「製作者から見た時のとどまる恐怖」刺さった男 アンダーソンくんさんの映画レビュー(感想・評価)
製作者から見た時のとどまる恐怖
主人公だけが動かない映画ならたくさんある気がする。
主人公の周りが動かない映画だってたくさんある。
しかしこの映画は主人公はおろか、周りの状況すらも動かない。
舞台は一つだけ。
その舞台に立っている人間たちの頭の中で様々なことが交差しながら
繰り返されていく。
一種の思考実験のような側面を持った映画なのかなぁと思いました。
頭の中を整理しながらとはよくいうけれど、動きがない分、そしてせりふ回しが面白い分、
目に集中していたら面白さが半減するような映画かなぁ。
アトラクション的映画が増えていく中で
こんな映画が出てくるのがうれしいなと思いました。
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