劇場公開日 2014年3月29日

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白ゆき姫殺人事件のレビュー・感想・評価

全204件中、1~20件目を表示

3.5井上真央と中村義洋監督の相性の良さがもたらした良作

2020年11月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

湊かなえ氏の小説を井上真央主演、中村義洋監督のメガホンで映画化。
過熱報道、ネット炎上、口コミの衝撃といった現代社会が抱える闇を描き出して2014年に公開したわけだが、これらの問題は2020年になっても変わることがなく、むしろ深刻化しているように感じる。それだけに、14年に封切りした意義がある作品といえる。
井上の演技はぶれがなく、中村監督の意図をしっかりと理解していることが随所でうかがえる。
また、驚かされたのは菜々緒。今作が映画デビュー作となったわけだが、殺害されてしまうのにヒール的な要素も併せ持つという難役を嬉々として演じ切った。自らの役割をきっちりと認識している頭の良さも含め、今後さらなる活躍が期待できる逸材ではないだろうか。

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大塚史貴

3.5何が正しいのか、正しいとは何か

2024年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

知的

見る人が違えば印象は変わるし、知らない誰かの発した言葉は人に触れて乱反射してく
そんなことを思いながら、白ゆき姫殺人事件を観てた
簡単に他人のものを奪える人は世の中にいるんだよね
何が罪なのかな
顔も知らない人を、とやかく言うのは気をつけたいと思う
SNS上にはいろんな事件が流れてきて、我々は身勝手にいろいろな事を言うけど、そこの怖さを少し考えていきたいと思った。

とりま、綾野剛は軽薄な役も上手いけど、井上真央は拭えない花があって、そこは適役かどうか疑問

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なかのねこ

3.0噂が真実とは限らない

2024年1月12日
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鑑賞方法:TV地上波

ドンデン返はあったが、そもそもの事件に思い入れが無かったので、驚きがもう一歩

アイデアはいいので、展開を入れ替えたりやり方次第でもっと良作になりそう

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Daiki Sugiyama

3.5テレビで怪しい容疑者としてピックアップされた城野美姫(しろの みき...

2023年12月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

萌える

テレビで怪しい容疑者としてピックアップされた城野美姫(しろの みき)。
警察ではなくフリーライターの赤星が体を使って城野のことを調査する。
徐々に城野という人間を知る過程が面白かった。

原作は未読だが、本作は脚本も演技もわかりやすくて良かった。
バイオリンの演奏も良かったし、魅力的な俳優達は目の保養になる。

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Don-chan(Daisuke.Y)

4.0無責任なメディアとネット界隈を楽しむ

2023年11月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

原作小説を読んで、映画になっていたことを知って鑑賞。
原作とメディアを変えつつも主題に差がないよう配慮されていて結構よかった。
まあ城野さんが可愛すぎるとは思いつつ、赤星氏は原作より適当さが出ていてよかった。
原作→映画でガッカリ感なく楽しめた。

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kawa

5.0姿を消した容疑者は何処にいるのか? 126分の映画だが、105分ごろまで真相は判らないと思う。 きっとあなたも騙される。 今まで見た湊かなえ昨品とはちょっと感じが違った。

2023年6月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

萌える

動画配信で映画「 白ゆき姫殺人事件」を見た。

劇場公開日:2014年3月29日

2014年製作/126分/G/日本
配給:松竹

井上真央
綾野剛
菜々緒
金子ノブアキ
小野恵令奈
谷村美月
染谷将太
蓮佛美沙子
貫地谷しほり
生瀬勝久
秋野暢子
ダンカン
TSUKEMEN
宮地真緒
朝倉あき
大東駿介

「告白(2010)」を見たので、湊かなえ原作昨品を続けて見てみた。

美人でスタイルが良くて性格もいい
化粧品会社の女性社員(菜々緒)が山の中で焼死体で見つかる。

テレビのワイドショーの契約社員(綾野剛)は化粧品会社の知人から情報を得てこの事件を追うことになった。

犯人は誰が見てもあの人である。
それを裏付ける状況証拠はいくらでもある。

ワイドショーが連日報じる。
姿を消した容疑者は何処にいるのか?

126分の映画だが、105分ごろまで真相は判らないと思う。
きっとあなたも騙される。

今まで見た湊かなえ昨品とはちょっと感じが違った。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

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ドン・チャック

3.5女ってこえー

2023年5月21日
iPhoneアプリから投稿

話の進め方や色々な人の視点が上手く埋め込まれていてとても面白かった
伝言ゲームみたいな、リアルでもその人が意図して放った言葉や表情が捉えた人によっては良い様にも悪い様にも受け取られてしまう そこが怖いなって思わせてくれる作品でした
花男の時の芋臭いイメージが強かった井上真央だったけど普通に綺麗だね!

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わんわん

3.5俳優さん達がみんなハマり役で良かった。 ネットって怖いね。

2023年4月27日
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俳優さん達がみんなハマり役で良かった。
ネットって怖いね。

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ぬおーん

4.0実際に起きた殺人事件をヒントに組み立てたミステリーの傑作映画

2023年4月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

2000年に起きた「恵庭OL事件」
交際相手が被害者に心を移したことを恨んだ元恋人が、
人気のない林道で被害者を絞殺して遺体を灯油で焼いた事件である。

映画は殺された三木典子(菜々緒)が、長野県しぐれ谷国定公園で
滅多刺しにされた上に燃やされて遺体となって発見される。
紀子を恨んでいたとされる恋人を奪われた同僚の城野美姫
(しろのみき=井上真央)は、事件の夜から行方不明になっている。
テレビ局契約ディレクター赤星(綾野剛)は元カノの理沙子(蓮佛美沙子)
から「すごい事件が起きた」と連絡を受ける。
典子の後輩の理沙子の情報は詳しく非常にタイムリー。
赤星はレッドスターの名でツイッターをしていて実況のようなツィートは
評判を呼び、ネットでは「白雪姫殺人事件」として有名になり、
城野美姫はいつしか殺人事件の犯人にされて行く。

この映画は2014年公開で、今では珍しくない手法だが、
ツィッターを画面上に表示して臨場感を煽っている。
そしてSNSが作り上げる人物の虚像と実際の人間の落差が甚だしくて、
SNSの恐ろしさをまざまざと浮かび上がらせている。

そにしても菜々緒の演じた美人で人気者の三木典子。
この女性の実像や悪意。
人間の闇を原作者の湊かなえは見事なまでに浮かび上がらせている。
傑作ミステリである。

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琥珀糖

3.0真実は本人からしか語られない

2023年1月22日
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いろんな人の主観が入り、結局何が真実か分からないままに物語が進む。
真実は、結局本人からしか語られることはない、ということがよく分かる話。

事件は解決したものの、容疑者の境遇が不憫で何となくすっきりしないような、重たい気持ちが残る。

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た

4.0地の文は信じても対話文を信じてはならぬ

2022年10月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

それがミステリーの鉄則。
ましてや供述など嘘ばっかり。というより、自分でも嘘だと思ってないのが厄介な所。

まさに湊かなえ節。
そういえばこの展開は「告白」によく似ている。
語る人によって、状況が少しずつ変わってる点。
ひとは皆、自分に都合のいいように記憶しているものだと、つくづく思わされる。

ミステリーとしての出来がピカイチなので、すごい引き込まれる。
ただ、さすがに有り得ないだろと、画面に向かって突っ込んでしまうぐらいのとんでも展開もあるだけに、ちょっとだけ点を下げさせてもらったが、概ね予想を超える満足度でした。

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りんちゃん

3.5井上真央と菜々緒最高

2022年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

井上真央の低
菜々緒の高
すごいバランスで描かれている中のサイコパス
際立ってます

この作品は映像の方が生きるのか
監督が上手いのか
ラストいいですね

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風花

5.0久々超面白い映画

2022年7月2日
iPhoneアプリから投稿

メディアは切り取った真実を報じていて、本当の話はもっと深いところにある。

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aqua_2500

4.0面白かった。俳優の皆さんがいい。

2022年6月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

面白かった。俳優の皆さんがいい。
視点を変える、嘘をつく、という要素で物事のとらえ方は大きく変わりますわな。
良かったです。

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khapphom

3.0原作は未読だけど湊かなえって感じ。 人間の嫌な部分、さらにネットを...

2022年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

原作は未読だけど湊かなえって感じ。
人間の嫌な部分、さらにネットを通すと怖いと感じた。
自分の良いように、都合のいいように、その他大勢の意見に同調する。事実から遠ざかっていく。
自分の核たる部分をもっていたいものだ。
様々な人の視点で語られる、そんな脇を固めるキャストも何気に豪華。

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よっしー

2.0いつかきっと・・・の限界

2022年5月4日
PCから投稿

まず、井上真央がかわいい時点でなんか違う。
平凡で純粋で世間知らずで顔に特徴のない普通の女子。
が、主人公だから成り立つ話なのでは?と思いながら鑑賞。

目の前に嫌な奴がいたらどうするだろうか。
直接そいつに対抗するだろうか。
別の第三者に矛先を向けるだろうか。
泣き寝入りしてしまうだろうか。
その場から逃げ出してしまうだろうか。
「いつかきっと、いいことがあるから」と
じっと耐えられるだろうか。

この映画の登場人物は、目の前にいる嫌な奴に対する
それぞれの対応の仕方を見せている。
周りを巻き込んで集団で攻撃する、みつき。
泣き寝入りして引きこもったダイアナ。
直接攻撃に出た真犯人。
そして、「いつかきっと、いいことがあるから」と
自分に言い聞かせる主人公。
この映画の中では誰一人幸せになっていない。
主人公には「いいこと」なんて一度も起きていない。

そして今日現在。
「目の前の嫌な奴」は、
目に見えない世界中の網の中にいる。
その網の中の連中に対応する最適な手段は
未だ解決されていない。

できれば映画の中で、
それに対応できうる一筋の光でもいいから
提示してほしかった。
そしてこの主人公には、ほんの小さな光を目指して
もらいたかった。

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にゃろめ

5.0演出力

2022年3月28日
PCから投稿

日本映画をこきおろすことが多いですが例外もあります。テレビ出身の職人型監督と是枝裕和、中島哲也、李相日、原田眞人・・・工匠なタイプの監督は敬愛しています。中村義洋監督もそうです。

判断基準は演出力です。演出家が演出がじょうずであることは合理では──と思います。反してこきおろしたくなる日本映画の監督はずばり演出がへただからです。それに加えてへたにもかかわらずマスコミが称揚しているから──というのもあります。

ときとして日本映画はへたなほど称揚されます。へたでも天才ともてはやされます。この現象は日本映画/日本映画界を(ものすごく)不透明にしていると思います。
当人が気づいたなら「すいません天才じゃないんで天才って謳うのやめてもらっていいですか」って言ってほしいと思います。

個人的に中村義洋監督は演出がもっとも巧い日本の映画監督のひとりです。
東京オリンピックの際、開閉会式に寄せて「演出家」が挙がっていました。映像作家も挙がっていましたが、よくわからない人たちでした。世の中の事態は──とりわけオリンピックのようなものは利権が支配していて、すぐれた者があてられるわけじゃないと思います。エンブレムからしてそうでした。

したがって中村監督はもっとも演出がじょうずなのにマスコミの称揚にはのぼってきません。だから映画にはリテラシーがひつようなのだと思います。マスコミはだめな映画/監督ばかりを持ち上げます。その嘘/ゴリ推しを払いのけて本物を見分けるのはリテラシーってことになるからです。

中村監督の演出力はその映画がおもしろいことでわかります。アヒルと~チームバチスタ~フィッシュストーリージェネラルルージュ~ゴールデンスランバーちょんまげぷりん・・・いずれもおもしろく且つ安定しています。エンタメに比重していますが、なんとなくアートなルート225やポテチみたいなのもやはりおもしろいのです。そのことを通じて映画監督はエンタメであろうが、アートハウスであろうが、演出力はひつようだ。ってことがわかると思います。

白ゆき姫殺人事件は湊かなえ原作のミステリーでした。大資本でオールスターキャスト、大量の登場人物をさばいていました。こんな形容をしなければならないのは癪ですがまるで韓国映画のようにおもしろい映画でした。
あかるく健康的な井上真央ですがここでは喪女をうまく演じていました。知名とともに善玉になった菜々緒ですがやっぱ悪玉が似合いました。

凝ったストーリーを解りやすく見せます。またミステリーや謎解きの領域から友情へもっていってじんわりさせます。こんな芸当ができる監督はほとんどいません。

Netflix、Disney+、HBOMax、Amazon、AppleTV・・・グローバルな動画配信の時代、言語はさまざまでも、全世界につうじる共通言語は演出力です。
すでにだれもが米英韓がおもしろいことを知っています。そんな世界になっているのに、へたなやつを天才とか言っちゃう日本映画/日本映画界ってすげえ変だよね。──という話。

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津次郎

3.0相変わらずの

2021年11月19日
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イヤミス。その中でも面白い方かと。

映像のアイデア効いてます。

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大粒 まろん

4.0自然な流れで、

2021年11月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

登場人物の人物像やエスカレートする世論、失踪者の行方などがうまい具合に絡み合って、終始夢中で見ていられた。

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くそさいと

5.0永久保存版🙆‍♂️

2021年6月26日
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元々原作の小説が好きだから、かなり贔屓目の評価でえいきゅうに認定。

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@Jankichi@