真夏の方程式のレビュー・感想・評価
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「ガリレオ」シリーズでは出色の出来
2022年9月にシリーズ最新作「沈黙のパレード」が劇場公開を控えているが、現時点では「ガリレオ」シリーズで、この劇場版第2作「真夏の方程式」が最も完成度の高い作品と個人的には感じている。
東野圭吾氏の原作で、福山雅治が天才物理学者・湯川学を演じる人気シリーズ。湯川の口癖は、「実に面白い」。子ども嫌いで有名だが、今作では10歳の少年・恭平と海辺の町で夏を過ごすことになり、事件に巻き込まれていく姿を描く。この恭平との触れ合いが、今までのシリーズでは見たことのない表情を垣間見ることができる。
また、レギュラー陣ともいえる吉高由里子や北村一輝も観る者の目を楽しませてくれるが、今作では杏の芝居が素晴らしいことも特筆しておく。
それなり
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福山が宿泊した旅館で別の客が殺され、福山が謎を解く。
旅館の娘・杏が実は父の子でない事を知った奴が母をユスリに来て、
10歳だった杏がそいつを殺し、全ては母との秘密としていた。
事件は杏の本当の父が自首して刑期に服し、過去の話になっていた。
その時に逮捕した刑事が定年後に事情を聴きに来たため殺された。
殺したのは杏の育ての父親で、実は全てを知っていたのだった。
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まあまあ面白かったが、育ての父親は普通殺さないよね?
明らかに捜査で来てないし、殺したら逆に目立って調べられるやん。
何で映画の殺人事件の犯人っていつもこんなに動機が弱いのか?
切ない話ではあるが、容疑者Xの献身の方が好きだったかも
恭平がかわいそうすぎる
容疑者Xの献身と似たパターンであり、セカンドシーズン未視聴なので、刑事役にも愛着なく、主題歌もないため容疑者Xの献身の方が面白く感じてしまった
あれ? 結局開発はどうなった?
圭吾の方程式 : 東野圭吾=切ない x 期待を裏切らない
相変わらずの結末…。
ドラマの時の脳天気さは何処かに行って映画になると東野圭吾らしい切ない物語に…
でも面白かった。役者もみんな良かった。
切ないながらにも最後の終わりかたも良かった。
それにしても杏の様な日本人離れしたスタイルで、尚且つ顔も似た女の子を良く見つけてきたね。
TVドラマは全く観ていなかったが、この作品単品でも楽しめた。 凶悪...
TVドラマは全く観ていなかったが、この作品単品でも楽しめた。
凶悪な犯罪者は登場せず、犯人に対しても同情してしまうという展開は前作と同様。
ヒューマンドラマとしても楽しめた。
泣きました!
泣いたあ。
親たちがなるみちゃんを大切に思っていて、絶対に守りたい。という強い意志に感動。歯車がちょっとずれちゃっただけでこんなにみんな罪を抱えることになるなんて恐ろしい。
でもキョウヘイ君を殺人に加担させるのは本当に違くな〜い!?!!?!気づいたときゾッとした。ちょっと察したキョウヘイくんが「はかせぇ…」って震えた声で走り回っているところでしんどくてしんどくてしゃーない( ; ; )下手したら一生残る傷をつくりやがって。許しません
映画では尺が足りなかった感
容疑者Xの献身に続いて鑑賞。こっちは確実に初見だったので真っ更な状態で楽しめました。
もうこの三作目(僕個人が沈黙のパレードから数えて)を観て気づいちゃったのですが、ガリレオ映画って種明かしとかそっちはオマケで、そんな事に至ってしまった人達の生々しいストーリーがメインなんですよね。だから単純にタネだけにスポットライトを当ててしまうと、「旅館の人達猟奇的過ぎだろ笑」なんて感想になってしまう。
なので、本作はどういう話なのかと言うと、”恭平と湯川の成長物語”なのだ。子供嫌いだった湯川が恭平と触れ合い、ある意味難解な問題よりも難解とも言える子供に分かりやすく教えるという過程を通して、新たなる喜びを得たのではないだろうか?これがゆくゆくは沈黙のパレードのあのシーンにも繋がっているのだと思うとニヤつかされます。
タイトルや湯川と子供という組み合わせからどこか夏休みのひととき、のような雰囲気も醸し出していますが、それに負けじとシンプルに何か大冒険をしたような後味を楽しめるのもまた本作の良さです。子供が見るのと大人が見るのとでは感想が変わりそうですね。
さてさて、そんな感じで三作目にして私もようやくガリレオ映画の方程式に気づけたわけなのですが、まあそれは置いとくとして、シンプルに感想を述べるとなると、やはり今作も普通だった。。。。んん~やっぱりドラマの映画版ですからドラマを観た上での上澄みが無いと100%楽しめないんですかね。
まずストーリーなんですが、昔東京で住んでいた家族がとあるホステスの殺害事件をキッカケに田舎の港町まで引っ越して、それから十数年の時が経った頃、その時に捜査をしていた刑事が訪ねてきて殺しちゃったという具合です。
で、どうしても納得が行かないのが杏のクソ野郎です。コイツがホステスを殺しちゃったせいで田舎に引っ越す羽目になりしかも種違いだしで色々メチャクチャになってるのに、湯川が『恭平をミマモッテテクレ』なんて言い残して恐らくお咎め無し。本作は劇場三作の中でも唯一真実が伏せられたまま終わります。
環境問題海を守るぅ!とか言ってた女が実は人を殺害していたというのは驚きの要素としては満点なんですが、実はそれも大昔の話で今回旅館で殺された刑事さんは親父さんが殺してるんですよね。因みに意外と奥さんは加担しただけ。なので旅館の事件では杏は蚊帳の外なんです。でも、大元を辿っていくと東京に居た頃にホステスを殺していたのは杏で、更に杏は今一緒に住んでいる父親の子では無く表向きに捕まっていた犯人の子供だった。
とまあ文章にしても分かる通り、明らかに二時間で収まる内容じゃないんですよね(笑)。最低限前後編で東京編と玻璃ヶ浦編が必要なくらいのボリュームです。そもそも東京編だけで全然行けますねこれは。
一方で、謎や事件だけに焦点を当てるからそんな見方になっちゃうんですが、本作の肝は湯川と恭平の関わり合いです。謎を解き明かす際にも同行しますし、なにより今回の旅館事件は事実上恭平の手によって刑事さんが殺害されています。
すると面白い構図が見えてきて、十数年前にホステスを殺しちゃってそれを隠蔽して玻璃ヶ浦に逃げてきた杏と、東京からやってきてそこで新たな殺人に加担してしまい、最後にその真実に気づいてしまった恭平。
本作で本当の殺人者たちは二人共自由の身で、代わりに別の人間が罪を被っているのです。旅館事件においてはそもそも恭平に手伝わせてる時点でクズ過ぎるんですが、旅館の夫婦は二人共身体が悪そうでしたので恭平に頼ってしまったのも仕方ないのかもしれません。
子供の犯してしまった罪。それを隠して玻璃ヶ浦に逃げてきたが、再びそれを向き合うのを拒絶した家族は、刑事を殺してしまった。そして、その罪の上塗りの”ツケ”を恭平が払ってしまったという事なのでしょうね。
しかし、そうなると尚更旅館事件では蚊帳の外で無神経にシュノーケリングしてる杏に殺意が湧いてしまう(笑)。そもそもホステスを殺すような狂気の女には見えませんし、全くもって田舎の純粋そうな女性という感じでした。もうちょっと、ミスリードのような形で杏の狂気を見せるべきだったかも。
でもこれもまあ十数年の時が経っているのですから風化して当然ですし、そもそも杏がちょっと変な奴だったら全くジャンルが変わってしまうか。んん~だからこそ二時間では足りないんだよなあ明らかに。
長々とここまで述べてきましたが、アレもコレも正直二時間映画の尺には足りなかった感が否めません。物語の構造としては東京時代から続く親子の逃避行ですごいポテンシャルを秘めてるんですが、まあ半分は湯川を楽しむ映画なんでこれが娯楽映画としての満点なんですかね。
あと、吉高由里子が絵に描いたような『湯川せんせぇ~』みたいな演技させられててちょっと可哀想だったな。もうちょっと役に立ってるところを見たかった。
2022 165本目
沈黙のパレード観るか迷ってるが
その前に久しぶりに鑑賞。
杏がセクシーだったくらいしか印象ありません笑
これを観る前にTVSPやったのでみましたが盛り上がりにかけて消化不良。今作も終始盛り上がりに欠けました。
吉高や北村なとわ脇のキャストももっと登場してほしかった。
福山は変わらず若い笑
真相を探らせまいとする無理
福山雅治扮する物理学者湯川学教授はアドバイザーとして海底資源開発の説明会に出席した。会場では杏扮する反対派川畑成実が積極的に発言していた。そんな時海辺で死体が見つかった。吉高由里子扮する岸谷美砂刑事が捜査にあたった。
福山雅治と吉高由里子の軽妙な会話が面白いね。複雑な過去と、真相を探らせまいとする無理惨状を招いたと言う事かな。愛する人を守り抜く事はえてして危ない橋を渡る場合もあるからね。
何回見ても、真夏の青春を感じる。
沈黙のパレード。を見て、久しぶりに観たくなって、鑑賞。
何回見ても、博士と子供のやりとりが真夏の空の青春を感じる。そして、友情に似たものが芽生えるのも良い。
そして、杏さん。色々素敵です♪
秘密を隠すもの、秘密を知るもの、知っていることを隠すもの、巻き込まれたもの、
複雑な要素が方程式に組み込まれている。まさに、全てを知って、己に問いかけるがごとく。
この作品も実に面白い。
夏休みの科学実験
ガリレオ新作の予習2。
前作の「容疑者Xの献身」と比べれば、そりゃ色々と納得いかない部分があるし、面白みにも欠ける。けど、単体作品として見れば上出来だし、やっぱり面白い。ガリレオというシリーズが長年に渡って愛される理由がわかる。
ドラマ版ガリレオは、吉高ガリレオしか見ていなかったため、正直柴咲ガリレオより馴染みがあってか好き。この不器用で頼りないけど、助けたくなる感じは柴咲コウよりも吉高由里子の方があるかと。湯川先生とも息の根が合っている気がするし。
子どもが苦手な湯川先生が子どもと関わりを持ち、様々な科学を教えるのは、見ているこっちも楽しいし微笑ましい。やはり、ストーリー展開はお見事で非常に楽しめました。前作のベストアクターは堤真一でしたが、本作は風吹ジュン。どの作品でもいい味を出す、大好きな女優のひとりです。女将が似合うこと似合うこと。
トリックも良くて、相も変わらず見応えのあるものではあるのだけど、あまり湯川先生に関係しなくないか?物理じゃなくないか?と感じてしまった。前作に比べるとやはり弱いし、レベルが低いかな。海を見せるシーンや終わりはとても良かったんだけどね。
10年近く前ということもあってか、海があまり美しく見えないのも気になったし、冒頭もあまり引き込まれない。少々納得のいかない部分はあるのだけど、やっぱりガリレオというシリーズは安定して面白く、身を委ねられる。あと、この頃の福山雅治が一番カッコイイ。とても40代とは思えない。もう50代っていうのも信じらんないくらい、今なお綺麗で演技力と歌唱力がずば抜けた天才です。(ベタ褒め)
大切な人を思う、愛。
前作と違って、はっきり犯人はわからないけど。
徐々にクールに、真相を突き止めていく湯川に成長を感じる。
今作も他の共演陣を揃えてるのが、いい仕事。
散りばめられた話が、カチッとはまっていった先。
そこにあるのは
「大切な人を思う愛」。
それを守ろうする人たちの、一途な思いが深い。泣けるくらい。
サンペンスというよりは、人情物の要素が強いかも。
原作と比べるのは、野暮のような。ボリューム的に。
実に、面白かった!。
秀作だが「ガリレオ」っぽさが薄い…
近々公開される「沈黙のパレード」の前に予習として「#真夏の方程式」をAmazonプライムで見る。こういう時に配信は有難いなあ。
TVシリーズもかなり面白かったが、劇場版第一作の「容疑者Xの献身」はその結末には本当に驚かされた。衝撃を受けたと言っても過言ではない。
さて、この「真夏の方程式」は柴咲コウがいない事が分かっていたとは言え、かなり痛い。吉高由里子も悪くはないのだが、やはり柴咲のイメージが強すぎるせいか、それが最後まで覆せない。
そして、ストーリーがあまりに暗すぎる。
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