風立ちぬのレビュー・感想・評価
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素晴らしい作品です。
この作品は賛否両論あると思います。そして子供向けには作られてないとも思います。しかしとっても素晴らしい作品だと私は思いました。
夢への情熱や、美しいものの儚さ。切なくて虚しくて…正直言葉では上手く説明できない気持ちになりました。
ラストにかけては気がついたら号泣してしまいました。ラストは本当にメッセージ性があって心うたれました。
歴史を全て知った上で見ることをおすすめします。
宮崎駿監督の「夢の王国」
宮崎駿監督の引退作品。この映画の最大のテーマは夢だと思います。
「自分は夢を追うために全力を尽くせたのか?」と「夢の王国」なる場所で自問自答しているシーンは、本当に深い。
夢を追い続けた宮崎駿監督だからこそ描けたラストシーンだと思います。
自分も学生で夢があります。この映画に勇気付けられました。
この映画のヒロインの最後の台詞は「生きて。」でしたね。宮崎監督のデビュー作品の未来少年コナンのヒロインも同じことをいっていたなぁと。最後まで一貫して素晴らしいメッセージを描き続けた監督はやっぱりすごいです。
そして、ナウシカの7巻の最後の台詞が思い出されます。
「どんなに苦しくとも、生きねば。」
宮崎駿監督いままでありがとうございました
美しい映像と人物表現
アニメーションは、本当に素晴らしいと思った。
まるで生きているかのような躍動感を、エンジンや飛行機にもたせている。
美しい飛行機を作りたいという二郎の想いが、映像にも反映されているのだ。
色彩も驚くべき美しさで、特に空・雲・水・緑などの自然の色彩は、何色の色で描かれているのだろうかと考える程、多彩だ。
関東大震災の描写や、その時代時代の町並みの再現も注目するポイントだ。
この映画の大きなテーマは風だ。
二郎と菜穂子の出会いも、風で飛ばされた二郎の帽子を菜穂子が捕まえることがきっかけだ。
再会の時も、風によって飛ばされた菜穂子のパラソルを、二郎が偶然掴み取る。
二郎が生涯愛する人と結ばれるのは、
開発した飛行機が空中分解したことで心を病み、人生で最も暗い時期だった。
ジョブズもそうだったように、この愛する人と結ばれる時期は、ある真理かもしれない。
二郎は淡々と物事をこなす人物に描かれてきたため、
菜穂子が血を吐いたと聞いたときの動揺は、非常に映えた。
そして、何もかを捨てて菜穂子の元へ向かい、途中で涙するシーン、
こんな強い想いだったのかと驚き、そして感動した。
映画を観終わった後、心に残るのは、「創造的人生の持ち時間は10年だ。君の10年を力を尽くして生きなさい」というメッセージだ。
これは宮崎駿監督から私たちへのメッセージであり、この意味を私もまだ深く考えている。
素晴らしい映画
宮崎駿だからとか、
最後の長編だからとか、
ジブリだからとか、
そんなの関係なしに、
とっても素晴らしい映画でした。
みんな、品があって、凛としている。
自分にとっては、今の自分に喝をいれてくれた、とても大切な作品となりました。
この作品をつくった方々、ありがとう、ありがとう!
爽やか
大人向けでした。
効果音が人の声すぎるとこもあって面白くて笑えました。
妄想の中と現実とで効果音をわけてたら良かったのになぁーと思いましたが。全部妄想だったのかな…。
主人公は確かに棒読みでしたが、途中からしっくりきて、見終わった後になると、あの声以外ないなって感じに。
同じようにジブリ映画っぽくないなって感じましたが、ジブリ以外では考えられないなって映画に思います。
ストーリーに新鮮さは感じられませんでした。それでもグッとくるものはありました。
終わり方はとても爽やかで
人の強さだけが残りました。
お前の生き方は本当にそれで正解なのかと、問われた気がします。劇中の人物と比較すると、自分が情けなくて凹みました。
やっぱり、すごいです。
やっぱり、ジブリが創り出す雰囲気が好き!あの近代化へ向かっていこうとする感じとか、本編だけでなく時代背景でも楽しませる駿監督は凄い…と改めて思いました。
菜穂子は理想の女性って感じで可愛らしく、二郎さんはイケメン(笑)菜穂子の声が合ってて良かったな〜と感じました。
お前、骨を観るために、鯖を食っているのか
映画「風立ちぬ」(宮崎駿監督)から。
「僕は、美しい飛行機を作りたいと思っています」と言い、
ただ頑丈なだけの飛行機ではなく、風をうまく捉えて飛ぶ、
紙飛行機のような「飛び方が美しい」ものを求めていた。
その根底にあるのは、たぶん「曲線」。
それは、主人公・堀越二郎が、同期の本庄と食事をする場面、
突然、鯖の骨を嬉しそうに眺め、箸でつまみながら、
「美しいだろ、素晴らしい曲線だと思わないか」と話す。
そんな彼を見て、呆れながら友が呟く台詞。
「お前、骨を観るために、鯖を食っているのか」
思わず、なるほど・・とメモをした。
「設計で大切なのは、センスだ。
センスは時代を先駆ける、技術はその後についてくるんだ」
という夢の中のカプローン伯爵のフレーズが蘇ってきた。
書籍・映画「永遠のゼロ」でメモして気になっていた、
この飛行機に長時間搭乗するパイロットのことなどは、
考えていないことがわかった。
ただただ、美しい飛行機を作りたかったんだ、と。
「設計家は、夢に形を与えるのだ」という発想には、
何に利用される、という視点がないことも・・。
「鯖の骨の曲線」と「ゼロ戦の曲線」、
私の中で、なんとなく繋がったから不思議な感覚が残った。
P.S.
アニメだけど、気になった掛け軸「天上大風」を発見。
江戸時代の禅僧良寛さんの言葉とされている。
「大きな風に乗って空に舞い上がれ」という意味だろうか。
不自然。
ジブリにしてはターゲットが狭い大人のアニメだと思う。だからこそ賛否両論が必ずあるだろう。ストーリーは悪くない。こういう作品をアニメ映画として観たい人はきっと沢山いるだろう。アニメだからこそ出来る描写も多々あったから。
でも、
他の人はあまり触れてなくてビックリだったが、効果音が気になって気になって。
飛行機のエンジン音、誰もおかしいと思わなかったのかな。ホラー映画みたいな、アルトボイスが最初から変で不自然で、気持ち悪くて。
調べたらやはり効果音すべてが人間の声だという。 こだわりだったんだとか。。。
正直、私にはものすごく不自然で、「実は」とか前ふりなくても、分かりますよ、声でしょ完全に。って感じで、変なこだわりはやめてほしいと思った。
効果音って大切なんですよ。きれいな絵には特に。これまでのジブリ作品なんか、雨の音とか何気ない自然音が美しい画と見事にマッチして、まるで窓の外の風景のように感じられたものだ。せっかく細部までこだわって美しく飛行機を描いたのだから、エンジン音やプロペラ音を本物の音であててほしかった。うんと迫力が出たはずなのに、何で口真似なんだよ。嘘臭い。
主人公の声の不自然さは慣れるんです。そういう声なんだと思えて来るから(それでもどうかと思うが)。でもね、飛行機の音にあれはないです。ひどい。ずっこけるというより異様。気になって無理。
男のロマンと葛藤を描く今回の要が「飛行機」なんだから、本物の音で画にリアリティー持たせて、堀越の夢に観客が少しでもロマンを感じさせるような演出にしてほしかった。 ストーリーも画もいいのに、不自然な効果音に入っていけなかった。
宮崎駿、初心忘れるべからず
舞台俳優さんは客席からは俳優さんの顔が見えないから、声を聞いただけで表情がわかるような発声法を学ぶそうで、だからディズニーの吹き替えは、舞台俳優さんにこだわっているようです。ディズニー映画で声に違和感を感じることはないですもんね。
でも、この映画はどうでしょう?画さえよければ声がどうであっても客は呼べるという、宮崎駿の傲慢さを感じた作品でした。
西島秀俊さんの声は自然だったので1点!!
宮崎アニメ
ジフリ作品にしては、珍しい作品ですね。
宮崎駿監督は、こういった感じの映画を、そもそも作りたかったのかなぁ〜と感じさせる映画でした。
日本の良き時代背景を感じさせると共に、日本人が忘れている日本人らしさを教えてくれる映画でした。
思ったより・・・
公開時は、賛否両論があり、それも・・・今までのジブリ作品では、ないと言うイメージが付いた作品。DVDが出た機会に鑑賞することにした。結論から言うと、思ったよりよかった!!宮崎さんが何を作りたかったのかが少しだけわかった気がした。
子供より大人、女性より男性が共感するかもしれない。しかし、これで最後は、極めて残念!!
ストーリーに入り込めない
庵野さん、素朴さとおりすぎて、庵野さん以外の声に聞こえません。
庵野さんの顔が思い浮かんでしまいます。他の声優さんたちが上手で、バランスが悪いです。
綺麗な画像なのに、ちっっともストーリーに入り込めないんです。
庵野さんは監督としては素敵かと思いますが
やはり、声優はちゃんとした方、特に主人公ですから、ストーリーを十分表現出来る方を使っていただきたかったです。
残念
メモ書き
メモ書き程度なので文章がまとまってません
宮崎駿がこの時代を取り上げた理由がこの映画を見てわかった
時代環境が重なりすぎている
その時代に綺麗な飛行機を作るという夢を抱き生きる主人公
しかし皮肉にもいい飛行機を作れば作るほど悲しむ人は増えていくという矛盾をはらんでいる
しかしこの嵐のような20年を精一杯生きていく姿を強く伝えられたよう。最後のゼロ戦の飛行シーンからの風が吹き周りが喜ぶなかはっとした表情をする主人公 彼が時代の風から運命の風からなにかをうけとった瞬間だったのか?
綺麗な飛行機 綺麗な妻 綺麗なものは一瞬をめいいっぱいに輝いて
目の前を消えていった。
そこの儚さのなかにある言葉で表現できないなにかに感動した気がする。見終わって謎の鳥肌がたった。宮崎駿が「今の世相をこれを大切にして今を大事にして精一杯生きなさい」と遺書のようなメッセージを我々に残してくれたような気がした
物語の節々 肝で登場する伯爵 登場のたびちょうど起承転結が見えやすくい位置におり、最後の言葉「君は生きろ!」
伯爵は見守る立場にいる監督自身の投射であったのだろうか?
矛盾をはらみながらも懸命に生きろ!残酷な世の中に挑戦しろ!
これは言い過ぎか
とりあえずこれを駿さんの投げたものから汲み取った
また見て感想が変わってきそうだ。
いい飛行機を作ろうとすればするほど、破滅へと向かっていく
愛を深めれば深めるほど破滅へと向かっていく
なにかがちがう
なにかがズレてる
風が吹く度に、運命が回る
時代、人物、絵、美しいのに儚い
新しい一面
確かに良かった。今までにないジブリ。安定の画の美しさ。そして主題歌がまたこんなにピッタリくるものかと。ストーリーも何故かわからないが泣ける。周囲の評価が高すぎたので個人評価としてはマイナス1で。
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