グランド・イリュージョン インタビュー: 非モテから凄腕マジシャンにイメージチェンジ(!?)したジェシー・アイゼンバーグ

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グランド・イリュージョン

劇場公開日 2013年10月25日
2013年10月21日更新

非モテから凄腕マジシャンにイメージチェンジ(!?)したジェシー・アイゼンバーグ

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天才マジシャンのアトラスをリーダーとする4人組のイリュージョニストチーム“フォー・ホースメン”が、ラスベガスのショーの最中、パリの銀行から金を消失させる驚がくのテクニックを披露。ニューオリンズのショーでは、悪徳事業家の口座から巨額資産を引き出し、ハリケーン被災者たちの口座へ転送した。ラストショーとなるニューヨークでは何が起こるのか。「トランスポーター」のルイ・レテリエ監督の話題作「グランド・イリュージョン」が、10月25日から日本公開される。主演したジェシー・アイゼンバーグに話を聞いた。(取材・文・写真/本間綾香)

イカとクジラ」「ゾンビランド」、そしてアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた「ソーシャル・ネットワーク」など、コミュニケーション障害で童貞臭の漂う知的な青年のイメージが強いアイゼンバーグ。それが一転、新作「グランド・イリュージョン」ではロックスターのような自信家の凄腕マジシャンという、これまでとはまったく違うタイプの役柄に挑戦した。おそらく、これまでで最も格好いいアイゼンバーグを見ることができる。

「自己嫌悪にならない役というのは、演じていて間違いなく楽しい体験だった。『イカとクジラ』のキャラクターなんて、自分の人生を呪っていて、ガールフレンドのことも、弟や母親のことも嫌っている、毎日ウツ状態の男だったからね。でも、今回演じたアトラスは堂々としていて、観客の前に立ち注目されることが大好きなんだ」

スライハンドマジシャン、メンタリスト、脱出アーティスト、ストリートハスラーという特別な技能をもったイリュージョニストチーム“フォー・ホースメン”と、FBIの攻防がスリリングに描かれる本作。二転三転するストーリーには周到な伏線が張られ、予想もつかない結末に着地する。

「僕も脚本を読んですごく驚いたし、あっという間に引き込まれた。思いもよらない、興奮するエンディングだよね。もう一度読み返しながら、結末に結びつくヒントがどこに隠されているか、必死で探したよ。とても緻密によく練られた脚本だと思った。完成された作品を見て、監督の編集技術にも唸ったよ」

アイゼンバーグの母はプロの道化師で、誕生日パーティなどで15人ほどの子どもたちを前に演じていたそうだ。母からはトリックそのものよりも、観客の前でいかに振る舞うかを学んだと振り返る。

「彼女は素晴らしいパフォーマーだよ。見ている子どもたちそれぞれを、“自分1人だけのために演じてくれている”という気にさせるんだ。それはエンターテイナーとして、とても興味深いスキルだと思う。僕の演じたアトラスは、シカゴの路上でマジックをしていたが、やがて何千人も収容するアリーナでパフォーマンスするようになる。それでも自信を失わないのは、彼が観客とどうつながるかということをよく知っているからだ。アトラスの役づくりには、母からの影響が反映されていると思う」

フォー・ホースメンを演じるのは、アイゼンバーグをはじめ、ウッディ・ハレルソンアイラ・フィッシャーデイブ・フランコ。ほかに、マーク・ラファロメラニー・ロランマイケル・ケインモーガン・フリーマンといったビッグネームが勢ぞろいした。芸達者たちの競演はもちろん、アイゼンバーグのファンなら、「ゾンビランド」に続いて再びハレルソンとの絶妙な掛け合いが見られることも、本作の魅力のひとつだろう。

「僕らはユーモアのセンスが違うけれど、お互いを笑わせるのが好きだし、いかに自分の方が面白いことを言えるか、競うようなところがあるんだ。彼はとても負けず嫌いで、よく撮影の前日にジョークを紙に書いてあらかじめ準備していたよ。僕はもっと即興的で、その場に応じて言うのが好きなんだ。彼は一緒にいて楽しい人だし、クリエイティブ。時々ちょっと頭の悪い、怠慢なキャラクターを演じるけれど、実際の彼はとてもスマートで勤勉な人だよ。あれだけ成功しているのは、やっぱりそれなりの努力をしているからなんだ」

現在30歳。10代半ばから俳優の道を進んできたアイゼンバーグは、賞レースを席巻した「ソーシャル・ネットワーク」(2010)以来、たくさんの企画が手元に舞い込んでくるようになった。それでも、登場人物の内側を掘りさげていくような役柄・脚本と出合うのは難しく、作品選びが容易になったわけではないと語る。

「僕はマーク・ラファロをとても尊敬しているんだ。彼はいろいろなタイプの映画に出ながらも、常に自分の役柄にドラマティックな重みを与えることができる。僕もそんな役者になりたいと思っているけれど、そういった機会にはなかなかめぐり会えないんだよね。そんなときは自分で脚本を書いて、自分で舞台で演じるんだよ。それが僕にとって、いちばん自然なことだから」

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