「ビンラディン討伐へ 10年越しの執念」ゼロ・ダーク・サーティ everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
ビンラディン討伐へ 10年越しの執念
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恐らく得られた事実・証言を、可能な限り描いた作品なんだと思います。
1人の女性の執念が、ビンラディン特定を成功させたように脚色されています。本当に1人だけだったのかどうかは分かりませんが、CIA内や政治家の温度差から来る苦労を感じました。
拷問シーンは結構エグいです。でも駒をひとつひとつ進めなければ、辿り着かなかったのかも知れません。
襲撃時、ビンラディン宅へ近寄る近隣住民に対し、英語の警告の方が効果的だったのが、実際の国民感情を表しているようでした。
最後の涙は…解放と安堵の混じった虚無感でしょうか。執念の復讐の先に目的地はないようでした。その証拠に、テロ集団ひとつを追い込んでも後釜は絶える事なく、今ではISなる組織に苦しめられています。
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