで、青みがかった映画好き!
年下にハマる人、年上に甘えてダメになる人、嫁とすれ違う夫、横領してしまう一人、真面目すぎてそんな人にあこがれる人、、、色んな人のいろんな感情に共感出来すぎて、心がぐちゃぐちゃになったーーー。
にしても池松壮亮かっこかわいかった♡
もっかいみたい!

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yuka

3.5宮沢りえのための映画

2015年3月1日
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buenavista2012

2.5吉田監督らしいラスト。 狂気ではなく日常のなかにあるとある事件。 ...

2015年2月24日
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吉田監督らしいラスト。
狂気ではなく日常のなかにあるとある事件。
小林聡美が素晴らしい。

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わわわわ

4.0犯罪する女性の本当は寒さを感じられて

2015年2月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

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マーchan

4.5吉田大八に外れなし

2015年1月30日
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鑑賞方法:映画館

興奮

周到に伏線(とはちょっと違うが)積み上げられていって閉塞感が極まったところからの,爆発と疾走.吉田大八に外れなし

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ykono

4.0届かない月がいちばん綺麗

2015年1月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

監督の前作『桐島、部活やめるってよ』は未見。
観なきゃ!と思うとなかなか観出せないという
悪いクセが出ております。

ともあれ本作『紙の月』。
保険セールスの女が起こした巨額横領事件の顛末。
冷たく緊張感ある映像とテンポの良い語り口で
最後までダレずに観られました。
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まずは主演の宮沢りえについて。
そもそもこの方の出ている作品をあまり観ていない
自分なのだが、儚げな見た目と大胆不敵な言動の
ギャップが怖面白かった。

最初の犯行時は目を泳がせっぱなしだった主人公が、
後半ではまるでルーチンをこなすかの如く、
眉ひとつ動かさずに犯行を進める。さらには弱々しい
表情を浮かべたまま脅迫の言葉さえ口にするようになる。
ひええ。
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彼女の犯行のきっかけは一体何だったのか。
自分を見てくれない夫への不満?
根深く残っていたキリスト教的献身の精神?
犯行を誘発するような要素はいくつもあったが、
どれも根本的なものには思えなかった。

僕には、彼女は弱者を救う金の力、そして
それを思うまま行使できる自分の力に
酔い知れているように見えたし、同時に
他人に求められることに心底飢えているようにも見えた。

最後の顔に傷のある男と出会うシーンもそう。
あの男はかつてお金を寄付していた少年と同じ人物
では無かったかもしれない。けど彼女は、「自分の
行いで救われた人がいる」と信じたかったんだと思う。
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印象的に使われていた讃美歌『あめのみつかいの』。
彼女は誰かの “恵みの御子”として
認められたかったんだろうか。
自分は誰かにとって必要なのだという
実感が欲しかったんだろうか。

人の幸福を食い潰してまで自分の幸福を味わっていた
彼女に同情する余地は一片も無いはずなのだけれど、
それでもシンパシーを感じてしまったのは
そんな感じを受けたからかもしれない。
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他のキャストもグッド。
意志が弱く、ぬるま湯のような環境を与えられて
ずるずると堕落していく池松壮亮も、
『社会の一員』という意識が薄く、
言動もフットワークも軽い大島優子も、
なんだか生っぽい役柄で良かった。

だが圧倒的に良かったのは小林聡美。
“タガ”が完全に外れた主人公に対し、
彼女の倫理は鉄のように揺るぎない。

「徹夜くらいしかやりたいことが浮かばなかった」
と語った彼女。彼女は『無欲』と呼ぶよりは、
社会常識にあまりに強固に縛られているため、
あらゆる行動を自分の中で制限してしまっている
人間なんだと思う。

タガが外れた女と、タガを外せない女。
手前勝手に生き、他人様の恨みを買って世を追われるか。
歯車のように生き、無味乾燥な日々を送り続けるか。
ちょっと極端ではあるが面白い対比。
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人の欲は底無しで決して充たされることがなく、
一度タガが外れたらブレーキをかけるのは難しい。
だからといって私欲を全く無視するのもあまり生きている
感じがしないワケで、その辺りの匙加減が難しいのが
これこの人生。
幸福に生きるということの難しさを感じる映画だった。

綺麗な月も眺めている内が華。手が届いたらただの石ころだもの。
今よりも大きな幸福に憧れている頃がいちばん幸福、
という場合もあるのかねえ。

<2014.11.06鑑賞>

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浮遊きびなご