劇場公開日 2014年4月19日

  • 予告編を見る

「家族の形はそれぞれ」チョコレートドーナツ 桜子さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5家族の形はそれぞれ

2017年5月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

同性愛者が主人公という時点で興味惹かれて、鑑賞。

ダウン症を生まれ持った方が、どんな風に日常生活を送っているのかとか、そこらへんも興味があった。

観る前に予想した内容とは少し違うものだったけど、
鑑賞後に感慨深い気持ちになる良い作品。
いわゆる考えさせられる映画だった。

1970年代ということもあって、やはり「古い時代の話」だと自分の中でフィルターがかかってしまうのは仕方がない。
同性愛者やダウン症を持った人と関わりが薄い私にとって、リアリティに欠ける部分は否めなかったが、
家族の形はそれぞれあることを教えてくれた。

男性が男性を好きになろうが、
障害をもつ他人を我が子のように可愛がろうが、
人それぞれ。

私たちは世間からの体裁や、一般的な「普通でいること」をつい意識してしまう。
どんなに周りから変なやつだと言われても、
自分の信念を曲げない勇気はすばらしい。

あまり期待せず見た作品だったが、
思わずジーンとしてしまった。

心の栄養になる作品だった。

桜子