劇場公開日 2013年12月6日

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「セックス・セラピストの誰でも知りたがってるくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう」セッションズ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5セックス・セラピストの誰でも知りたがってるくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう

2016年4月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

知的

幸せ

幼少時から首から下が麻痺するポリオ病という難病を患う詩人マーク・オブライエンの性体験に基づく著書の映画化。
難病に性…題材こそ難しそうだが、童貞サヨナラ物語として見れば、共感必至の作品となっている。(特に男性にとっては)

体は不自由でも性の自由は奪われていない。
なので勿論勃起もするし、あくまで研究として性への興味は尽きない。
でも初体験故、体に触れられただけで感じ、早漏れ、挿入時は声を上げずにはいられず、マニュアル本を読んで衝撃。
笑い事じゃないですよ、男性諸君!
初体験時のオロオロなんて皆同じ筈。
40前後の主人公だが、ウブな青年と変わりない。

ウブさ故、女性に惚れ易い。
序盤の助手に告白するもフラれ、セックス・セラピストに魅了されるが亭主持ち。
相手を好きになり、体を交わったからと言って運命の相手とは限らない。
あくまで相手は仕事。
主人公の恋心をほろ苦く。
それでいて軽やかに。

まるで本当に難病を患っているとしか思えないジョン・ホークスの熱演が圧巻。服を脱いだ時の体とか、リアルを通り越して生々しい。
神父役のウィリアム・H・メイシーも好助演。
そして何と言っても、セックス・セラピスト役のヘレン・ハント。
年齢的にはオバサンだけど、美しいその裸体!
これぞ本当の美魔女。

セックス・セラピストなる職業がある事にも驚き!

近大