セデック・バレ 第二部 虹の橋のレビュー・感想・評価

セデック・バレ 第二部 虹の橋

劇場公開日 2013年4月20日
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未来を生きる皆様へ

長い話ですよね。しかも邦人が、切り株にされるので、コケて当然。それでも観てほしい。事実と違うそうですが、初公開して久しい本作が、未だ劇場公開されるのも、事実です。感動する必要は、ありません。批判するのも、良いことです。反対意見が粛清される世界に、未来はありません。人は自分の正しさで、世界を割り切ろうとするもの。ただその尺度が、お隣さんと違う時、どうするべきでしょうか。隣人を無償で愛しなさいとは、言いません。それでも、正義と云う尺度で、隣人を断罪する時代に、終止符が打たれる未来が、望ましく思えてなりません。本作を首狩り族と、帝国主義者の蛮行と見るか、虹の橋の先に、希望を見るかは、未来を生きる皆様に、委ねるとしましょう。

機動戦士・チャングム
機動戦士・チャングムさん / 2016年6月21日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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胸が張り裂ける ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

臨場感溢れる作品で劇場で鑑賞しなかったことを後悔しました。

私は、セデック族と日本兵との激しい戦いよりも何よりも一番心に突き刺さったのは、セデック族の女性達が小さな子供を連れて、「男たちはどうしてこうなの」「この子達が可哀想」と歌いながら首をつり自決するシーンです。同じ女性として胸が張り裂けそうになりました。

死後の魂の存続を信じるセデック族の死の価値観は日本人である私とは違います。ただ、文化が異なっても女性達は戦争になると真っ先に自分が犠牲になることを知っています。自分の命よりも大切な子供を失うことを知っています。

台湾でも沖縄でも女性達が子を連れて自決した歴史があることを、私は一層忘れることができなくなりました。

ミカ
ミカさん / 2016年3月19日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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この歴史を忘れるな

日本統治下の台湾で起きた台湾先住民族セデック族による坑日運動“霧社事件”を描いた2部作からなる歴史大作。
第二部では、日本軍の反撃で次第に劣勢になり、戦いに参加したセデック族の悲しき末路を描く。

第二部はちょっと粗い点が目だった気がした。
第一部はドラマ的にメリハリあったが、第二部は戦いがメインとなり、少し間延び。
史実との相違も。日本軍の近代兵器の反撃でセデック族は瞬く間に劣勢、日本側の死者は兵22名、警官6名と記録されているらしいが、映画ではセデック族はまだまだ強さを誇り、日本側の死者もおびただしい。
安藤政信はセデック族に理解ある軍人なのだが、どうも立ち位置が中途半端。
日本軍に助力する(させられる?)セデック族が参戦、どっちがどっちだか混乱。
終盤、家族もろとも自決するセデック族、散々セデック族を敵視していたのに「大和魂を見た」と心境変化する日本軍司令官など、それらの描写をもっと深く描いて欲しかった。

でも、決してつまらなかった酷評レビューではない。
見応えは言うまでもなく、映画の大部分を占める戦いのシーンはさながら「ランボー」+「プライベート・ライアン」のような迫力。

多くの者が死んだ。
多くの血が流された。
許されない罪があった。
正当化されない残虐な行いがあった。
繰り返してはいけない過去。歴史。
この哀しみの中から、学ぶべき事、語るべき事、忘れてはならない事はある。

総4時間半の長尺。
見る時は是非一気見で!

近大
近大さん / 2015年5月13日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  悲しい 興奮
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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実際は凄惨な弾圧戦だったと思われるので多少ファンタジーを入れないと観てられないのだろう

映画ではそれなりの善戦に描かれてたが鎮圧線での日本側の犠牲者は30名弱(日本側の記録)なので,実際は凄惨な弾圧戦だったのだろう.化学兵器やら対立部族による首刈り容認までしたのだからねぇ.

ykono
ykonoさん / 2015年2月2日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  泣ける 悲しい 興奮
  • 鑑賞方法:映画館
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最後にそれはないだろう ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

 日本の統治に対して蜂起し、霧社から日本人を消し去ったセデック族。しかし、近代武装した日本軍が本格的に掃討戦を始めれば、地の利を活かしたゲリラ戦で相手を苦しめることはできても、最終的には山中に追い詰められていく。戦いの中で命を落とすだけでなく、自決をはかる者たちも出てくる。
 そんななか、日本の高等教育を受けて文明の価値も理解し、天皇の赤子として近代国家の建設に力を注ぐことに喜びを感じていた兄弟は悩む。出身部族は今や滅亡の運命が明らかである。彼らには自らの努力でつかんだ日本社会での地位がある。しかし、この出自を背負ったままでは、同じ天皇の赤子であるはずの日本人から侮蔑を受け続ける。生き続けるにしても、死ぬにしても、一体自分たちは何を誇りにすればよいのか。逡巡しながらも、そうした一切の呪縛から自由になることを願って命を絶つ彼らこそ、この事件での最大の被害者であり、恩讐を乗り越えた場所に最初に到達した人間なのではなかろうか。この長い作品の中で、最も切なく、近代化の悲劇を象徴している。
 セデック族の戦士が残すところわずかに数名というところで、頭目のモーナが、「戦いたい者戦え。投降したければ投稿しろ。自分は日本軍に捕まるわけにはいかないから山奥に消える。」というようなことを言う。
 ここにきて、この英雄がどうしてこのように落とされなければならないのか。一部族のほとんどが死に絶えたことへの責任の取り方がこれでよいのだろうか。最後まで戦って、誇りと掟を守り抜くことが蜂起の目的だったはずではなかったのか。私が、頭目の共にこの瞬間まで生き残った者ならそのように思っただろう。この頭目は最後の最後で、ここまで自分についてきた者たちを、先ほどの兄弟と同じ苦しみの境地に叩き落とすのである。
 観客を圧倒するカメラワークと、頭目モーナの人物としての魅力につき従ってきたこの長い物語の果ての、この彼の言動への理解が出来なかった。

よしただ
よしたださん / 2014年11月1日 / PCから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:映画館
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'真の人'たれ。

台湾と日本。
現在の関係に至るまでに歩んできた歴史、前作「海角七号」に続き、監督は提示してくれている。より大きなスケールで、より多くの熱量で。

国と国の関係も、個人と個人の関係も、決して良い面ばかりではない。
その選択した行動も、善とか悪とか、一刀両断できるものではない。

簡単に答えに辿り着こうとせず、また、一方だけを断罪せず。
観る者が、じっくりと咀嚼していくこと。

そして、各々の記憶に留まり、語り継がれていく物語。

ああ、小生は虹の橋渡れるだろうか?

Nori
Noriさん / 2014年8月4日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  興奮 幸せ
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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監督が着地点を見失ったバカ映画 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

セデック族が蜂起するまでを詳細に描いた第一部に対して、ファンタジー映画か!?と思うほどの第二部のトーンの変わりっぷりにビックリ!

ゲリラ戦のプロの如く日本軍を圧倒するセデック族。
日本兵をマシンガンで薙ぎ倒していく少年ランボー。
なのに、追い詰められて自決するセデック族という矛盾。

事実は、日本兵22人・警官6人しか殺られてないのに、劇中ではその何倍も殺してるから追い詰められるセデック族の描写が矛盾してんだよ(笑)

あげくには最後に日本軍将校に「我々大和民族が100年前に失った武士道の精神を見たのだろうか!?」と陳腐なセリフを吐かせる始末。
事実は、日本軍の圧倒的武力で簡単に鎮圧され倫理的教育を施されただけなのに(笑)
女子供を虐殺しといてどこが武士道だよ...

監督が、何が善で何が悪かわからなくなってしまった。と言う通り、今の時代から見たら明らかに倫理観の欠片も無い蛮族を英雄に描きつつ、日本軍も殊更悪くは描かないという、台湾と日本双方に配慮しすぎて、着地点を見失ってしまったとしか思えないバカ映画。

事実は、巡査殴打事件から自分の地位を奪われる事を恐れたモーナ・ルダオがテロを画策して、都合悪くなると自分だけ逃げた卑怯ものだから、監督が霧社事件を調べるうちに善悪わからなくなったのも仕方ないか(笑)

たぁ〜ちぃん
たぁ〜ちぃんさん / 2014年6月15日 / フィーチャーフォンから投稿
  • 評価: 0.5
  • 印象:  笑える
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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台湾セデック第2部

超武闘派部族の抗日戦第2部。逃げずに戦うあるいは自決。女、子供も自決。不屈の精神とかではなくては、圧倒的な部族としてのプライドが一切の屈辱を許さないし、先祖が虹の橋の向こうで待ってるという伝承が足を止めさせない、容赦無く前に進み続ける感じ。第1部の設定説明的な部分がなくなって、自決、戦いを繰り返す感じはかなり楽しめる。この楽しめるというのが、ミソで、永遠の0だろうとなんだろうと、大戦ものの日本映画は殆ど見ていられないのは、テーマのかったるさではなくて、単に活劇として成立していないからで、4時間それなりに見せるのはやはりそれなりなのだ。

ssspkk
ssspkkさん / 2014年5月26日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  楽しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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知らなかったでは済まされない歴史的事件

自分の無知を晒してしまうようだが、この作品の元になっている霧社事件については、この作品を観るまで全く知らなかった。
(台湾の歴史については、日本統治時代が終わって、中国本土から渡って来た人々外省人と元々台湾で暮らしてきた人々内省人の対立をホウ・シャオシェン監督作品で見てきたつもりだったが、それ以前の時代、それも少数民族の歴史となると…。)
自分が生まれ育った国が過去に何をしてきたのか、これを知らなかったでは済まされない。台湾国内でも製作にあたってはプリ・プロダクションの時から多くの困難があっただろうことは想像に難くない。日本人の描き方についても、一方的に悪役として描くのではなくとてもフェアに描かれていて、例えば、『鬼が来た』を観たときのように非常に居心地の悪い思いをせずに済む。
知らなかった歴史的事実を教えられたという意味でも、日本人の描かれ方についても、この作品が作られたこと自体、非常に有難い作品であることは確かである。
しかし、この作品を絶賛することが出来ないのは、戦って死ぬことを良しとするセデック族の精神性に共感出来ないからで、彼等の姿は、どうしても負けると分かっている戦争に突き進んでいったこの国の姿に重なる。
特に、まだまだ大人に守られる存在である少年までが戦う姿には心が痛むし、あってはならないことだと思う。

arakazu
arakazuさん / 2014年3月24日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  悲しい 怖い 難しい
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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アクションシーンが

第一部から続けて鑑賞。一部には劣るという印象。内容的にこうなるのは仕方ないのですが、やはり大半を占めるアクションシーンが似たような絵ばかりに見えるのが痛い。

一部と二部平均して3.5って感じですかね

えら
えらさん / 2014年3月10日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  悲しい 興奮
  • 鑑賞方法:-
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戦争のリアルって、こういう事でしょ?

1930年、日本軍統治下の台湾で起きた霧社事件の話(後編)。大半が戦闘シーンと自決シーンという、とてつもない内容!息をする暇がない!
ただこの映画の凄いところは、“死”ではなく、“生き様”がしっかりと描かれている点。
これは歴史的な傑作だと思う。

サケビオース
サケビオースさん / 2014年2月10日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  悲しい 怖い
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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心を揺さぶる、驚きの作品。 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

軽い気持ちで、見に行った映画だったけれど、あっという間に、映画の中に引きずり込まれてしまった。日本人として、複雑な気持ちになる内容ではあったが、この映画は、理屈抜きの凄さがあり、人の心に何か突き刺さる何かがある。アメリカインディアンの戦いをも彷彿させる。映画の中に出てくる自然、歌の美しさ、とにかく、飽きさせる部分が一部、二部ともない。緊張感を持ちながらの映画鑑賞は、久しぶり、だった。

yoshi123
yoshi123さん / 2013年6月1日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  楽しい 興奮
  • 鑑賞方法:映画館
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不謹慎なほど面白い ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

 前編がそれまで抑圧されていた人々の武装蜂起のカタルシス溢れる展開だったので、後編は敗残兵として山に追われ、一人二人仲間が殺され……といったような鬱々とした話ではないだろうかと予想して見に行ったら全く違っていた。鎮圧しようとする日本軍を互角かそれ以上に一歩も引いていなかった。決死の覚悟で『ワイルドバンチ』『硫黄島からの手紙』のような徹底抗戦だった。

 それに対して日本軍も他の部族を引き込んで戦わせ、毒ガス攻撃までするなど、ひじょうにえげつない。モーナたちを応援したい気持ちと、日本軍に頑張ってほしい気持ちで引き裂かれるような気持ちで見た。命と命がぶつかり合い、奪い合う激しさがとんでもないテンションで描かれていて腰が抜けそうだった。

 民族として生き残る事が重要なのか、誇りを失わないために命を投げ出すことが大事なのか、どっちも大事にできる方法は果たしてなかったのだろうか。か弱き者たちが命を失う場面はとにかくつらい。

 エンターテイメント性が非常に高く、不謹慎なほど面白かった!

古泉智浩
古泉智浩さん / 2013年5月28日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  泣ける 悲しい 興奮
  • 鑑賞方法:映画館
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こっちは戦闘編

 二部は、ずーと戦闘シーンです。ゲリラ戦。たくさんの人が死に、段々と仲間が減っていきますが、彼らは悲しみを抑えつつ勇敢に戦う。虹の向こうへ死ねば行ける、と考えているから。虹の向こうは先祖が暮らしている平和な土地、そこでみんな幸せに暮らしている。浄土思想に近いものです。敵の首を狩らないと浄土に行けないのが、ネックポイントでしょう。これがもし敵の首を狩らなくても浄土に行けたのなら、反乱自体なかったのではないでしょうか。
 敵を打ち取れば大人になれる、大人になれば虹の向こうに行ける。だから敵を倒したことがない子供は大人にしなければならない。子供は敵を倒さないといけない。この敵が、かつては敵族だったのですが、日本統治以後は日本人になった。
 史実によれば、戦闘による日本側の戦死者は味方蕃を含めて五十人ほど。脚色されているのか、それとも史実が違うのか、ずいぶんと日本の戦死者が多い描写でした。映画だしエンターテイメント性を計ったのでしょうか?

 物語の中で、やはり注目すべきは蕃族でありながら日本の警官になった、花岡一郎と花岡二郎。反乱成功後、責任感か、罪悪感か、自害してしまいます。

 刃向っても勝てないことをしりつつ刃向うのは、先祖、祖国に報いる為、今この生を散らしてでも一矢報いるべきという武士道に通じます。さっぱりして、すがすがしい。日本人なら好きな考え方。

いずる
いずるさん / 2013年5月22日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  悲しい 興奮
  • 鑑賞方法:映画館
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まだまだ上映中、これからの地域ではぜひ!

日本人の圧政に抵抗して、反撃した台湾原住民たちがどうなったか…。
本作の2部では、それが描かれている。

主人公をはじめ、ほとんどのキャストが素人を起用したという。
その彼らが実にすばらしい。

この映画、2013年日本で公開されるすべての映画の中のベスト1としていいんじゃないか。

トコマトマト
トコマトマトさん / 2013年5月14日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  泣ける 興奮 難しい
  • 鑑賞方法:映画館
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