リアリティのダンスのレビュー・感想・評価

リアリティのダンス

劇場公開日 2014年7月12日
20件を表示 映画レビューを書く

ホドロフスキー映画好きな人向け

自身の幼少時の自伝的映画、とはいってもこの監督のことなのでこういう内容になる。

聖と俗、美と醜、リアリズムと幻想。
ごった煮的な構成はいつものことだが、今作は(これでも)ややすっきりまとめた感じ。
自身のルーツであるユダヤ人であるとかロシアとの繋がり、父や母との関係などおそらく正直な吐露が見られてファンには嬉しいかな。

散歩男
散歩男さん / 2017年7月17日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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オペラ母さん。

色彩 鮮やかな映像にLOOK サーカス団と奇形を愛するホドロフスキー。

軟弱息子を男らしく育てる筈が父親自信が意気消沈。

これがホドロフスキーの自伝なら本当に摩訶不思議なお爺ちゃんだ。

万年 東一
万年 東一さん / 2016年5月7日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  怖い 知的 萌える
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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本作だけ観てもつまらない。デューン/砂の惑星→ホドロフスキーのDUNE→リアリティのダンスと観てください!

「狂気がなければ芸術作品は生み出せない」
byアレハンドロ・ホドロフスキー

『デューン/砂の惑星(1984年)』
『ホドロフスキーのDUNE(2013年)』
『リアリティのダンス(2013年)』

1980年 エレファントマン
1984年 デューン/砂の惑星
1986年 ブルーベルベット
これはデビッド・リンチ監督の1980年度の監督作品です。
この後1990年に、私の大好きな"ワイルド・アット・ハート"を撮りますが……。
さて、みなさん。一作、一作、内容を思い出すと、かなり酸っぱい顔になる作品がありますよね?
そう!「デューン/砂の惑星」です。
※実は昨夜30年振りに観ましたが、諸々と酸っぱかったです。
いやいや、大好きですよ!
顔にできたおできを、執拗に気持ち悪く映し出す困ったコダワリとか。
仄暗い、こんがらがったサーガとか。
ナウシカをはじめ、色んな作品に影響を与えた(何故か側面の部分的なアップばかりの)サンドワームとか。
厨二の大好物である"力が覚醒する"とことか。
人気者のシンガーだと?スティングだと?知ったことか!と、これでもか!と格好悪く死なすとことか。
まだまだ可愛いショーン・ヤングとか。
大好きですよ!
でも、ブッツ、ブッツに話が切れて、なかなか世界に迎え入れてくれない部分もあり。
きっと、もっと長い作品だったんでしょうね。
だってある監督は「絶対に12時間で撮る!」と言ってきかなかったんですから。
それだけの時間をかけてこそ、描ける世界観なのでしょうね。

1975年「デューン/砂の惑星」を、12時間で撮ると言ってきかなかった監督がいます。
スタッフ&キャストと言わず「魂の戦士」と呼んで探し求め、変態的な交渉術で天才達を口説き落とし、完璧な企画ができあがっていたのに。
ある理由でダメになったんです。
その過程を、ドキュメンタリーにしたのが"ホドロフスキーのDUNE"です。
ホドロフスキーと言ったら、"エル・トポ"でパンツ一丁で泥まみれで蠢いていたイメージが強いです(笑)すみません、他の作品は未見です。
ハリウッドのメジャーな映画会社に売り込みにいった際に、実は"企画は最高!だけど監督を変えろ"と言われた理由は、この"エル・トポ"のせいでした。
「あんな変人に、むっちゃお金のかかる12時間の映画を撮らせられっか」だったんです。
最近"オンリー・ゴット"をレフン監督から捧げられていた、鬼才、変態、アレハンドロ・ホドロフスキー監督。
ホドロフスキー監督が撮ろうと思った「デューン/砂の惑星」が、どれだけ凄いか「魂の戦士」一覧を見るだけでお分かりになるかと思います。

◎スタッフは下記の通り。
ミシェル・セドゥー
メビウス
クリス・フォス
H・R・ギーガー
ダン・オバノン
ピンク・フロイド

◎キャストは下記の通り。
デヴィッド・キャラダイン
ミック・ジャガー
オーソン・ウエルズ
サルバドール・ダリ(と、ダリのミューズ:アマンダ・リア)
ブロンティス・ホドロフスキー
このメンツで、12時間の映画を撮るって凄くないですか?
ホドロフスキー監督が、目をキラキラさせて当時の様子を語ります。なんだ、こんなに可愛い人なんだー。と思っていたら、むっちゃ笑顔で「私は原作をレイプしてやったんだよ!レイプしてやった!」と繰り返していて、びっくりしました(笑)
いや、80歳過ぎてこのテンション!素晴らしい(でも、息子さんで俳優のブロンディス、疲れそう……)。
当初は、特撮に「2001年宇宙の旅」のダグラス・トランブルを予定していました。
でも打ち合わせ段階で、ホドロフスキー監督そっちのけで電話に40回も出るその不遜な態度で「あいつは魂の戦士ではない」と断るとことに。
爽快!
ホドロフスキー監督は"映画は自分にとって芸術なんだ"と繰り返し言いますが、それがよく分かるエピソードです。

さて、ここまでできあがっていた企画が、監督へのダメ出しでなくなってしまいます。
が、満を持してリンチ監督が映画化するんです。※ホドロフスキーの企画は映画化してません。
ホドロフスキー監督は泣いたそうですよ。でも、勇気を振り絞って映画を観にいったそうです。
「リンチだぞ、あの天才リンチが撮った映画。とても敵うわけない!けど……」
この後、ホドロフスキー監督は満面の笑みで続けます。
「けど、大失敗やん!酷いやん!」
リンチ監督の「デューン/砂の惑星」を観て、すっごくハッピーになった!って。
あ、決してリンチ批判をしているわけではないんです。
ホドロフスキー監督は確信したんですよ、自分の企画が間違ってなかったって。自信を取り戻した満面の笑みだったんです。可愛い人。
ホドロフスキーのDUNEは幻の作品となってしまいましたが、その企画の片鱗はSWにも、フラッシュゴードンにも、エイリアン(ホドロフスキーのお陰で出会った2人が作ったんだもの)にも、最近ならプロメテウス等にも見つけられます。
未完なのに、多くのSF作品に影響を与えるとは。凄いです。
ギーガーや、レフン監督の貴重なインタビューや、クリス・フォスの宇宙船のイラスト(凄く良いんですよこれ!)が見られるだけでも素晴らしいです。また、もし本当に映画化されていたら、SWはどうなっていたんだろう?と思いを馳せるのも楽しい。

「狂気がなければ芸術作品は生み出せない」と"ホドロフスキーのDUNE"で繰り返し言っていた監督と、プロデューサーのミシェル・セドゥーがそれから35年後に再びタッグを組んで制作したのが、"リアリティのダンス"です。
本作は、ホドロフスキー監督半生の映画化です。勿論、ご本人も出演されてますよ。
あ、半生というか、子供の時に体験したエピソードの数々と言った方が良いかもしれません。寺山修司の「田園に死す」に確かに似ています(あ、VHS持ってます)ね。
色々と、妙なんです(笑)
父親(ブロンティス・ホドロフスキー)は厳格というか、息子のアレハンドロを強く育てたいと思うあまり、麻酔ナシで歯科治療をさせたりします。
巨乳の母親は(オペラ歌手志望だったみたいで) 普段の喋る口調が、全てオペラです。暗闇を怖がるアレハンドロを靴墨で真っ黒に塗って克服させたり、夫の伝染病を放尿で治したりします。なんでしょう、何かを超越した女性です。
そんな幼少期のアレハンドロを、優しい目で見つめて励ますホドロフスキー監督。
妙なエピソードから垣間見られる、チリ政権下の抑圧された恐怖と奇々怪々な貧困生活。

ホドロフスキー監督は、現在86歳です。
本作を観ていて、創作の源になっていた狂気と、漸く折り合いをつけたのかも知れないと思いました。凄く、解りやすい作品です。
独裁的な父と、その父に抗えない母と、あの時代を赦す。
ホドロフスキー監督の悟りと、優しさを感じる作品です。
そして同時に、ホドロフスキー監督とのサヨナラが近付いていることを、強く感じる作品でした。
いつまでもお元気で!そう願わずにはいられません。
原題が「LA DANZA DE LA REALIDAD(英:THE DANCE OF REALITY)」です。
真実のダンス。現実を思いっきり踊らせる。現実を好き勝手にダンスさせて、滅茶苦茶にして、そうすれば何かが再生されるのかも知れない。
私もリアリティのダンスをしようか。
できれば3作品、纏めてどうぞ!

さとちゃ
さとちゃさん / 2015年7月30日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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この監督に興味がなければ

見なくていいそんな感じの映画です。

私にとっては得られるもののない映画でした。

ゆた147
ゆた147さん / 2015年6月25日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 1.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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頭おかしい

やっぱりホドロフスキーは頭おかしい(褒めてます)!これはホドロフスキー自身のためのサイコマジック。詩的かつ私的な世界で父を赦し母を解放することで家族を癒す。まさしく幻想に身を委ね現実と踊る。こんな作品ホドロフスキーにしか作れない!聖水BUKKAKE万歳!

ホドロフスキーの作品って実は難解でもなんでもない。親殺しとか魂の錬成とか…要は全部通過儀礼の物語。まあ行き過ぎた超現実主義(「超」現実主義なのに行き過ぎ!)と表現主義ゆえにディテールが意味不明なことは往々にしてある。でもそれこそがホドロフスキー

ヒートこけし
ヒートこけしさん / 2015年4月5日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
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こんなのあり!見ておいて良かった。

映像がきれい!斬新!劇場で見れて良かった。劇場から出た後も余韻が残る。シュールでお洒落でいて、えげつないような!監督の生涯かけてる素晴らしい作品。

たかナナ
たかナナさん / 2015年2月28日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  笑える 知的
  • 鑑賞方法:映画館
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幻想は救い

子どもは、自分が両親を満足させる対象でありたいと望みながら、アイデンティティーを形成しようとする。

誰もが、そんな子どもの自分を抱きしめたくなる。

両親にとって自分がどのような対象であるのか分からないまま成長し、ふと気づく。

その答えは、幻想の中にあると。

自分が作る幻想の中でこそ、他人の願望だけでなく、自分の願望も、はっきりと浮き彫りになる。両方を一度に抱きしめればいい。

抑圧的な父が「英雄」で、母が「奇跡の女」であったことは、おそらく幻想だろう。

父を、愛情を込めて許したいという願望が成就し、小さいホドロフスキーは、幻想の世界で救われる。

すると、リアルな世界が、優しく彼に寄り添ってくるのを感じた。

Raspberry
Raspberryさん / 2014年11月7日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  幸せ
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初ホロドフスキーの方にこそ、是非!

ホドロフスキーおじちゃんの不思議な不思議な回顧録。

ホドロフスキーって、
ぶっちゃけあまりにも悟りすぎて結局テーマ意味わかったのかって
言われれば本当は良く分かりませんでしたすみません
ってなるのがほどんどだけど、
これはエンターテイメントとして楽しめる!

初めてホドロフスキー見る人には、
とてもわかりやすいし、かなりの衝撃を受けると思われ。

見終わったあとは、テーマを頭で理解するとかじゃなくて、
生きるエネルギーみたいなものを授かる!!

幼少期のアレハンドロを演じている、
イェレミアス・ハースコビッツ君の美しさにクギつげ☆

実孫らしいけど、どうやったらこんな宝石みたいなお子が
生まれるんよ。

あと母ちゃんのオペラうるさいけど癖になる。

pullus
pullusさん / 2014年10月2日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  笑える 楽しい 幸せ
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映画という愛の形

この充実感。
文句なしの星5つだ、、、

出だしからドキドキした。
衝撃と共に、こんなに愛情深い映画を観たのは初めてかもしれない。魂を癒す映画、という言葉が後になってからじわじわと実感されてくる。観終わったあとでもしばらくこの感覚は生きるのだと思う。
現在の年老いた彼が、幼い頃の自分を抱きしめる演出が、ベタながらすごくいい。

重いのに軽やか。不思議な感覚。すごいな、ホドロフスキーってじいさんは。こんなに愛を感じさせる映画撮れるんだもの。。
大好きになるしかない。

Ao
Aoさん / 2014年9月19日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  興奮
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はじめてのポドロフスキー ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

女の子かと思ったポドロフスキー少年役の少年がやっぱり女の子に見えてしかたがなかった。いつも困ったような、ちょっとまぶしそうにしている表情がまたいいのです。
それにしてもポドロフスキーの語りはいい声でした。

物語の展開の息もつかせぬ感じ、幻想的な映像表現、音楽、どれをとってもすばらしいのでした。

当初は絶対的権威であった父が受難者となって放浪の旅に出てゆき、ぼろぼろになって帰ってくる。最後には年老いて髪も白くなった父が柔和な表情でうつります。旅を通して武装がほどけ、やさしさも弱さもにじみでる人間らしい人物になったのでした。ポドロフスキー少年の父親像の変遷が見て取れると同時に彼自身の成長が感じられる壮大な物語でした。

お母さんもとっても魅力的でした。台詞ぜんぶオペラなの、とやや違和感がありましたが、中盤からむしろ安心感を感じるようになるのでふしぎです。
前半で、ポドロフスキー少年とその父のせいで「(わたしは)みなしごになってしまった!」にはあっけにとられてしまいましたが、あとからしみじみ感じられるものがありました。娘から母になる心理的葛藤が描かれているように思えたのです。
そんな母が誰よりもたくましく、息子と夫をささえてゆくのです。
神はいないと言う夫に神は(ここ=心に)いるわと言うシーンは感動的です。映像的には過激な描写もありますが…。
そういえばR15だったな…と。なるほど。でも他の作品よりか刺激は少ないほうなのかなと思ったり。

両手の不具が罪の印や聖なる木工職人の口にした詩篇5、母のまじないが土着信仰のなにかと関連しているのか、鉱山労働者、感染症の患者の隔離(傘をかぶった黒い一団)の存在など、いくつも強く印象に残り、チリについてもっと勉強したいと思いました。

冒頭のかもめとさかなのエピソードが印象的です。喜びと苦しみは一続きにつながっている。浜に打ち上げられ苦しんでいる魚とそれを喜ぶかもめ。そこで喜んでいるのがかもめにかたよっていることに心を痛めた、といった言葉の断片が、映像とともにふと思い出されるのでした。

映画みたな、と感じられる力強い作品でした。

gato
gatoさん / 2014年9月13日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.5
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時の流れの中で全く風化することのないイマジネーションの輝き

独創的なその世界観が強く印象に残るアレハンドロ・ホドロフスキーの最新作。自身の少年期の体験をベースにしながらめくるめく繰り広げられる幻想的な映像は圧巻の一言。時の流れに衰えることなく強く印象を与える今作は、人間の想像力の壮大さを思い起こさせる。

くわい
くわいさん / 2014年9月7日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  興奮
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オッサン!なにすんねん!ヾ(*T▽T*)

 宣伝ポスターを見て
「この娘、萩尾望都さんが描く美少女みたい♪(//∇//)」と思ったのは私だけ?
(因みにこの子の表情の作り方がイイ!素人くさいんだけど何故か惹かれる)

 出だしは『父と息子の根性焼き物語』?で、キャラが立ってるのはママさん位か?とか思って観ていたら……

 オッサン!
あかん事しまくりや、ないですか?
(´д`|||)

『しも』の方は案外、大丈夫だとして『キャタピラ』の方は色んな団体とかいいんスか?

 まあ、でも全部、撮りたかったんですよね?
そして見せたかったんですね?
自分の中に沸いた画を……

 「あんたそーゆ人だもんね……」

などと小さなカウンターバーの
ママさんみたいに言ってみる。

監督の隣ではフランク・パヴィッチが延々三時間!
温和な笑顔を崩さずに彼の話を忍耐強く聞いています。

この若者、いまだホドロフスキーに
相槌しか許されておりません。( ̄▽ ̄;)

恩田かーや
恩田かーやさん / 2014年9月4日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 4.0
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ザ・ホドロフスキー

マジックリアリズム的自伝、というのも相変わらずのホドロフスキー節。
かき回されて圧倒されました。
また映画撮ってほしいなぁ。

NHK
NHKさん / 2014年8月27日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  楽しい 興奮 萌える
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ホドロフスキーのアマルコルド

素晴らしい。音楽も素晴らしい。一家で映画をつくってるんだね。夢幻的ファミリーヒストリーの映画。内容はごくパーソナルな歴史を大道芸的手法というか、そもそも描かれている世界が事実であってもフィクションであっても封印したいグロさ満点の世界を巨乳母ちゃんの歌と音楽で美しく昇華されてる。ラストの離れていく船と船から見える荒涼とした鉱山、丸尾末広の登場人物みたいだった白黒の一団のフリーズしたスタンディーの間にいる「ぼく」。素晴らしい。

ONI
ONIさん / 2014年8月15日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  泣ける 楽しい 萌える
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健在‼︎

エルトポ、ホーリーマウンテンに完全にやられた私としては23年ぶりの新作は期待と不安が交差していたが…やっぱりホドロフスキーは衰えることがない‼︎最初の魚でもうやられました( ̄▽ ̄)
生々しい死と生、魂の探求、そして人間讃歌。ホドロフスキーの映画には全てが詰まっている。
これからの創作も楽しみ。最後にどこに辿り着くのか、見届けたい。

Shige12
Shige12さん / 2014年8月14日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  興奮 知的
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衝撃!!としか形容しようがない ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

「軍事政権下のチリで生きる少年はどんな夢を見るのか?
息子の死を乗り越え、ホドロフスキー監督が自身の少年時代と家族の絆の再生を描いた、魂を癒す物語。」
のキャッチフレーズから…いや、哲学的でまさしくその通りなのです。そのとおりなのですが…。

いや、まずもって、映像そのもののファンタジー度合が度肝を抜いて、作品に引きずり込みます。鰯の海にカモメの群れ、チリの乾いた空気に色鮮やかな建物の色彩、荒野をうごめく移民の群れ、消防隊の華やかな衣装、そして、青いセットアップに赤い靴の少年…空気、景色、衣装からお店の箱のラベルまで細部にわたるまでかわいらしく、大袈裟な演出でも魅了してしまう…とても素晴らしかったです。

そして、ストーリーのほうはフレーズどおり。権威的で暴力的で共産主義者の父と、自分を父の生まれ変わりだと思っている母、ユダヤであることで回りから拒絶されている学校という環境。隔離され、愛を感じられないアレハンドロは、親に振り回されながら、自分の親友とのふれあいやいじめを受けることの中で死ということ、人生ということを学んでいく。そして、父ハイメは自らの断固たる意志を貫くためにさまざまな行動を起こすが…。いや、アレハンドロの物語だと思っていたら、実は、このハイメのむちゃくちゃなやんちゃが家族との絆や回りの人との絆で改心され、最後は心を裸にしたときに、その本質があらわになるみたいなことなんでしょうかと。しかし、このハイメという人物、やたらめったらな方で本当にはらはらしました。それで、そのハイメがすべてをさらけ出し、改心をする中で、家族との絆を深めていくという感じか。

しかし、そのエピソードはまさしく驚きの連続。っていうか、この状況でそうなるか!!の連続で目がはなせません。ハイメが病に倒れた時…、手が動かなくなり喪心状態おn時…、働く喜びを得て協会でミサに参加したとき…、拷問を受けるの下り…、アレハンドロが港町のバーでいじめられた時、夜が怖くて眠れないとき…すべてのシーンは人としての本質に迫るものや、人として生きることの不条理を語るものだと思うのですが、これがまた、すごい方向で話をするよねと…。その演出がまた面白いんですけどね。

ただ、本当に、一つ一つの出来事が、人とは、生きるということとはということを語りかけているような気がして、本当に見たあとに反芻して考える映画でした。

機会があればまた見たいなぁと思います。

もしゃ
もしゃさん / 2014年8月3日 / PCから投稿
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衝撃と笑劇のエピソード集

『ホドロフスキーのDUNE』を見る限り、映画をはみ出してしまったままなボドロフスキーですが、いくつかの奇怪なエピソードが続くと私は彼の映画の世界に吸い込まれてしまいました。

ted
tedさん / 2014年7月27日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
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懐かしい感じ

いつかどこかで記憶しておいたような感覚。
ストーリーじゃなく、感じるものを。
スペイン語(だよね?)の炸裂発音が心地よい。なにを言ってるのかわからなくても、早口加減や抑揚で感じる。
パパはありのままになれた?
殺されていても納得しちゃうような展開から生きて帰ってきたパパ。

えーと、ホドロフスキーのDUNEをちゃんともう一度観なきゃな、って思った。
絶対に私は彼を好きにならないけれど、やられたのは認めます。

単純、興奮、難しいにしたが間違いではないです

らっこおやじ
らっこおやじさん / 2014年7月20日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  単純 興奮 難しい
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リアルと幻想の狭間で映し出す少年時代

真紅の背景をバックに金貨が乱れ落ちながら、軽快な「シング•シング•シング」が流れる冒頭から胸高まる。
今作でホドロフスキー監督は、リアルと幻想の狭間で自らの少年時代を映し出す。
軍事政権下のチリを舞台に、幼きホドロフスキー少年に舞い込む試練の数々。
厳格な父親の躾、体罰、そして差別。
幼き少年の心はどこまでも繊細で脆くて、臆病だ。非難されれば自信を無くし、体罰を受けても親の愛に縋りつく。
そんな少年時代をホドロフスキー監督自身が癒し、包み込む。
「未来の君はすでに君自身だ。
苦しみに感謝しなさい。
そのおかげでいつか私になる」
少年時代の自分を抱きしめながら論すシーンが印象的だった。
また、今作の後半部分は共産党員だった父親ハイメの苦悩を描いており、厳格な父への「赦し」を描いているようだった。

エルトポやホーリーマウンテン程の奇妙さは抑えられてはいるが、幻想的なホドロフスキーワールドはまだまだ健在だった。
沖に打ち上げられる大量のイワシ
お馴染みの奇形の人々
魔法使いのようなアイスクリーム屋
傷を負った夫に聖水(ションベン)を腹上にぶっかける妻
ちんこにコンセントみたいのぶっさす拷問シーンなど、
ホドロフスキー監督にしか描けない幻想的な世界観とシュールレアリスムに息を飲んだ。

リアリティのダンスという題名だが、実際はどこまでが現実だったのかと疑問に思う。
もしかしたら現実の少年時代の方がもっと辛い人生だったのかもしれないと思った。
現実というダンスは、時に喜びを与え、時に空想よりも残酷な光景を見せてくる。
そう思うと、気まぐれなリアリティのダンスが意地悪に思える。

追記:アップリンクさんの粋な計らいで無修正版を鑑賞できました

おっしゃー
おっしゃーさん / 2014年7月17日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  楽しい 難しい
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お母さんが面白い ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

 主人公のお母さんのセリフが常にオペラか声楽のようなミュージカル調で、他の登場人物は全く普通だったため何か話す度に面白くて仕方がなかった。

 お父さんはラジオが気に入らないと便器に捨てておしっこを掛けて壊すようなクレイジーな人物だった。

 主人公を男らしくするために羽で体をくすぐる場面がとても面白かった。演技のとても上手な男の子なのに、演技を超えた感じで笑いをこらえている表情がとても可愛らしかった。

 試写会で見させていただいたにもかかわらず、途中ウトウトしてしまったので劇場公開では絶対にまた見返したい。

古泉智浩
古泉智浩さん / 2014年4月15日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  泣ける 笑える 楽しい
  • 鑑賞方法:試写会
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