劇場公開日 2013年8月31日

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「きっとこの孤独は 共通してるんだ」ジンジャーの朝 さよならわたしが愛した世界 憶 文月さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0きっとこの孤独は 共通してるんだ

2014年9月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

難しい

○思春期の少女を 描き出す
冷戦で社会もざわめく時代。
思春期のジンジャーの心の揺れと
それを取り巻く周りのひとびとを描く作品。

○父親 と 母親
父親はいちばん身近な「男性」で「他人」、
母親はこうはなりたくない「反面教師」。
親との複雑な関係。

○「親友」と父親が恋仲に
親しい友だちって、
いつでも なんでも 一緒!
って言いたい。言いたかった。
そこから「私は違う」と言う時期が来る。
親友と自分の父親が恋仲になるって
特殊な状況だけれど、
ジンジャーの感じた孤独はみんな共通では。

○のめり込んで観る人にオススメ
過度な演出は無く、
真摯に心理に向き合い、描き出している。
主人公になったつもりで映画を観る人には
この映画、フィットするかも。

憶 文月