桜並木の満開の下に

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桜並木の満開の下に

解説

臼田あさ美、三浦貴大、高橋洋の主演で、東日本大震災後の茨城県日立市を舞台に男女の許されざる恋を描いたドラマ。震災後の日立市のプレス工場で働く栞は、同僚で夫の研次と幸福な日々を送っていたが、作業中の不慮の事故で研次が他界。事故を起こした新人の工を恨むが、献身的に許しを請う工の姿勢に心が揺らぐ。やがて事故の原因が工になかったことを知った栞は、次第に工を受け入れるようになるが……。監督は、ベルリン国際映画祭で上映されたドキュメンタリー作品「フタバから遠く離れて」や、オダギリジョー主演作「ビッグ・リバー」などを手がけてきた舩橋淳。

2012年製作/119分/G/日本
配給:東京テアトル、オフィス北野
劇場公開日:2013年4月13日

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(C)2012「桜並木の満開の下に」製作委員会

映画レビュー

3.52019年12月7日 #桜並木の満開の下に 鑑賞 町の製鉄工場に勤...

2020年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2019年12月7日

#桜並木の満開の下に 鑑賞

町の製鉄工場に勤める若い夫婦。工場で事故が起こり夫が命を落とす。事故の原因は夫が可愛がってた後輩。会社にとっては重要な人材なので後輩は働き続けることに。妻は最初は後輩を許せないがやがて恋に落ちる。
ラストの終わり方がモヤモヤした。
#臼田あさ美 いいね!
#三浦貴大
#臼田あさ美#三浦貴大

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とし

1.0高校生の映研で作った作品かと思った。

2013年4月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

お金をとって見せるプロの映画とはとても思えない。せっかくの役者が可哀想だ。
脚本も場面展開も稚拙。
プロのための映画の勉強を舐めているのかと、腹立たしかったし、よほど途中で出て来ようかと思ったが、郷里を舞台にした映画だったのでなんとか踏みとどまった。
一箇所だけ、位置関係のおかしな場面があった。日立市を舞台にしていながら、最寄りの駅が日立市以外。
ま、明確に日立と言っていないのだから、許されるのだろうけれど、地元の人間がみると、すごく違和感がある。

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quality

5.0見る人を選ぶが、相性が合えば、なかなか見られない種類の、いい日本映画

2013年4月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

臼田あさ美の演じる、不慮の事故で夫を失った女。
その女の迷う姿を見守る映画。
三浦貴大の演じる、女の夫を死なせてしまった男。
女の目に映る男の姿と、その姿を前に、いくつもの思いが胸の中で混ざり合い、自分がどう思えばいいのか迷い続ける女の姿を、客は見守り続ける。

面白い話が見たい人向けの映画ではない。
楽しい出来事が起こるわけではない。
風変わりな人物が出てくるわけでもないし、見ている側に新しい人間観や人生観に触れさせてくれるような話でもなかった。
それでも、映画が終わるまでの間、女と女の目に映る人々の姿を見つめながら、まったく退屈することなく、静かに充実した時間を過ごせた。

大切な人が、大切なことをゆっくり自分のペースで話してくれているのを聞いているような、そんな夜に感じているような、静かな充実。
そういうものを何よりも大事なものに、うれしいものに感じる人にとって、この映画は素敵な時間を過ごさせてくれる映画になるだろうと思う。

ただ、話はそれほどよくできていない。
自分は映画を見ているとひたすら受身になってしまうので、キャラクターがどんな行動をとっていても、それを見詰めながら、そう思うならそうなんだろうと特にひっかかる事はないのだけれど、人によっては、女とその目に映る男を、自分本位な子供じみた連中だと興ざめしてしまうのかもしれない。
けれど、相手が自分本位だったり子供じみているからといって興味を持てないような人は、そもそもこの映画の客ではないのだと思う。
自分本位だとか、子供じみているだとか、乱暴だとか、軽薄だとか、なんでもいいけれど、そういう人に貼り付けることのできるレッテルがどのようなものであるかということの前に、その人が自分にとって魅力的であったりしてしまうものだろう。
そして、臼田あさ美の演じる女も、三浦貴大の演じた男も、それぞれに、同情を通り越して愛おしく思えるような、そんな人物だった。
そして、そんなふうに人物たちを見守れる間合いを持った映画だった。

台詞や話の展開の節々に、なんだかなぁと思う部分は多々あったし、シーンの繋がれ方にぎこちないものを感じるところもいくつもあった。
それでも、人物たちの感情を茶化すこともなく、人物たちの感情が見えないまま出来事が進んでとっちらかることもなく、客が人物たちの姿を見守り続けるなかで、出来事ではなく、出来事の中のそれぞれの感情に触れ続けられる映画になっていた。

出来事や人の行動が話を展開させていくのではなく、人がその場その場に振る舞うなかで、何かを感じている、その感じている何かが、話を進めていくような時間の流れ方。
その意味では、アウトレイジより前の北野武映画に似たような感触だったのかもしれない。
物語の中心が、本作では刹那的な感情にあったので、北野映画とは見終わって残る感触はまったく違っている。
けれど、キャラクターの言っていることよりも、キャラクターが言葉にできないものの感触を探りながら、言葉にできないものを飲み込んでその場が過ぎ去っていくのを見守っているような、スクリーンを見ている客の気分や心理状態というものは、似た部分があったように思う。
オフィス北野が製作だということも、意外には思わなかった。
その意味でも、見る人を選ぶが、相性が合えば、なかなか見られない種類のいい日本映画だったと思う。

脚本を憎んで役者を憎まず。
そんなスタンスで見ることができるなら、この映画は、少し特別な時間を与えてくれる映画になるだろうと思う。
心静かに誰かの姿を見守りながら、だんだんその人を素敵だなと思える、そんな時間を過ごさせてくれる映画だった。

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kimiedori
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