大統領の執事の涙

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劇場公開日:

大統領の執事の涙

解説

「プレシャス」「ペーパーボーイ 真夏の引力」のリー・ダニエルズ監督が、7人の米国大統領に仕えた黒人執事の実話を描いたヒューマンドラマ。綿花畑の奴隷として生まれたセシル・ゲインズは、1人で生きていくため見習いからホテルのボーイとなり、やがて大統領の執事にスカウトされる。キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争など歴史が大きく揺れ動く中、セシルは黒人として、執事としての誇りを胸に、ホワイトハウスで30年にわたり7人の大統領の下で働き続ける。白人に仕えることに反発し、反政府活動に身を投じる長男や、反対にベトナム戦争へ志願兵として赴く次男など、セシルの家族もまた、激動の時代に翻弄されていく。主演は「ラストキング・オブ・スコットランド」のフォレスト・ウィテカー。

2013年製作/132分/G/アメリカ
原題:Lee Daniels' The Butler
配給:アスミック・エース
劇場公開日:2014年2月15日

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映画レビュー

4.57人の大統領に仕えた黒人の執事の物語。今も世界中に残る人種差別(肌の色だけじゃない)を考えるきっかけになる作品。

2024年1月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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ゆっくりランナー1号(名前を11/28変更しました)

3.0大統領を通じた米国史と‼️❓執事を通じた黒人問題❓‼️

2024年1月3日
PCから投稿

もちろん、執事と大統領とのリンクするところは創作なのだが、いろんな勉強にはなる。
差別問題といえども、ユダヤ人虐殺と対峙するほどの被害はあり、現在進行形なのだ。
日本も対岸の火事ではない、人種問題以外でも、イジメは殺人多数であり、パワハラ、セクハラも同様。
映画に戻れば、ベトナムでは、ベトナム人は五百万人、米兵は二百万人の犠牲者が出た、こんなに続けたのは軍産企業の影響も多い。
オバマはハワイ出のエリートなので、黒人問題は好転出来なかった。
現在、ウクライナやイスラエルの継続が危惧されるのは、ベトナムと根源を同じ、とも言える。
かなりオブラートに包んだ内容の映画だが、その分リアリティは高い。
アメリカを知るために、是非。

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アサシン5

3.5執事の父親と息子の物語

2023年11月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

人権問題とか差別とか、KKKが出てくる作品を知らず知らずのうちに立て続けで観ていたので、そういうのがないハートフルな雰囲気の作品ないかと思い手に取ったのが本作。
調べなかった自分も悪いが、思いっきり人種差別についての作品で、執事かどうかは余り関係なかった。
この後に観た「夜に生きる」にもKKKとか出てきて、また偶然にも差別を扱った作品だった。なんかとりつかれてるのか、そういう作品が多くなっただけなのか、自分の選別眼がおかしいだけなのか、まあどれでもいいけれど、期待と内容があまりにも違うと少し評価に影響しちゃうよね。そうならないように気をつけてはいるけれど。

それで内容についてだが、すでに書いたようにもうほとんど人種差別についての物語だった。
主人公と大統領の絡みは思った以上になくて、ニクソンと一回、ケネディと一回、レーガンと一回くらいしかない。あとは、各大統領が差別絡みの政治判断をする場を見ているだけだ。
各大統領はなかなか豪華なキャスティングだったのに出番が少なかったのは残念だ。

あとは、作品中で「夜の大捜査線」について、白人が考える黒人の姿だというセリフがあるが、なんだか、本作こそがそれに該当してしまっているような気がした。
自分は白人でもないし黒人でもないからその辺はちょっとわからないし、確か黒人監督だったと思うから自分のほうがおかしい可能性は高いけど、どこか何か違うような違和感は観賞後にすごく残った。なかなか面白くていい作品だけど、★5はないなと感覚的に思うのはこれが原因かと。

それと、ここ10年くらいの映画は画像加工技術が発達してすごいよね。フォレスト・ウィテカーがそこそこ若い時代から老時代まで演じているが無理が全然ない。
ウィテカーの年齢不詳感が後押ししているのもあるだろうけどね。

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つとみ

4.0公民権作品

2023年6月27日
PCから投稿

ホワイトハウスと大統領寄りの内容かと思いきや、公民権運動にかなり重点が置かれているようで、そこは期待と異なります。

真面目で淡々とした佳作であることは疑いありませんが、今一つパンチが足りないような。

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越後屋
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