ビフォア・ミッドナイト

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ビフォア・ミッドナイト

解説

リチャード・リンクレイター監督、イーサン・ホーク&ジュリー・デルピー主演の人気ラブロマンスシリーズ第3作。列車の中で出会ったアメリカ人のジェシーとフランス人のセリーヌが、夜明けまでの時間を過ごした「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)」(1995)、同作から9年後の2人を描いた「ビフォア・サンセット」(2004)に続き、前作から9年を経た2人の現在を描く。双子の娘に恵まれ、パリで一緒に暮らすジェシーとセリーヌ。2人は友人に招かれてバカンスのためギリシャの海辺の町へやってくるが、ジェシーは元妻とシカゴで暮らす10代の息子が気がかりで、セリーヌは環境運動家としての仕事に不安を感じており、それぞれ頭を悩ませていた。そんな時、ジェシーがアメリカへの引っ越しを提案したことから、2人の会話は夫婦喧嘩になってしまい……。

2013年製作/108分/PG12/アメリカ
原題:Before Midnight
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:2014年1月18日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第71回 ゴールデングローブ賞(2014年)

ノミネート

最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) ジュリー・デルピー
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映画レビュー

2.5せつないよ

2024年3月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

せつない。
ビフォアサンライズをもう一度観ようと思った。

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暇

4.5恋人のその先を描いた物語

2024年2月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「ビフォア」シリーズ三作目。
こちらは公開当時のレビューが残っていたので、それを載せる事にしました。

1995年公開の「ビフォア・サンライズ」、それから9年後の2004年公開の「ビフォア・サンセット」、更にその9年後の2013年公開の本作「ビフォア・ミッドナイト」。
「サンセット」の公開時でさえ続編が出た事にとても驚いたのですが、今回の「ミッドナイト」の発表には感動さえ覚えました。絶対もう続編はないだろうと思っていたので。

このシリーズはいわゆるロマンスムービーですが、一般的なロマンスとはあきらかに一線を画します。
初めて観た時は、その作品作りにとても衝撃を受けたのを覚えています。 いたずらに涙をさそう演出や心情を煽る音楽等は一切無く、ただ二人の会話のみで物語が進んで行くんですね。
そのありえない位のシンプルな作りなのに、実に豊かな作品に仕上がっているんです。
また、流れが自然な為あまり気にならないのですが、カメラが5分以上パンすらしない中で進める会話には本当に驚きました。
しかもそれらが連続で繋がり一つの作品になっているのですからすごいものです。
そのある意味映画らしく無い演出ですが、実際の出会いや気持のふれ合いとかってこんな感じなのかなって感じました。
そしてこのシリーズ、自分的に珍しい点があります。 私は映画を観る際確実に字幕派なのですが、この作品に限っては吹き替えも必ず観ます。
イーサン・ホークとジュリー・デルピーの演技が素晴らしいように、宮本充さんと岡本麻弥さんの掛け合いが実に素晴らしいのです。
もし機会があれば是非一度吹き替えも観て頂きたい、声優さんて本当凄いですよ。

そうして18年越しのこの三作目。
今作も変わらず同じ作りでとても安心しました。
大体時間とともに作風も変わってしまったりするものですから、これは本当に嬉しかったです。
何だか古い友人に久しぶりに会ったみたいな感じなんですよ。
また前回に続き三人で脚本を仕上げているのですが、これが本当に良くできていますね。見事ですよ。
ただ今回、今迄二人だけで回っていた物語が少しだけ他の人も入って進行します。
でもそれはずっと観てきた人達には解る位自然で、むしろ二人の過ごした年月を感じられるようでした。
そして会話、特に哲学的な内容がすごい増えた気がします。
そんな物語も、後半からは二人だけの時間が今迄以上に色濃く映されていました。
そしてラスト。 いつもの事なのですがこの作品のEDは物語の終わりではなく、その先の続きを必ず感じさせるんです。
また9年後、もしかしたらこの二人の物語は再び描かれるのかもしれません。
そんな事さえ感じさせる、恋人のその先を描いた素敵な物語でした。

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白波

5.0ロマンスの先

2023年7月24日
iPhoneアプリから投稿

言わずと知れた大傑作である Before Sunrise と Before Sunset の続編という事で、蛇足だったら嫌だなーと正直不安だったんだけどそんな心配は不要でした。
期待していたものを見せてくれたし期待以上のものも見せてくれました。

期待していたものとはもちろんこのシリーズ最大の魅力である主演二人の丁々発止のやりとり。
そして期待以上のものとはファンタジー(ロマンス)とリアルの境界です。
前作よりも更に心と体と時間というテーマを掘り下げていたので、この作品を補助線にする事で前の2作品の味わいも変わってきそうです。

前作のラストシーンは今まで観た全ての映画のラストシーンの中で一番好きなんですが(似た様なものとしては『ゲーム』のラストシーンとか)本作のラストはそれに匹敵する程好きです。
シークエンスが1作目の冒頭と対になっているというだけでもシビれるのに、ラストシーンのセリーヌの心の動きがリアル過ぎて息を呑みました。

ああいう言葉では言い表せないものを表現した場面に出会えた時に映画って良いなーとつくづく思います。
あのシーンが分かる人(おそらく既婚者)とガッツリ語り合いたいです。

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omoro

3.5三作目が好きな人は結婚に向いていると思う。

2022年12月22日
iPhoneアプリから投稿

自分の人生で最も心に残る恋愛がそうだったように、リアルでロマンチックで魅力的でうるさくてなぜか心に残る。

音楽とギリシャが、この三作目の二人の雰囲気をよく作っていた。

しかし今日この作品を観たのが、夢であってほしい。
明日この作品を観たら、歳を重ねた二人がギリシャで再会し、大人な会話の駆け引きでロマンスを感じさせたまま、しっとりと終わってほしい。

恋愛はいつも一作目か二作目で終え、いい思い出として宝箱にしまってある臆病な自分でも、ときどき物語の続きに期待して、三作目を観たくなる。
それをまさにこの映画が観せてくれているようだった。

おそらく
一作目が好きな人は恋愛が向いていて、
二作目が好きな人は不倫に向いていて、
三作目が好きな人は結婚に向いていると思う。

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rusque
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