劇場公開日 2013年9月21日

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「「冷たい熱帯魚」を彷彿とさせる作品。 死刑囚が自分の刑を先のばしに...」凶悪 キッスィさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0「冷たい熱帯魚」を彷彿とさせる作品。 死刑囚が自分の刑を先のばしに...

2017年7月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「冷たい熱帯魚」を彷彿とさせる作品。

死刑囚が自分の刑を先のばしにするために、世間に知られていない事件を雑誌の編集者に告白する。

借金を抱えている、身寄りのない土地持ち、などを証拠残らないように殺していく。そんなことをしておいて、のうのうと暮らしている先生が許せなくて、陥れるためにと証言する。

その理由はあまり重要ではない。亡くなった人と闇に葬られた事件に対しての思いであり、それは編集者にとても共感する。

それにしても、ピエール瀧怖い。あの眼力は圧倒される。
リリーフランキーのゆるーくもあり凶悪さもある、あの演技はすごい。

そんな事件を取材しながらも自分の家庭を顧みないという、現実。その対比がすごい伝わる。大きな事件を追いかけるのがすごいのか、介護をまかせっきりにしておいてもいいのか、ちょっと考えさせられた。

キッスィ