劇場公開日 2014年5月31日

「心温まる爽やかさ。家族で楽しめるアドベンチャー。」瀬戸内海賊物語 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0心温まる爽やかさ。家族で楽しめるアドベンチャー。

2014年6月13日
PCから投稿

楽しい

単純

興奮

【賛否両論チェック】
賛:主人公が、仲間達と困難を乗り越えながら成長していく姿に感動。情操教育にとってもイイ。地方の過疎化の問題にも言及。
否:やや子供向けな感は否めないか。本格的な映画が好きな人には、結構物足りないかも。

 ザ・家族向け映画です(笑)。子供達が、幾多の困難を協力しながら乗り越えて、その度に少しずつ成長していく様は、子供向けとは分かっていながらも、感動してしまいます。そして、「宝探し」というファンタジーな面だけではなく、「地方の過疎の問題」という極めて現実的な問題も上手く織り交ぜてあるのも、素晴らしいですね。
 展開は結構ご都合主義な部分も多いですが、その辺も含めてご愛嬌です。子供達の熱くて真っ直ぐな頑張りを、純粋な気持ちで応援してみて下さい。
 ちなみに、愛子役の葵あんなさんは、「陽だまりの彼女」で上野樹里さんの幼少期を演じていらっしゃいました。また、主人公達が通う小学校は、「魔女の宅急便」で出てきた学校と同じですので、是非是非その辺りも注目してみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド