グランド・イリュージョン

と、思うほど自分の好みにバチッとはまった映画。

凄腕の手品師三人と若きマジシャン兼スリにタロットカードが届く。カードには同じ住所が。四人はあるアパートの一室に集められる。
一年後、彼らは華々しくラスベガスでマジックショーを行い、そこでの出しものとして、観客の中から選ばれたフランス人が口座を持つ、フランスの銀行から金を奪うと宣言する。
彼らは、自らをフォー・ホースメンと名乗る。

この序盤の大仕掛けイリュージョンでもう大興奮！やっている事は犯罪なんだけど、じゃあお金を奪う手段が手品を駆使する、というのは立証できるのか。もちろんタネや仕掛けがあるわけで、それを見破れない限り彼らを罪に問うことはできない。

この事件を追いかけ始めるFBI捜査官のディラン、フランスでの強盗事件だったため、フランスからインタポールのアルマが捜査に合流するも、ディランは自分だけで動きたいといい反目し合う。

更にディランは、この銀行強盗イリュージョンを現場で撮影していたサディアスの存在を知る。マジシャンの手口を動画で明かして収入を得ている元マジシャンだ。
ディランはサディアスに協力を頼むと、サディアスは明快な口調で種明かしを始める。
フォーホースメン、FBIとインターポール、更にはマジシャンの敵サディアスが絡む先の読み合い、化かし合いが始まる。

二個目のイリュージョンに向かうまでの流れが完璧すぎる。
細かい点を突けばもちろんいろんな矛盾はあるかもだけど、そこはほらマジシャンですし。
鮮やかな手口の数々にカーチェイスやアクションあり、ちょっとしたラブロマンス要素もあったり、でもやっぱり先の読み合い、先回りしたと思ったら一枚上手でした、更にその上手もいますよ的なヤツは面白くないはずがない。

しかも脇を固めるのがモーガン・フリーマンだったりマイケル・ケインだったり、出てきた瞬間当たり確定俳優さんが出演し、それぞれいい味出してる。
更に、インターポールのアルマさんが可憐な感じで素敵。最近フランス人女優さんに恋することが多いな。彼女は立ち位置的にも終始いい感じだった。

それぞれの仕掛けの見せ方、更にその種明かしの見せ方も画面映えするので、マジシャンが出てくる映画はとても好き。その中でも本作は、観終わった感じも含めて大好物な作品になった。
二作目も楽しみ！

ストーリー展開がついていけなくなりそうなほど早い。これがいいんだろうけど、なんでなんでどうやってやったの？とか思っている暇を与えずに物語が進行していくから、のめりこんでいるうちに、疑問点がどうでも良くなってしまうくらいに面白かった。

まさかの黒幕に、超びっくりですよ！
必見！

最後に出てくるメリーゴーランドは
往年の名作「スティング」へのオマージュなのかなあ。
なんてことまで考えました。

時間経つと、どうやったんだろうとか色々出てきちゃうんだけど、その分★１減点しました。

いやー！
豪華豪華！
みんなカッコいい！
タネも仕掛けもあるマジックにワクワクさせられた笑

ジェシーはいつも以上にカッコよく、他の3人のホースメンもよかったな〜
あの部屋に集まってどんな作業をやっていたのか、チラッとでも見たかったけど。
それは野暮と言うものか？

1人事故で死んだと見せかけられたが、実は生きているのでは？と思ったら、生きていたのでホッとした。
あの笑顔はそうだよな〜と。

しかし、深く考えるといろいろ矛盾も。
ま、深く考えずに楽しめばいいのである。
インターポールのお姉さんだけ特別扱い。
美人は特ですね笑

10年以上の作品。
もっと早く観るべきだった〜！

最後の最後で騙された。

ウッディ・ハレルソンのメンタリズム時間差トラップは面白かったけど、それ以外のマジックは正直微妙だったかな。
どんなに凄いマジックを出されても、まぁ映画だし。って感じで感動が無い。
ジャックのアクションシーンは良かった。