「見たことの半分は疑え」パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画 みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)
見たことの半分は疑え
巧妙に仕掛けられた罠にズブズブ嵌まって行くグレッグ・ギニアの憔悴しきった顔が飽きるほど堪能出来るが、雪と氷に閉ざされた真冬に起きる、普通の人々が拝金主義者となってしまう滑稽な犯罪劇と言うのは、今までにもコーエン兄弟の『ファーゴ』やサム・ライミの『シンプル・プラン』とかで散々やって来たことだから、全くと言っていいほど新鮮味が感じられなかった。それでもまだテンポが良ければいいのだが、前半のもたつきが最悪にも眠気を誘ってしまう。
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