劇場公開日 2013年2月23日

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「ポールの車窓から」逃走車 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ポールの車窓から

2015年1月23日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

ポール・ウォーカー主演のカーアクション…と思って、自身出演の人気シリーズのような快作を期待したら、ちょっと違った。

仮釈放中のアメリカ人男性マイケルは、南アフリカ・ヨハネスブルグのアメリカ大使館に勤める別れた妻とヨリを戻す為、異国の地に降り立つ。手違いで別のレンタカーが手配され、仕方なく乗ると、車内には見知らぬ携帯と銃、そして拘束された女性が…!

話的には、よくある異国の地での巻き込まれ陰謀サスペンスに、カーアクションを少々味付けした趣向。
ユニークなのは、全編車載カメラによる映像である点。
なので、追い詰められた主人公のスリリングな逃走劇を、まるで隣に一緒に乗っているように体感出来る。
しかし、ずっと車載カメラからの映像なので、迫力のカーチェイスの醍醐味は薄く、肩透かし感も。

ツッコミ所も多々。
一番のツッコミ所は…さっさと車降りればいいじゃん!
でも本当に降りちゃったら話がそこで終わってしまうので、最後まで車を降りないというご都合主義…いやいや、律儀な主人公。
また、“最も危険な街”を舞台にしながら、これまた世界のどの街でもよくある警察の腐敗というのも新味ナシ。

さほどハードル上げず、B級アクションとして見ればそれなりに。
今は亡きポール・ウォーカーが全編出ずっぱりなので、彼のファンには堪らないかも。

近大