孤独な天使たち

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孤独な天使たち

解説

巨匠ベルナルド・ベルトルッチの「ドリーマーズ」(2003)以来およそ9年ぶりとなる監督作。孤独を愛する14歳の少年ロレンツォは、学校のスキー旅行に行くと両親に嘘をつき、まる1週間好きな音楽と本だけに囲まれて暮らそうと計画する。しかし、思いがけず異母姉のオリヴィアが現れたことですべてが一変する。少年時代との別れを迎えるロレンツォと、2人だけのかけがえのない時間をみずみずしく描き出す。「ぼくは怖くない」の原作者としても知られるニコロ・アンマニーティの同名小説が原作。ベルトルッチ監督が、およそ30年ぶりに母国語であるイタリア語で撮り上げた作品。

2012年製作/97分/G/イタリア
原題:Io e te
配給:ブロードメディア・スタジオ
劇場公開日:2013年4月20日

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(C)2012 Fiction - Wildside

映画レビュー

3.5若い人にぜひ。

2022年6月27日
Androidアプリから投稿

楽しい

幸せ

これはもっと若い時…10代か、せめて20代前後辺りに観られると凄くよかった。
その年代の人に観るといいと思う。内面がこもりがちになる世代には共感を得られるかと。

人との接触を避け好きな音楽を聴きながら完全にマイペース過ごすことを極上とする主人公の、準備万端の一週間に、不本意ながら邪魔が入った。異世界の人との接触が、彼の知らない世界の一端を覗かせることになった。
一人っ子で過保護な母親に干渉されがち、という、本人の将来を客観的に考えればなかなかヤバイ環境にある彼にとって、この体験はよかった。
良いものにつけ悪いものにつけ、人生にはいろんな可能性があることを知った彼の目は今やキラキラしている。
なかなかうらやましかった。

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あま・おと

3.0地下室籠城作戦

2020年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 爬虫類とか昆虫が好きな少年ロレンツォ。地下室生活のために一週間分の食料を買い込み、ガラスケースに入ったアリを育てる。iPodは欠かせないのだが、母親がそれを心配するほど一般的なのだ。毎日のように母親から確認の電話がかかってくるが、「先生に代わって」などと言われたときにオリヴィアが機転を利かせて電話口に出たりする。

 そんなオリヴィア。実はヘロイン中毒であり、ロレンツォのところでヤク絶ちをしようと決心していたのだ。げーげー吐きながらのたうち回るオリヴィア。長年音信不通だったようで、久しぶりに打ち解ける姉弟。いけない関係になりそうな雰囲気もあったが、さすがにそれはなかった。

 終盤、地下室の小窓から何やら取引があったみたいで、結局オリヴィアはヤクを断ち切れなかったのだろうか。タバコの箱の中に隠し持っていたが、さて帰ろうと言う時にそれを置いていこうとしたのに、ロレンツォが気を利かせてしまった・・・

 デヴィッド・ボウイの「スペース・オデッセイ」がイタリア語バージョンとオリジナルバージョンが聴ける。

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kossy

2.5スペース・オディティ

2017年2月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

幸せ

スペインヴァージョンで流れるから新鮮でエンディングはD・ボウイのオリジナルで。

暗くて重い雰囲気かと思いきやPOPで今な感じの曲が流れベルトルッチな割に軽く観られる。

反抗期なんだかただ単にスノボーに行きたくないだけなんだか良く解らない。

義理の姉には色々ありそうでヘロインは克服できそうにはない感じ。

ラストのニキビ面の笑顔の意味深なこと。

密室劇でありながら義理姉との奇妙な共同生活に嫌々だったが姉弟愛は芽生えたような。

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万年 東一

3.5きれい

2016年11月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

オリヴィアがきれい
ロレンツォと違い、守られてなく、それを誇りにさえ感じる一方で孤独も感じている
薬に溺れるよくいるティーンかと思えば、アーティストで自分の考えを持っている
心身とも美しいけど、これからも自己壊滅的な生き方は変わらないような気がして、きれい

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あきら