ノスタルジック・クンフー 
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主演のブルース・リャンと脇のチェン・カンタイは、ブルース・リー亡き後の香港カンフー映画を70年代後半まで支えた2人です。
ブルース・リャンの華麗なる足技、チェン・カンタイのパワフルな手技、当然全盛期に比べれば衰えていますが、まともに当たればまだ人を倒せると思わせる力を維持しているのにビックリ!
最初に出てきた負け犬の若造が、かつての達人逹に鍛えられて格闘技の大会で優勝する話でも、敵の達人と最後に戦って勝つ話でもない、これはじじぃが主役の映画なんです(笑)
正直、中だるみを感じたが、劇中のセリフにある「歳をとればわかる」と思わせてくれる作品でした。
自分もじじぃになってもハイキックを出せる男でありたいですね。
パットする登場人物は居ないけど正しいクンフー映画でした。
これだけ‘パッ’としない登場人物だらけの映画は初めてみた。
主人公の若造は最後まで弱っちいし、‘燃えよジジィドラゴン’って言われているけど強的相手に都合良く勝てるわけでもないし。
至極真面目なクンフー精神をしっかりと教えてくれるんですけどね。
しかし、いい年齢の方達だと思うのですがキレのあるクンフー動きにはびっくりしますね。さすがにジャッキーみたいなアクロバティックなシーンはなかったけど…。
久々に純粋なクンフー映画を観れました!